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神殺しの龍拳  作者: キト
ワールドトレードポイント編
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16/25

16話

劇堂が少しよろめくが、動じない


「効かない....!!」


りんなが魔法を放つ

大量の閃光弾が劇堂の周囲を包囲する

りんなの魔法をいとも簡単に素手で相殺する

劇堂が赤色の閃光を放つと

建物ごと飛ばされる

傷口が広がる


「ううぅ......!!!」


必死にこらえ、体勢を整えようとする

劇堂が一瞬で目の前に現れる


「かしこまれぇぇぇぇ!!!!!」










こんなところで死ねはしない







傷口からは血が止まらない








魔力も残りわずか







相手は神話の時代の大魔族








だが








忘れてはいけない










りんなと言う少女は















《《逆境でこそ強い人間》》だということを













瓦礫が宙を舞い


夕日が沈み


闇が闇を喰らう






暗氷絶海












《《固有魔法》》[死の柱(ブライ二クル)]










私が背負う

守護者の想いを

飯井潟カルタの恨みを!!





りんなの周りから冷気がふわりと降下

冷気は地面を伝い

周囲を凍らしてゆく




劇堂はそれに気づく間もなく

肉体は氷に浸食され

体は無機質な氷へと()ってゆく


それは


正真正銘の

決着であった。






半神半魔の大魔族[劇堂]は[犬野凛奈]によって討ち果たされた。


++++++++++++++++++++


知らない天井

恐らくどこかの病院だろう...

助けてもらえたのか...よかった



「りんなぁ!!!」


「りんなぁぁぁ!!!!!」


パチクリと目を開けるとこむぎがりんなの胸にかをうずめて叫んでいる

いや死んでねえし?!


りんなが言う

「あえ...?こむぎちゃん?」


こむぎが絶叫する

「ぎゃあああ!!!しゃべったあああああ?!?!」


なに驚いてんねん


翔が服の袖で涙を拭きながら言う

「ごめんなさい...私かこむぎが残ってたら...ごめんなさい...」


りんなが言う

「自分を責めないで...♡ほらっ!!なんかいってやれこむぎちゃん♡」


こむぎが言う

「タラコパスタガタベタイデス」


見ろ!!この緊張感のなさ!!


りんなが立とうとする

「よいしょっ」


翔が叫ぶ

「ぴぎゃああ?!?!傷口まだふさがってないからたったらだめぇ!!」


りんなが自分の頭をなでながら言う

「あぁ...ごめんごめん♡でも私もパスタ食べたい♡」


翔がホッと安心しながらも呆れている

「買ってくるからぁ...じっとしてて....」


こむぎが言う

「じゃあステーキカスト行こうか!!」


翔が目を飛び出しそうになりながら言う

「いやなんで??

お持ち帰りできるの?っていうかパスタあるの??」


こむぎが言う

「りんな大丈夫?本当に心配したからね.....」


りんなが言う

「いやぁ...戦闘の度にひやひやするよねぇ.....」






翔が声を低くして話し出す

恐らく何か重要なことなんだろう


「りんな。落ち着いて聞いて。」


りんなが眉間に力を入れて聞く


「なに。」


翔が言う






「東国は大領帝国と合併しました。」






「は.....?」






「待って待って。なんで?」





翔が言う

「そもそも東国はギリギリ状態だったのはわかってるよね?」


りんなが言う

「....うん♡」


翔が言う

「簡単に言うと戦争が長期化して国家改正派っていうのが陰で実は居たの。で、今回平和の守護者の騒動で保守派の人たちが大量に死んで、それに乗じて三鷹っていう指導者が国会にて『改正を開始する』って大々的に宣言。三鷹はその場で射殺されたけど、暴徒化した改正派市民の勢いは収まらず、そのまま目論見どうり大領帝国と合併。」


りんなが言う

「それで...つまりここは...♡」


こむぎが言う

「大領帝国だよ。」





「....そうなんだ...」


「これからどうするの....♡?」


翔が言う

「わからない...どうしよう...」


りんなが言う

「ぎ...銀行は」


翔が言う

「ん?何か言った?」


りんなが言う

「何も言ってません♡」


翔が言う

「はぁ...国のために尽くした結果がこれって........何のために....」


こむぎが言う

「私お金持ってるよ」


「え...?」


パカッ


こむぎが財布を開くとなんと1万コイン札が30枚ほど入っていた(日本円で30万円分程)





ええええええええええええええええええええ


なんで????


なんで????


こむぎが言う

「私いつも銀行にお金入れるの忘れちゃうんだよねー...」


翔が言う

「これで最低一か月以上生きれる.....本当に....ありがとう......」

りんなが言う


「こむぎちゃんの忘れんぼさんがここで活かされるとは.....♡」


病室のドアが勢いよく開く


???が言う

「おい!!ゆうか!!大丈夫かぁ!!」


りんなが言う

「え....?」


パロマが言う

「え....?」


しばらく沈黙が続く


パロマが言う

「びょ....病室間違えました......」


病室のドアをゆっくり閉める


こむぎがドアを張り倒す


パロマが叫ぶ

「ぴぎゃあああああ!?!?!?!」


こむぎが言う

「いや流石に無理やで??」


パロマが手を上にあげながら言う

「ちょっと待ってや!!それは違うやん!!

ちょっとだけやから!!先っちょだけしか入って無いから!!(?)」


ゆうかが廊下から話しかける

「またドア壊してるの.....」


こむぎが言う

「またじゃないから...」


りんなが驚きながら言う

「いやいやいや...これはどういう状況...??」


翔が言う

「実は...私たちは...今日から大領帝国特殊部隊員だいりょうていこくとくしゅぶたいいんなんだ....」


りんなが言う

「いやいやいや!!さっきの会話は何だったの!?!」


翔が言う

「コント...っすねぇ....」


りんながあきれるように言う

「ええぇ......」


こむぎが言う

「りんなも入る?」


りんなが言う

「まぁ...入るけど....」


こむぎが言う

「それじゃあ決まり!!

ステーキ食いに行くぞおお!!」


はぁ.....

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