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神殺しの龍拳  作者: キト
ワールドトレードポイント編
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15/24

15話

「我が名は半神半魔(はんしんはんま)の大魔族[劇堂](げきどう)と申しますわ。」


「劇堂...?」


こいつ...なんて言った...?


半神半魔の大魔族...《《神話時代の魔族の名称》》じゃなかったっけ........?


「あなた...平和の守護者を殺しましたわよね?」


「そ...それがどうしたの...?」






「彼は私が既に殺してましたわ。」





は......?




漆黒ともいえるほど黒い肌に大きな角。少し色褪せた白い包帯が目に巻き付けてある

その包帯の間から少し見える真っ赤な目、一瞬でも目が合えば殺されるような気がする....


こんな奴...本当に殺せる生き物なのか.......?


真っ黒に包まれた辺りがまたもや明るい光に照らされる


「では、種明かしと行きましょうか。飯井潟(いいがた)カルタ。私の宿主。彼には少しひどいことをしてしまいましたわぁ...」


「だけどね、悪いことばかりじゃないのよ。(わたくし)だって少しばかりと力添えを...」


りんなが強く睨みつけながら言う

「何がしたいの....?」


劇堂が口元を軽く抑えながら言う

「何がしたい...?あははははははwwww面白いことを聞いてくれるわね。」


「見なさい。感じなさい。恨みなさい。」


++++++++++++++++++++



ある日家に帰ってくると


もうみんないなくなっちゃった。


なんでなんだろう...?


「カルタ...っていうのかい?


この圏夢(けんむ)お姉さんのとこに来な。」


「え...?」


なにするの?


「復讐に決まってんだろ」


え......?





「やめて...やめて...ごめんなさいっ...!!」


圏夢は言う


「あのね。敵にはこうやるんだよ」


ナイフを使って

女の人の二の腕を刺す


「あああぁぁぁ...!?!?!」




「カルタ。やってみな」


「え?」


「やってみなって。」


ナイフを握る

どっしり少し重くて...




気分が良かった。


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ナイフをもう一度強く握り直し

首筋へ振り下ろす

赤い液体がドバドバと溢れ出てくる





何度も


何度でも





《《刺してやる》》。





突然




女の人はぴたりと動かなくなった





圏夢は言う


「やったねカルタ!!復讐完了だよ!!」


そう...復讐完了...


++++++++++++++++++++


鈴虫が鳴いている涼しい夜。

ベットで寝ていると足音が聞こえてくる


カルタがつぶやく

「お姉さん...戦争から帰ってきたのかな...?」


どんどん近づいてくる

カルタが急いで玄関に走り、ドアを開ける


ガタン...


血だらけになったお姉さんが

倒れてくる


「え.......?」


「カルタ.......」


お姉さん...?


なんで...?


圏夢が今にも消えそうな声で小さく言う


「戦争なんて...ダメよ...

あんなのやっちゃだめ...」


カルタが涙をこぼしながら言う


こんな涙では

血を濁すことさえ叶わないだろう


「血...いっぱい出てる..嫌...お姉さん!!...お姉さん!!!」


小さな声が聞こえる


「カルタ...いうあ...ぎひゅ...おえr....」


え...........................?


お姉さん..........?


戦争.......


それがなければ

お姉さんは死ななかった。

どんな手を使ってでも復讐してやる


何度も


何度でも




《《殺してやる》》



戦争を起こす悪者を



《《皆殺しにしてやる》》


++++++++++++++++++++


激しい頭痛と共にりんなに記憶が流れてくる


「あぁぁぁぁ.......何なの...この記憶........!!」


劇堂が自らの頬を撫でながら言う

「うふふふ...

あなたが見た記憶、どこか不自然だと思わない?w

どうして戦争から帰ってきたのに死んだのかしら?

最後の言葉は本当に彼女は言えなかったのか?


彼を犯した女は私と瓜二(うりふた)つではないか?


彼女の発言は不自然ではないか...?」


りんなが言う


「......何が言いたいの.....?あんまり喋られるとうるさいんだけど...?」


劇堂が再び大きく笑い、気味の悪い声が響く


「私の呪いは[記憶改造]。カルタくんは立派だったわ...従順で、情が弱く、感情が強い....w」


りんなが強く歯をかみしめながら睨みつける


劇堂があざ笑う


「あはははははwwwwwwwあははははwwwwwwww


その顔、その表情、どこかの女とそっくりだわぁ...確か名前は...《《圏夢》》...」



「.............思うなよ。」


「はぁぁぁぁ??wwww」







「《《お前如きが、人の想いまで笑えると思うなよ》》...。」







劇堂が大きく手を広げて言う

「おほほほほほほほwwwwwwwwやってみなさい!!!犬野凛奈!!私に打ち勝ってみなさい!!!」


りんなが劇堂に向けて指をさして言う





《《死ね》》

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