11話
世界はかつて、最強の魔法い《《神》》によって均衡が保たれていた。
神の使う固有魔法「略奪魔法」。
これは相手の固有魔法を奪う魔法。違法な固有魔法は神によって没収される。だが
とある日、ロイド・クルーという名の少女のもとへ向かい、その後山奥で神の死体が発見される
強力な魔力浸食によるものだという
政府はこれを隠蔽。だが世界各地の違法な固有魔法の開発は後を絶たず
その事実は世間に間接的に明かされる事態となった。
A級賞金首世界最重要危険人物:名前「ロイド・クルー」
神殺しだ。
8月4日10時24分
夏の綺麗な海に浮かぶ小さな少女
ピンクの浮き輪に浮いて星のサングラスをかけて
ジュース片手に空を眺める
「....あぁ....いい天気。」
ビーチの人の話声などの雑音が気にならないほどリラックスしている
「任務やだなぁ....」
こむぎは波に運ばれ砂浜に流され、たくさん人がいる砂浜を歩き海水浴場の公共シャワーを浴び着替え
近くのお店でアイスを買い、小さな舌でペロペロ舐めながら街へ向かう
お店からでも充分見える大きなビル達の下部にはたくさんの飲食店などのサービスチェーン店が開かれている。
他にもこれでもかと観葉植物が見えるマンション。それに綺麗に舗装されている道路。ゴミひとつ落ちていない。
このアイスの棒ひとつポイ捨てしたらバレてしまうだろうなぁ。と言うほど綺麗
そんなことを考えながら街へ続く車が行き交う道路を歩いていると、もう街の中。
広場には噴水があり
まるでテーマパークのような広場のベンチにひっそり新聞を確認する翔の姿が
翔の横に座り
食べ終わったアイスの棒を口に含み翔のおでこに
ポンッっと飛ばす
「なーにやってんのん?」
翔がおでこを抑えながら言う
「痛った...新聞確認してんの」
こむぎが不貞腐れたように言う
「あっそう。」
こむぎが翔にもたれかかりながら言う
「りんなの場所行かない?」
「はぁ...」
翔がため息をつくと新聞を閉じて立ち上がる
ひっぐぅ!?
こむぎがベンチに頭を強く打つ
「行くよ。」
こむぎがよろよろとベンチから立ち上がりついて行く
「まぁってよぉ...」
++++++++++++++++++++
涼しいカフェの中
2人が話している
カフェラテを1口飲むと肘をつき、外を眺めながら言う
「ねぇ....葵ちゃん?.....はぁ...こむぎちゃん酷くない....?私に色々押し付けてさ....」
葵がやたらと入口の方に気を配りながら言う
「確かにこむぎさんはお姉様に面倒事を押し付k....頼み事をすることが多いと思います....」
りんなが通路の方に人の気配がして振り返ると
こむぎと翔がいた
「あ....」
こむぎが無言の圧をかけてくる
「........。」
りんなが冷や汗をダラダラ垂らしながら顔を赤くし目をありえないほど泳がせながら必死に弁解する
「ちっちっ違うのッ!!そのッコレッハッその.../////私...陰口なんて言ってない!!言ってないの....!!」
こむぎが無言の圧をかける
りんなが手で顔を隠しながら言う
「ご...ごめんなサイッ...////」
そのままこむぎは葵の隣へ、翔はりんなの隣へと座った
りんながまだ少しウジウジしていて、居心地が悪そうだ
翔が言う
「もう1回言うけど、今回の作戦は
・聖遺物奪還
・新型兵器研究資料の回収
だよ。それで、ここワールドトレードポイントには大領帝国特殊部隊員がいる。ほぼ確で。」
そう。そもそもワールドトレードポイントは北半球の大国(大領帝国)と南半球の大国の海の間に浮かぶ東から西へと広く伸びた島である。
この島は古くから貿易の中心地であり、大領帝国の領地であり、大領帝国特殊部隊達が警備している重大な場所。
翔が言う
「これから私達は研究所にまず侵入する。そこでは何が起こるか分からないから...気を付けて。」
こむぎがりんなにまたもや無言の圧をかける
りんなが無理やりテンションを上げて言う
「い...行っくぞぉ!!おー....!!」
++++++++++++++++++++
葵はたまたま出張で来てただけなので別れる。
そして、こむぎ、りんな、翔、の3人で研究所へ潜入する
窓ガラスを音を立てずに割り、中へ潜入する
白い壁にに分厚い鉄の扉が並ぶ如何にも研究所の廊下に出る
3人が廊下をしばらく歩くと誰かの人影が
そう。今まで上手く行きすぎていた。プリーナ暗殺も館のお嬢様に見逃して貰ったのも、全部運が良すぎた。
任務は本来そんなに上手くいくものではない。
気がつくと周りには銃を構えた兵士が。
こむぎの小さな口にピストルの銃口が浅く挿入される
普通こむぎの口はそんなに開くものではないため、何故かめちゃくちゃふざけた顔をしている
3人は腕を上げ、攻撃の意思がないことを相手に悟らせる
兵士が言う
「貴様ら侵入者だな?」
「どうかな...♡」
りんなが少し距離を詰めようとしたところ
こむぎを人質に取る兵士が言う
「それ以上動くとこいつの命が危ないが?」
翔はフンとした顔をする
兵士達が翔とりんなを拘束しようと動いた瞬間こむぎが口に入れられた銃口を噛み砕く
パンッ!!
銃が暴発してこむぎに当たるが何故か跳ね返る
そのまま脅していた兵士の手首を捻って脱臼させ、強く圧迫する
「うがあああぁぁぁぁぁ........!!!!」
兵士が激痛に悶える
他の兵士も反応しようとするがりんなが素早く動いたのに気を取られた瞬間に翔が手刀でさらりと気絶させる
こむぎが抑えている兵士はまだ激痛に苛まれている
「う...があぁぁ...!!!!」
りんなが兵士に目隠しをして言う
「右左どっち!!」
そういうと左に「厳罰」右に「寛容」と書かれた紙を出す
兵士は戸惑いながら言う
「え...?えーと....左...」
厳 罰
りんながニコニコ笑顔で言う
「厳罰を選んだあなたは自宅を地殻変動で北極海へ移動させまーす♡」
兵士が泣き叫ぶ
「いやあああ....どうしてそんなことぉ....」
翔が兵士を手刀で気絶させる
翔が顔を引き攣らせて言う
「遊んでる場合じゃないんですけど....!?」
りんなとこむぎが自分の頭を撫でながら言う
「いや~...ごめんごめん」
3人は研究所を進む




