第九章 ノーチルス村の新年
第九章 ノーチルス村の新年
朝、ノーチルス村は雪の中で新年を迎えた。
普段のようにフェリックスは一番に起きて暖炉に火を点け、薪をくべていた。そこにプリシラが起きてきた。
「…寒い寒い。父ちゃん、おはよう。」
「おぅ、プリシラ、おはよう。」
「…年が明けちゃったねぇ。」
「…だな。」
しばし暖炉で体を温めると、すぐにプリシラは朝食の用意を始めた。貧しい平民にとって、「年の暮れ」や「年明け」は普通の日とさほど変わらない。一年の終わりと始まり…それくらいの意味合いしか持たない。
ポールが起きてきた。
「…おはよ。」
「おう、おはよう。」
「…母ちゃんはまだ寝てるの?」
「うん、寝てる。」
いつもデボラは最後まで寝ている。
暖炉に掛かった薄味の野菜スープの鍋が暖かくなった頃、夫婦の寝室からデボラが起きてきた。デボラはすぐに暖炉に貼り付いた。
「…寒い、寒い、寒い。ねぇ、プリシラァ…ヤギさんの乳、温っためてぇ…。」
「分かった。」
プリシラはトウモロコシのお焼きを焼いているフライパンを父親フェリックスに任せると、ヤギの乳を搾るために桶を持って外に出て行った。人喰い熊の件以来、プリシラはデボラに優しくなった。
四人は倹しい朝食を摂った。
「フェリックス…パンはないの?」
フェリックスはデボラの質問に渋々と答えた。
「ライ麦がなくなった。この前、城下町に行ったろ?粉屋が閉まってて、手に入らなかったからなぁ…。村を回っても、多分、分けてくれないだろうなぁ。」
「大変じゃないか。」
「…大変だよ。今日、また城下町に行ってみる。少々高くても買ってくるよ…。」
この時代、スウィートコーンと呼ばれるトウモロコシの甘味種はまだ出現していない。この時代のトウモロコシはデント種で、主に家畜の飼料用だ。その飼料用のトウモロコシの粉に水を加えて、捏ねて焼くのがトウモロコシの「お焼き」だ…なので、美味しいわけがない。
お昼頃、フェリックスは納屋から馬ゾリを出してきて馬に繋いだ。そして、デボラと一緒に城下町に行くことにした。
「父ちゃん、母ちゃん…ボクも行くぅ〜〜っ…!」
せがむポールにデボラが言った。
「お前は綴り字をやっとけ。十四匹の動物の名前を十回ずつ書け。帰ってきてちゃんと見るからな…間違ってたら、腕立て伏せ十回だ。」
「うわわ…!」
雪が膝上まで積もっている。何かあるといけないので子供たちはお留守番だ。
フェリックスたちの馬ゾリは、母屋を出てすぐは雪が深くて大変難儀をした。しかし、村道に出るとある程度雪が踏み固められていて、そこからは順調に進んだ。
久しぶりに訪れたエステリック城下町は閑散としていた。寒いのもあるだろうが、それにも増して重税と物価高が城下町の住民の生活を圧迫していたのである。
フェリックスたちは行きつけの粉屋に向かった。粉屋は営業していた。
「やあ、こんにちわ。」
「フェリックス、久しぶりだね。」
「この前、寄ったんだけど閉まってたよ。」
「ああね…品薄でねぇ。カネを出しゃ手には入るんだが…こちとら平民相手の商売だからさ、価格に転嫁してお客からぼったくるなんて、あこぎな商売はしたくないからさ…」
「良心的で嬉しいよ…で、ライ麦か大麦はあるかい?」
「両方、売り切れた…済まんね。」
「ううう…他に何かあるかい?」
「よく分からんのだが…『米』って言う穀物が残ってる。この前の大循環駅馬車でやって来たんだよ。ここらじゃ初のお目見えだから…みんな敬遠してなぁ。貧乏人にはありがたい食べ物って聞いたから、仕入れてみたんだが…」
粉屋の主人は片手に掬って「米」なるものを実際に見せてくれた。
「これ…どうやって食べるんだ?」
「…分からん。」
それを見た瞬間、デボラの目の色が変わって興奮し始めた。
「うおっ…『米』、『米』だろコレッ⁉︎…良いよコレッ!…フェリックス、これ買おうっ!いっぱい買おうっ‼︎」
「おいおい…こんな得体の知れない食べ物…」
「よく知ってるっ!食べ方も知ってるっ‼︎」
「…マジかぁ…!」
「おっさん、全部買う、あるだけ買うっ‼︎」
フェリックスは慌てた。
「デボラ、待て…ちょっと待て!…主人、『米』はどのくらい残ってるんだ?」
「…50kgある。」
「それ、全部でいくらになる?」
「1kg銅貨十枚で売ってるから…銀貨五枚だ。」
フェリックスはデボラに確認した。
「デボラ、本当なんだろうな?本当に、本当に…本当に食べ方知ってるんだな、安全なんだな⁉︎」
デボラはフェリックスの目を凝視して…親指を立てた。
フェリックスは粉屋の主人に尋ねた。
「全部買ったら…安くなる…かな?」
「全部買ってくれるなら、銀貨四枚と半分にしとくよ。」
「じゃ…買うか。」
主人は店の奥から、10kgの袋を五つ持ってきた。フェリックスとデボラは手分けして、それを馬ゾリに積み込んだ。
粉屋の主人はデボラに言った。
「この『米』の食べ方…ってのを教えちゃくれないか?」
「やだ。」
「…うおぉぃ。」
みんなに食べ方を教えると『米』は売れてしまう…デボラは城下町じゅうの『米』を独占するつもりだ。
夕方、厨房にみんなが集まっていて、デボラの所作に注目していた。デボラは釜にお米を入れてシャカシャカと水で研いでいた。
「よく見とけぇ…。まず、こうやって水で洗うんだ。三、四回洗って研ぎ汁が透明になったら…手首の辺りまで水を足すの。そして、30分くらい放ったらかすの…プリシラ、覚えて。」
「うん、分かった。」
約30分が経って、デボラはお米を仕込んだ釜に蓋をして釜戸の火に掛けた。そしてその上に水をいっぱいにした鍋を置いた。
プリシラが質問した。
「水を張った鍋で…何をするの?」
「ただの重石…何だっていい。」
釜の上に重石を置くことで、釜は「圧力釜」になる。そうすると、お米の芯まで火が通って美味しくなる。
約40分くらい経つと、釜はグツグツと蓋の隙間から白い泡を吹き始めた。
「この白い泡が止まったら出来上がり。」
白い泡が止まって…デボラは釜の蓋を取った。もわっと白い湯気が立ち上がり、母屋いっぱいに不思議な匂いが立ち込めた。
ポールは笑って言った。
「変な匂いぃ〜〜。」
実際にお米を食べて、それが美味しい食べ物だと解れば…次からは「変な匂い」は「食欲をそそる匂い」に変わる。
デボラは人数分のお皿に、出来立てのご飯をよそっていった。自分のお皿には多めに、そして釜の底の「お焦げ」はより多めに…。
その日の夕食は昨日の残りの「野菜スープ」と「ご飯」となった。
みんなはご飯をひと口食べて、各々感想を述べた。
「…不思議な食感だな。味はしない…いや、噛むとちょっと甘いのかな?」
「モチモチしてるね…。」
「硬くないから食べやすいねぇ。」
デボラは言った。
「野菜スープにもっと塩を入れて辛くすれば、ご飯はいっぱい食べれるぞ。」
そう言いつつ…いきなりデボラは自分のご飯を野菜スープの中にぶち込んだ。
「…あっ!」
みんなが驚いているのを尻目に、デボラは「雑炊」になったご飯をガツガツと口に掻き込んだ。
「美味いっ…!」
デボラのそのひと言で、みんなもデボラの真似をした。
「あっ、ホントだ…!」
「…これは意外にいけるなっ!」
「美味しいねぇ!…ボク、コレ好きだよ!」
パンもスープに浸して食べたりする。「穀物」と「汁」…見方が変わっただけで、その関係性は変わらない。
「お代わりぃ〜〜っ!」
「俺もっ!」
「あたしもぉ〜〜。」
「…セルフサービス。」
次の日は少し風が強かった。
野菜スープにご飯を入れた「雑炊」の朝食でお腹いっぱいになったフェリックス一家は居間でくつろいでいた。
デボラはプリシラとポールに「読み書き計算」を教えていた。
フェリックスは思っていた。
(お腹いっぱいになるのって、何日ぶりだろう…『米』って良いな。こんな心持ちになるのは久しぶりだ。…デボラがやって来て気忙しくなったのは確かだが、何か…我が家の生活は上向きじゃないだろうか…?子供たちは「読み書き計算」が出来るようになってきてるし、何だかんだで…不思議とお金も増えているような気がする…)
最初に持っていたお金は銀貨十枚だった。色々と買い物をして出費があったにも拘らず、銀貨八枚と銅貨四十三枚も残っている…昨日は銀貨四枚と銅貨五十枚分のお米を買ったのに…。念のためだが…フェリックスは計算ができない。
「プリシラ、お前は十歳だから、少しずつ『Nine Table』を覚えてこ。」
「デボラ先生ぇ〜〜、何ですかソレ?」
「掛け算には絶対、絶対、ぜったぁ〜〜い必要なもの。暗記…丸暗記しないといけん。」
「えええっ…」
「母ちゃん先生ぇ〜〜、ボクはボクは?」
「お前は綴り字と一桁の計算やっとけ!」
デボラは羊皮紙に書いた「Nine Table」をプリシラに渡した。
「最初のは…Two times two is four…と読む。次のは、Two times three is six…だ。一日じゅう繰り返して読め。脳みそが茹るまで繰り返せ。そして覚えろ。私も十年前までやってた…。」
十年前…そう、デボラは「九九」を覚えるのに十六歳まで掛かった…苦い経験だった。
プリシラが「九九」を唱え始めると、デボラはこそこそと厨房に行ってヤギの乳の湯煎を始めた。
(…ヤギの乳のミルク粥もいいな…プリシラに言っとこ。)
するとそこに、100m「隣」のクラリスがやって来た。
「おはよう、フェリックス。もう朝食は済んだかい…?」
「おはよう、クラリスさん。もうとっくに済ませましたよ。やあ…雪が積もってて風も強いのに、歩いて来たんですか…。」
クラリスは卵を三個持っていた。
「…ライ麦ある?少し分けて欲しいんだけど…」
「…ありません。」
「じゃ、大麦は…?」
「ライ麦がないのに…大麦があるわけないじゃないですか。」
「…困ったねぇ。もうウチには食べる物がなくて…主人は風邪気味で、息子たちも調子が悪くて…」
「…そうですか。じゃぁ、お米…」
デボラが猛ダッシュでやって来た。
「ないよ!」
クラリスは驚き、それから困った顔をして…懐からさらに一個の卵を出した。
「これで何とかならないかねぇ…?」
それを見た瞬間、デボラの脳裏に一瞬、「卵とじ雑炊」と「卵かけご飯」の映像が横切った。
「もう二個出したら…考える。」
クラリスは何と、もう二個を懐から出した…クラリスはしたたかな女だった。
「んんんんんんっ!…分かった。フェリックス、1kgだけあげて。」
それを聞いて、フェリックスは奥に引っ込み、1kgのお米を鍋に入れて持って来てクラリスに渡した。デボラは懇切丁寧に「お米の食べ方」を教えてクラリスを追い返した。
デボラはフェリックスに卵六個を渡した。
「ほい、今日の晩ご飯。使う前に…私に要相談。」
…卵の誘惑に勝てなかった。
お昼になって、風が強くなってきた。突然…
ガタッ…バリバリバリ…!
天井から風が吹き込んできて、プリシラとポールの羊皮紙を巻き上げた。
「うわわっ…!」
「ああ、屋根が…‼︎」
フェリックスは驚いて椅子から立ち上がり、天井を見上げた。なぜか天井の一角だけ空が見えていた。
「あぁ〜〜…修理したところが風に煽られて、捲れたのか…。」
…「打ち付け大工」とはよく言ったものだ。
「…屋根かぁ。」
なぜか弱腰のフェリックスをデボラが急かした。
「…寒い、寒い!フェリックス、早く直して。」
「いやぁ…俺は元パン屋だぞ。大工仕事は苦手だし、高いところはちょっと…」
「使えないなぁ…。」
デボラは地下室から麻縄を持ってきた。それを肩に担ぐとテーブルの上にぴょんと乗り、そこから何と…母屋の太い梁に飛び移った。
(俺の嫁は一体何者なんだっ⁉︎…って、巨大熊をひとりで倒すくらいだから、このくらいはやってのけるか!)
デボラは梁の上で立ち上がって、腰からナイフを抜いてそれを縄に結わえ付け、屋根の穴に向かって思い切り投げた。ナイフは見事に穴を通過していった。そしてデボラは縄の端を梁に縛り付けて言った。
「フェリックス、縄を伝って登って来い。」
「なるほど!…いや、だから高いところは…」
「四の五の言うな!」
フェリックスはデボラに怒られて、外套を着込んで仕方なく外へ出た。納屋から長梯子を持ち出し、修理用の板と釘などを準備した。
屋根からはダフネが投げたナイフが麻縄にぶら下がっていた。フェリックスはナイフを外し、代わりにその縄を自分の腰に縛り付けた。
(これで、落ちて死ぬことはないだろう…。)
フェリックスは長梯子を登って、屋根に辿り着いた。
「うわっ…怖っ‼︎」
ビュウウウゥ〜〜ッ…
フェリックスは風に押されて落ちそうになった。
「ひいいいぃ〜〜っ‼︎」
フェリックスはバランスを崩しながらも何とか耐え、屋根の穴の空いた部分に到着した。穴を覗くとデボラがいた。
「フェリックス、そこにいろ。すぐ行く。」
「は…早く来てくれぇ〜〜っ‼︎」
「…弱いなぁ。」
麻縄を解いてデボラが梁から飛び降りると…20秒後にはフェリックスの隣にいた。
「おおおぉ〜〜っ…デボラ、頼りにしてるぞっ…!」
デボラは解かれた縄を穴から手繰り寄せると、それを持って屋根の上を走り回った。
「おおおぉ〜〜っ…デボラ、器用だなっ…!」
デボラは縄を屋根のあちこちに引っ掛けたり縛ったりして、フェリックスが落ちないように養生をした。
「おおおぉ〜〜っ…デボラ、助かるっ…!」
「黙って修理始めろ。」
トントントン…カンコンッ…
「あ…板が長すぎる…」
「何cm長い?」
「…10cmくらい。」
デボラはその板を引ったくると、すぐに下に降りて行った。そして30秒でフェリックスの横に戻ってきた。
「ほら。」
「おおおぉ〜〜っ…ノコギリで切ってきたのか、仕事が早いなっ!」
「黙って仕事しろ、寒いんだから!」
二時間くらいで屋根の穴は塞がった。
フェリックスとデボラが屋根から降りようとしていた時、今日一番の強風が吹いた。
ブオオオオォ〜〜〜〜ッ…‼︎
「あっ…‼︎」
デボラがバランスを崩した。
「デボラッ…!」
フェリックスは手を伸ばした。
「フェリックス…!」
デボラも手を差し出した。しかし…5cmだけ届かなかった。ナイフを抜く間もなく、デボラは屋根の急勾配を滑り落ちていった。咄嗟にデボラは体を半回転させて全身の力を抜き、背中から雪の上に落ちた。
フェリックスや子供たちが慌てて駆けつけてみると…デボラは大の字で見事に雪にめり込んでいた。
デボラは下が雪だと判った瞬間、脱力し衝撃を最も拡散する大の字になって…プロのスタントマンばりの安心安全なダイブを成功させたのである。
「おい、大丈夫かっ…生きてるかっ⁉︎」
フェリックスの呼びかけにデボラは答えた。
「雪にはまって…う、動けん。」
この後、デボラに麻縄を握らせ、フェリックス、プリシラ、ポールの三人掛かりで雪の中からデボラを引っ張り出した。そして、フェリックスは雪の上でもがいているデボラに手を貸して引っ張り起こした。
「すまんっ…あと5cm、俺が腕を長く伸ばしていたら落ちずに済んだのに…」
「まぁ、私も5cm足らなかった…。」
デボラとフェリックスは、これから長い時間を掛けて…この5cmを埋めていくのである。
この事で、デボラは痛感した。
(いつもなら、余裕でナイフは抜けたはず。体が鈍ってるなぁ…運動しよっかなぁ。)
夕方、暖炉に掛かった大鍋はクツクツと音を立てていた。大鍋の中身は野菜とご飯の「雑炊」だ。
デボラはニンマリと笑って小さな器を手に持っていた。器の中身は「とき卵」だ。
「よし、入れる。」
フェリックス、プリシラ、ポールの衆人環視の中、デボラは大釜にトロリトロリととき卵を流し込んでいった。
「…何か、せっかくの卵が勿体ないなぁ…。」
そう言ったのはポールだった。みんな、卵料理と言ったら目玉焼きとオムレツしか知らない。
「私を信じろ。これで雑炊は100倍美味しくなる!」
「ホントかっ…⁉︎」
その時、母屋の扉を叩く者がいた。
トントン…
「誰だろう?」
フェリックスが扉を開けてみると…それはジムだった。
「こんばんわ、フェリックス。」
「…こんばんわ、どうしたんだい?」
「…良い匂いがしてるじゃないか。…いやな、すまないんだが『米』というものを分けてくれないか?」
ジムは手に木苺ジャムの小瓶を持っていた。
「どうしてそれを…?」
「クラリスから聞いた。」
(あのお喋り女め…!)
ふと、フェリックスがジムの肩越しに暗闇の中を見ると…こちらに向かって来るランタンの明かりがいくつか見えた。
(えええっ…あれ全部、うちに来るのかっ⁉︎…クラリスめぇ〜〜‼︎)
結局、フェリックスはお米を分けて欲しいという何人かの村人の対応に追われ、その都度デボラを説き伏せねばならなかった。母屋の床の上にはジャガイモ、ニンジン、キャベツなどの野菜が山のように積まれた。そしてその代わりに…お米12kgが消失した。
デボラが癇癪を起こしていた。
「ど〜〜すんだ、コレ!ニンジン嫌いじゃっ!キャベツ嫌いじゃっ‼︎」
フェリックスが答えた。
「…食べるしかないだろ。」
「肉がこれっぽっちもない!」
「まぁ、ないな…。」
プリシラが不安そうな顔で言った。
「デボラァ…雑炊は?」
「あああああああっ…‼︎」
デボラが大鍋に駆け寄ると、大鍋はグツグツと轟音を響かせていた。
「…卵トロトロが美味しいのにぃ〜〜っ‼︎」
ポールが叫んだ。
「えええっ…晩ご飯、ダメになっちゃったのぉ〜〜?」
「違う…100倍美味しいのが、10倍美味しいのになっただけだ。」




