第24話 森の番人と百足 後編
用事の前の投稿です。 ですので、 今回は短めです。
慢心、 それは戦闘時に必要がないものだ。 どんな作品の強キャラでも一人が慢心をしていたら、 大体は、 主人公や味方か敵の主要キャラに、 そいつは忽ち戦闘不能にされる。
……… え? なんでそんな話をって?
ああ、 それは現状況の自分を見れば分かる。 いや、 正確には 『なりかけている』 状態だが………
話を戻すが今、 背中を地面にキスしながら倒れている。 しかも、 手榴弾と九九式狙撃銃をそれぞれ片手で持って居る状態でだ。
何故、 そうなったかと言うと、 さっきから言って居る慢心、 其れともう一つに足元の不注意が原因である。
アドレナリンの分泌で、 脳内がハイになり、 そのせいで多少の欲求を我慢していた身体はほんの少し我慢が出来なくなり、 早く殺せと思いながら作業を急がせてしまった。 しかも、 其方に集中していたせいで足元の不注意によるミスを犯してしまい、 木の根っこか何かに足を引っ掛けてしまい、 そのまま後ろに倒れてしまったのだ。
………はは、 全く、 アドレナリン全開の時の自分は間抜けだな。
さて、 話を戻し、 超大型の百足は俺のすぐそばまで来て居る。 俺が立つ頃には、 足元まで来て居るだろうな…………
逃げが無理なら、 九九式狙撃銃によるゼロ距離射撃か………
いや、 無理だな。 あのデカさだから、 ダメージは入っても致命傷にまで至らないかも知れない。
なら、 手榴弾……… いや、 ダメだ。 手榴弾が爆破する前に範囲外に出る事は不可能だろう。
じゃあ、 どうすればいいか………………
………………… ええい! もう、 どうにでもなれ! 後者だ! 後者を選んでやる! まだ作動していない手榴弾が丁度手の中にあるしな!
…………そうヤケクソになりながら、 自身の腹筋を駆使し上半身を立たせる。 上半身を立たせた頃には、 超大型の百足が足の先っぽから20cmの所にまで迫っていた。
「俺の肉をそんなに喰いたいか?
なら、 喰わしてやるよ! 鉄と火薬の塊をな!」
そう叫びながら、 口の様な部分を、 今出しておいた銃剣で無理やりこじ開け、 その中に信管をそれの縁に打つける様にして突っ込ませた。
それを行うと、 何故か百足は動きを止めた。
「好機!」
俺はそう思った事を声に出し、 自身の下半身を無理やり立たせる。 そして、 百足とは逆の方角に向けて走り出した。
九九式手榴弾の信管を作動させて爆破させるには、 一度、 何か硬いものに、 剥き出しの信管をぶつける事から始まり、 そこから4〜5秒程で爆発する。 その為、 信管が作動したら、 遠くに投げるかすぐに逃げなければ自身にもダメージが入る。
その為、 俺は全力で逃げた。 このまま行けば、 なんとか助かりそうだ。
だが、 俺の目の長く生えた雑草がガサガサと揺れ始める。
ま、まさか!
「カトウ、 助けに来たぞ!」
「伏せろ!」
いきなり出て来た旅人を思いっきり突き倒す。 それのすぐ後に、 百足の頭部は破裂し破片を飛び散らせた。




