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第23話 森の番人と百足 前編

来週は、 とある理由で投稿が遅れます。 ですが、 早めに投稿できるように頑張ります。

そして、 今後ともこの作品をよろしくお願いします。

では本編です。



 一人の男が放つ何十発もの銃声、 それが先程まで静かであった森の中で鳴り響く。 それと同時に数発の銃弾が、 木木に銃弾が突き刺さる音や何かを掠っていく音など、 低温ながらそれと同時に鳴り響かせていた。


 大半は、 銃声と同時に其れ等以外の違う音を鳴り響かせて見せて居る。

 たが、 その音はまるで、 鉄同士で火花を散らさせる時のような音であった、

 全く、 ()()()()()()()()()だけで少し不愉快なのに、 これを聴いているだけで更に不愉快になりそうだ。


 ……… まぁ、 実際、 今見ている状況がそうであるのだが……



・ ・ ・ ・ ・



 銃声がなる度に、 まるで百足(ムカデ)の様な超大型の虫の黒く覆われた殻の部分に火花を散らせる。 多分弾き返されているのだろう。


 これはサブマシンガンだからな…………


 無理かも知れないと思いながら、 少し希望を込めて1発目を放った。 でも、 被弾傾斜じゃ無いはずなのに簡単に弾かれて火花を散らしていた。


 まぁ仕方がない。 そもそもサブマシンガンは、 拳銃の弾を連発で放つ代物だ。 機関銃やライフルに使われている5.56ミリ弾や7.62ミリ弾と比べると、 貫通力や破壊力、 速度や射程などがどれもこれも圧倒的に劣っている。

 せめてマグナムやデザートイーグルとかなら容易く貫けるだろう (まぁ、 そんなもん使ったことが無い奴が使ったら、 自身にもダメージが入るのだが………)。


 でも、 装甲部以外である足や触覚であるなら貫けている、 いや、 千切る事が出来る様だ。

 なので、 武器は弾薬が尽きるまで変えず。 鉛の連打で奴を圧倒させる事にしよう。


 そう思い終わったのと同時に、 発砲音が途切れ た。

 これが差している事はつまり……………


『…………』


 奴は無言だが、 これが好機かと言わんばかりにこちらに向けて前進をし始めた。


 俺は再確認として、 もう一度引き金を引く。 だが、 何も起こらない。 これはつまり…………


「ヤベェ、 弾切れだ」


 思わずそう呟いてしまう。


 因みにこの銃の特徴は、 一つの弾倉に付き弾薬が30発ほど入れれる(大体のサブマシンガンはそうだが)。つまり一回のリロードにつき30発も放つことが出来る。 現状況、 俺の武器の中で連射性能とその分野では、 この銃器が強い。

 ただ、 連射性能が高い分、弾薬の消費が激しいのが難点だ。 それに、 この銃は弾倉を銃身の横に差し込まないといけない為、 バランスが悪く命中精度は低い (だが、 当時のサブマシンガンの中では軽い方であり、 伏せながらも容易に撃つ事が出来るという利点がある)。 つまり、 反動とバランスの所為で無駄な弾薬を多く消費する事になる。


 せめてトプソンだったらな…………


 そう思いながら、 次弾装填を急がせた。



・ ・ ・ ・ ・



 ………木の上で奴らの行動を見て居たが、 人間の方が圧倒的に劣勢だな。


 まぁ、 百足の場合5.56ミリ以上の弾薬をありったけ撃ち込めば普通に倒せるし、 弱点さえ見つけれたらたった数発で倒せる。 でも、 (東洋人)の場合、 それ以上に強力な武器を持って無さそうだな。


 銃声が止まる。 奴は、 それで二度見してもう一度引き金を引いたが、 やはり出ない。


「フッ……… 弾切れか…………」


 思わず鼻で笑い声に出す。 まぁ、 男には聞こえていないだろう。

 そう思いながら観ていると、 男は手馴れているのか次弾装填をスムーズに済ませ、 すぐに攻撃に入って居た。

 また、 静かだった森の中で銃声が鳴り響く。



・ ・ ・ ・ ・



 サバゲーで使った事があって良かったと内心思う。 リロード時に装填を失敗するかも知れないと思ってはいたが、 遊びだろうがなんだろうが一度使った事があった為、 何事もなく素早く出来た。

 まぁ、 そのサバゲーの時に俺の武装を見たプレイヤーから帰れと言われてしまったが…………


 話を戻し、 いつも通りの軽い銃声が連発で響き渡る。 今回は命中精度を上げる為短連射にする。 至近距離で危険だが、 足などの非装甲部にダメージを入れて速力を下げる事にした。


 足を止め、 引き金を引き、 軽い銃声を3〜4発ずつに分けて響かせた。



 至近距離ながらもその作戦が功を奏し、 弾薬が尽きた頃には、 何十本もあった足を半分程にまでそぎ落とした。 足の数が減り、 速度も大分低下し危険度はだいぶ下がった。


「済まないが、 とどめを刺させてもらう」


 そう言うと、 弾薬が尽きたサブマシンガンを入れ替えるように、 九九式狙撃銃(相棒)と1発分の九九式手榴弾、 あと百式擲弾器をアイテムボックスから取り出す。

 百式擲弾器とは、 旧日本軍が使用して居た手榴弾発射装置である。 使い方は銃口の先端にそれを取り付け、 それの横に付けられているピンを抜き、 信管が前方に向くように九九式手榴弾をそれに差し込む。 後は引き金を引くだけで放つことは出来る。 因みに最大射程は110m程らしい。


 軽く後退しながら、 その工程を行う。 流石にこれはやった事がない為、 時間が掛かった。 あと九九式手榴弾を装填するとこまで差し掛かった。


 因みに、 内心では軽く慢心をしていた。



 ………まぁその慢心が、 後で命取りになるのは言うまでもない。



おまけ


「き、 キモかった………」

「ど、 同感です………」

『?』

「あのムカデ、 なんてでかさなんだよ………

長さだけで大人の身長をゆうに超えていたぞ…………」

「そうですね………」


「……… お嬢ちゃん、 ところで君は何処で住んでいるんだい?」

『??』

「まぁ当然だよな………

………ところで嬢ちゃん?」

「はい? どうしましたか?」

『???』

「………嬢ちゃん等を船長のとこまで送ったら、 俺はカトウを助けに行こうと思うのだが、 それまでにカトウは生きているだろうか………」

「…………私も分かりません……」

「神様でも分からないってマジかよ………」

『????』

「………まぁ良い。 取り敢えず早く終わらせて救助に向かおう!!」

「そうですね」

『?????』

「てか、 首傾げているの可愛さ!」

「同感です」

『??????』


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