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閑話 姉妹の調査 2

またまた、 投稿遅れてしまいましてすみません。

今回は長文を書いて居たので遅れてしまいました。 今回の様な長文を書く時があれば、 また遅れてしまうと思います。 本当にすみませんでした。


ところで、 話を変えますが、 近いうちにタイトルを変えます。理由は、 自分が今考えている物ではタイトル詐欺になりそうだからです。

因みに、 タイトルの名前自体はいくつか上がって居ますが、 まだ迷って居ます。



 オッス! オレの名はシュワルベ、 よくシュバルツと呼ばれるが、 それは周りの勘違いだ。 貴様ら、 とっとと名前を憶えろ。


 ところで、 オレは今、 どこに居ると思うか?

今はストーンウォールの工業都市、 サファイアに居る。 首都は……… 今は良いか。

 因みに、 今は…………


「コラ! さっさと走らんか! これでは新型艦の進水

式で良い場所を取れぬではないか!」

「ジイさん、 無駄口叩くなら降ろすぞ………」



 老人を背負ってその進水式会場に向かって居る途中だ。 実に面倒い。 ジイさんと顔を合わせなければ良かった。 それに、 胸をさらしで潰してまで男装しなければ良かったな。

 だが、 レイから『お姉様、 その格好、 流石に無しです。 それに、 見た目が良過ぎますから、 男から変な目で見られますよ。 あ、 お姉様、 男装するのはどうでしょう? そうしたら、 変な目で見られずにすみますよ』 なんて笑顔で言われたしな〜………… でもアイツ(レイ)、 いつも通りの姿で行きやがったし………… もう、 今はどうでも良いが。


「や、辞めんか! この国が王政だった頃から海軍で艦長をやっていたこの儂を降ろすと言うのか!?」

「そうだが? なんなら今すぐ降ろしたろうか!?」

「………わ、分かったわ! 大人しくする! だから急いでくれ!」



 周りから視線を感じる。 まあ、 大通りでそんな事していたら、 誰だってジロジロ見るよな。

 今回はオレの所為ではない。 悪いのはこのジイさんだ。 オレはそう思う。

 だが、 このジイさん、 見た感じ元気だが病に蝕まれて居るな……… 後数日もせず内に死ぬだろう。 なら、 仕方ないか………


「分かった。少し飛ばすぞ」


 あんたの願い叶えてやるよ!


「おお! やっと分かったか……… へ? 何で裏道に?」

「近道だ」

「確かに近道だが、 そこはゴロツキがよく出没している区域の一つだぞ」

「だから何だ? そんなもん、 無視すれば良いではないか」

「彼奴ら、 集団で道を塞いでくるんだぞ」

「んなもん普通に吹っ飛ばしてくれるわ!!」

「き、聞いていないのか? 集団なんだぞ」

「オレを止めるなら戦車でめ持って来い! 1秒だけ止まってやる。 じゃあ走るぞ」

「ねえ、 本当に聴いてっギャァァァ!!」



 オレの発言、 狂戦士みたいに言っていたけどさ、 戦いの神であるオレからしてみれば、 ただのハエにしか見えないんだよな。 オレが戦いの神になる程の資格を持っていたから仕方がない。

 ついでに、 ジイさんには会場に着くまで眠ってもらうか。 ただでさえ短い寿命が、 余計に縮んだらアレだからな。 ついでに、 裏道に入る事を宣言したところから忘れてもらおう。



・ ・ ・ ・ ・



 裏道に入った。 ジイさん眠ったか……… じゃあ、 とっとと目的地に運んでやるか。


「おいおい、 そこのジジイを背負ってるにいちゃん、 ちょっと金を貸してくれねーか?」

「…………」



 はい、 いきなりゴロツキに出会っちまった。めんどくせーな。


「おいおい無視かよ……… にいちゃん、 これ見えねーのか?」



 刃物か、 ふーん、 たかがその程度でオレを止められるとでも思うか? 答えは無理だ。

 ゴロツキの腹に軽く拳を入れる。


「ゴファ!?」



 ゴロツキは、 そのまま気絶し前に倒れる。 オレはそれを受け止めず、 無視して走った。



「おいニイチャン、 ちょっとグフッ?!」



 走ってるオレの目の前に立ちはだかった為、 止まらず右膝で人蹴りを腹に決める。


「ちょっグハッ!!?」



 さっきと同じ要領。


「と、止まれ! こ、これが見えないのか!?」



 リボルバーか……… ジイさんに流れ弾が当たったらな………… じゃあちょっとアイツの目の前に瞬間移動をして、 とっとと決めるか。


「ファ!? グッ!?」



 さっきもやって居たが、 ゴロツキに腹パンを決める。 綺麗に崩れ落ちたな。 流石オレ(キリ!)

 あ、そうだ。 拳銃は弾薬と共に、 土産として貰っておくぞ。

 ………おっと、 また気配が……… 今度は五人か。 めんどくせーよ。


「そこの青年……… なかなかやるな………」

「………」



 そっちから来ましたか、 服装がさっきの奴らと違って、 黒いが綺麗だな。 マフィアとかギャングという奴か?

 武器は、 銃本体の横に少しカーブを入れた弾倉を持つサブマシンガンだ。 因みに、 真ん中の初老のジイさんは持っていない。 つまり真ん中はボスか。 まさに典型的なギャングだな〜


「私はシーブラックのボス、ガルフ・ベスターだ」

「………」



 初老のジイさんの口が開く。 さっさと道、通して貰えません?


「………君の闘いをを奥から見ていた」

「………」



 邪魔なんだがな……… だけど、 今はすんなりと聞いていた方がいいだろうな、 背後を付けられたらアレだし………


「君の武勇、 実に見事だった……… 」

「………」



 ジイさんにシールドを張ってから下すか……… 喧嘩起こしそうだしな………


「……… 一つ提案なのだが、 私の配下にならないか?」

「なるかよ………」



 神のオレが貴様の下につけと? やなこった。


「フ、 即答か……… なら、 強制的に来てもらおう!」



 想像通りだ。 よし! 組織ごと終わらせてやる!


「貴様ら! 撃て!」



 無駄だ。 奴らの背後に瞬間移動!


「ふ、 それはさっきも見た。 貴様ら! 背後だ、 背後に撃て!」



 軽い音が連発して鳴り響く。 残念、 貴様らの背後では無い。 真上だ。


「ぼ、ボス! 奴が消えやがった!」

「探せ!」



 だから地上に居ないんだって、 まぁ良い。 取り敢えず、 さっき貰ったリボルバーを出してボスの足元に一発撃つか。


 ハンマーを引いて引き金を絞る。 すると、 少し重い銃声がなり響いた。


「な、何!」

「ぼ、 ボス!?」

「て、どこからの狙撃だ?!」

「お前ら! ボスをお守りしろ!」

「う、上だ!」



 おうボスさん、 部下もめっちゃ動揺してるじゃねぇか。 てか、 この拳銃反動強くね? (注、 リボルバーは拳銃の分類に入って居ません)


「う、浮いてる………」

「ス、スゲー」

「あ、あれは手品だ! 撃ち落とせ!!」



 なんか一人、 オレを見て見惚れているんですけど。 てか、 あんたの部下、 真面目なの二人しかいないじゃん。


「撃て撃て!」



 再び軽い銃声が鳴り響く。 たかがその程度で、 オレにダメージが入る事がない。 てか、 そろそろ倒した方が良いな、 銃声で警察や民間人などが来そうだからな!

 降りて、 首トンを決めて、 記憶を消して、 さっさと行くとしますか。


 まず瞬間移動を決めながら降りて背後に着き。


「ま、また消えた」



 まず一発。

「ヴ!?」

 二発。

「ぼ、ボス!? グハッ?!」

 三発。

「ナッ?!」

 四発。

「ひ、ひいぃ!」 ドサ!

 最後って、 もう気絶してるし! まぁ、 手間が省けるから良いけど。


 さて、 此奴らの記憶を消すか。 安心しろ、 消すのは、 オレが写ってるとこだけだから。

 まぁ、 土産として、 また銃と弾薬を貰うぞ。 当然、 それはオレのアイテムボックスに収納だ。

 因みに、 今持っている鹵獲品は、 サブマシンガン四丁とリボルバー一丁、 大型自動拳銃四丁に小型自動拳銃が一丁だ。 大型自動拳銃はマフィアの下っ端の懐から、 小型自動拳銃はマフィアのボスの懐から出て来た。 弾薬も十分ある。 これを見たミリオタは大喜びするだろうな。


 ………あ、 いけねー、 進水式の事忘れてたわ。 ジイさん背負ってさっさと行こう。 まぁ、 まだ間に合うけど。



・ ・ ・ ・ ・



「ジイさん、 着いたぞ」

「ふぁ? もう着いたか」



 ゴロツキを蹴飛ばして、 マフィアと戦ったが……

 思ったより早く着いたな。 まだ、 ポツポツと人が居る程度だ。

 因みに、 一番前の席にオレらはいる。 顔を右に向ければ、 船底がまだ海水に浸かって居ない状態の鋼鉄の巨艦が観れる。


 その巨艦は、 三連装の砲塔を艦首と艦尾に、 其々一基ずつ配置されていて、 副砲と対空砲の様なものが両舷中部に配備されている。 因みに、 中心部は前から、 マストに肉付けしたような艦橋、 煙突、 少し間を空けてから少し小振りなマストの順に並んでいる。

 どこかで見た事がある様な………

 まぁ、 どうでも良い事なのだが。


「お前さん、 あの艦の特徴を知っているか?」



 ジイさんが突然口を開く。 気を緩めて居たから、 何を考えて居たかわからなかったぞ。


「生憎田舎モンでね、 海軍ごとなんか何も知らん」



 だってさ、 この国、 二ヶ月くらい前に()()()()して来たからさ、 全く知らないのだよ。 地上を見るのはたまにチラッと観るだけだし。

 というか、 今はジイさんの話聞こう。


「……… あの艦の名前は、 スチーム級戦艦『プレス』と言ってな………


  一つ前の戦艦と比べ、 艦体の長さを伸ばし、 主砲を30.5cm二連装砲から新型の28.3cm三連装砲に変換されてな、 これにより多少威力は低下したが、 装填速度と砲撃時に放てる砲弾の数を増やし、 更に新型の照準装置によって高い命中率を手に入れたのじゃ。


 エンジン自体も、 新しく採用した蒸気タービンエンジンを搭載。 これにより最大戦速が20ノットぐらいだったのが25ノット以上にまで速度が上昇したのじゃ。


 因みに、 この世界に来てから、 何故、 対空装備が大幅に増やされているのを知っているか?」

「だから、 知らねぇよ」



 仕方ねぇだろ、 あんたらの元の世界の事情なんて、 俺とは関係ねぇし。 其れに、 そもそもあんたらは、 どこの世界から来たんだよ。


「実はな、 マフィアのシーブラックが所有して居た機帆船とノース王国という国の海軍が起こした戦いと関係しているのじゃが………」

「へー、 で?」



 レイがある女船長に手助けしていたアレの戦いか……… 確か、 あの船長は今、 青年とミーティアを助けて自分の船に乗せて居たな………


「あの戦いまで、 儂はある戦艦の艦長をして居たのじゃが、 あの戦いの時、 儂ら海軍は奴等の帰還時を狙って、 ある海域で島に偽装して待機していたのじゃ……… しかし、 あの時、 儂や多くの船員が見てしまった。

 その見てしまった物はな、 マフィアの旗艦である小型装甲艦に、 数羽の人を載せた巨鳥と小型艦一隻に移乗攻撃させられ、 あっという間に乗っ取られたのを見てしまったのじゃ」

「で? 其れがなんで今に繋がる?」

「其れはな、 この世界に来る前の、 対空兵器の飛行船や最新兵器の飛行機がそこまで脅威にならなかったからじゃ。 だが、

飛行船は唯の的になるだけであったし、 飛行機は最新兵器の魚雷や高威力の爆雷を持てる程の力が無いからじゃ。

 しかし、 あの巨鳥は速度はそこまで無いじゃろうが、 もしかしたら高威力の爆雷を持てる程の力があるかも知れない。 だから、 対空兵器が追加されたのじゃ。


 まぁ、 そんな爆装を持てない飛行機で、 その巨鳥と空中戦をするなら別じゃがな」

「なるほど」



 つまり、 この世界に生息する巨鳥類が脅威と感じたのか。 なんか納得。 てか、 偽装して隠れるなんて、 随分チキンな事をしていたのだな。


「………忘れていたが、 儂の名前はグリース・デルタという者だ。 お主は?」

「俺はシュワルベだ。 此れは家名ではなく名前だ。 すまんが、家名は言えねぇ」



 オレも、 この姿になる前は、 ただの平民だったからな。 今もだが、 家名を持つ者なんて、 上位階級の奴らくらいだし。 此れは仕方が無い事だ。


「……そうか、 なら良い……… ところで、 お前さん、 何故、 儂がこの軍艦の進水式に急いで欲しいと言って来たと思うか?」

「さあ」

「実は、 あの艦の艦長に、 儂の孫が選ばれたからじゃ。 だが、 儂は後数日もしないうちに病で死んでしまうだろう。 だから、 最後に儂の孫の凛々しい姿を見届けに来たのじゃ」

「マジか」



 うわ!? このジイさん、 自分から寿命の事を言いやがったよ。 まぁ、 知ってたけど。


「……… ところで、 さっきの事は感謝する」

「何がだ?」

「愚痴を言っていた儂をここまで運んでくれた事だ」

「そうか」


 感謝か……… 久々の事だが、 やはり悪く無いな。



「……… 因みに、 お前さん女子じゃったんじゃな」

「……… なぜ気付いた?」

「……… カッターシャツの破れた部分から、 しれっとさらしが見えておるぞ」



 自身の胸部を見る。 確かに右の脇下部分が破れているな……… てか、 さらし自体、 よう千切れなかったな。 ある意味すごいぞ!


「………」

「………」

「……… まぁ、 良いだろ」

「良いのかッ!? ゴフッ!!」

「お、 オイ! 大丈夫かよ!?」

「だ……… 大丈夫だ……」


 ジイさん、 やはり寿命が近いからか……… そう言えば、 確かアイテムボックスに………


「儂は、 やはり無理をしていたか………」



 あったぞ! 取り敢えず、 バックから取り出すように召喚して………


「シュワルベ君……… 本当にすまなかったな………」

「ジイさん、 取り敢えずコレ飲んでくれ。 少しは楽になるぞ」



 ジイさんに、 ガラスの容器でできたそれを渡す。


「……… くれるのか……?」

「ああ」

「………すまない」



 ジイさんは、 それを飲み始めた。 それを知っている人がこれを見たら、 普通にキレるだろうな………

まぁ、 この場に、 それを知る人は居ないだろうが………


「………シュワルベ君、 大分楽になった。 コレをくれてありがとう……」

「どういたしましてだ。 じゃ、 用事思い出したんで、 オレはこれで」

「帰るのか? せめて住所を」

「じゃあな」



 このくらい情報が集まれば良いだろう。 ………気まぐれな事もしたし、 とっとと帰るか。 まぁ、 その気まぐれは、 やり過ぎたらアレだが、 今回は一人だけだから良いだろう。


「すいません、 人一人通ります!」



 大分人が集まって来たな、 もう直ぐ始まるのだろうか? ま、 それはそれとして、 人目がないところを探すか………


………てか、 人邪魔!



・ ・ ・ ・ ・


 余談だが、 グリース・デルタは数日後。

 何故か、 病気が消え去って死ぬ事もなく、 むしろ若かれし時の体力に戻り、 また、 海軍の仕事を復帰したという。


 因みに、 マフィア『シーブラック』のボスであるガルフ・ベスターは、 とある警察官により逮捕される事となる。


 それを知る者は、 この場には居ない。



一方その頃………



「あの! 船長様! 何故! 加藤様と旅人様が嵐の中の甲板で! 二人一緒に倒れているのですか!?」

「あぁ! それはな! あの二人が舵輪が回転しないように抑えて居たのだが! 雨水で手が滑ったみたいで! 二人とも舵輪に吹っ飛ばされたのだ!」

「そうなんですか! ところで! 力のありそうなビス様に! どうして舵輪を抑えさせないのですか!?」

「それは僕が説明するよ」

「マルク様!? す、 凄いです! 風や揺れがあるのに! 仁王立ちでその場にいる事が出来ることが凄いです!」

「ハハハ、 これは慣れだよ。

ところでさ、 前にも嵐の中を航海した事があって、 その時はビスが舵輪を抑えて居たんだけどさ、 ビスの握力で普通に壊れてしまったんだ。 あの時は、 本当に笑ってしまったよ」

「確かに! あの時は凄かったな!」

「マルク……… ヤ! メ! ロ!」

「ビス様!」

「ミーティアさん、 普通に名前を呼んでくれて良いんだぞ。

てかマルク! その事を思い出させるんじゃない!」

「ゴメンゴメン、 あ、 そう言えば船長」

「なんだ!?」

「前方に島影アリだよ」

「そうか! なら! そこまで耐えるぞ!!!」


「「「「「「オオ!!!(甲板上にいる水兵の声)」」」」」」


「ところでミーティアさん」

「マルク様! どうしましたか!」

「カトウに回復魔法を唱えてくれないかい?」

「何故ですか?!」

「だって、 頭から血が流してるからさ」



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