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ブルーウォーター公国物語(続グランディ王国物語のそのまた続き)  作者: 雷鳥文庫


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森の湖の真ん前で、みんなに微笑む。ブルー、ブルー色の神獣。

脱字報告ありがとうございます。

 ヴィヴィアンナ様を見るグラッシーの目尻は下がりっぱなしである。

「まあ!ワタシの身体の色とお揃いのドレスでござんすねえ!」

「ええ。」

「ヴィヴィアンナ様とおっしゃるので。お美しいお名前ですたい。」

相変わらず各種方言が混じる神獣様だ。

「まあ。ありがとうございます。コレからも宜しくお願いいたしますわ。」

ヴィヴィアンナ様の後ろの虎子ちゃんも頭を下げる。


「綺麗な護衛さんでんな。あと百年生きられたら精霊になれますやろう。」

「まあ。そうですの。」


どう言う仕組みだ。


まあ白虎様は四神にいらっしゃるしな。


「貴女様も、綺麗なご夫君も。土地神に好かれてはる。

…ネモさんまではいかなくてもねえ。そのお二人の近くにいるのやから、このお虎さんも影響を受けるのさね。

精霊になるまで生きられて、そして精霊になれても神獣になれるかどうかはわからんばってんが。」


なるほどなあ。


「良かったね、虎子ちゃん。」

ヴィヴィアンナ様に撫でられてゴロゴロと喉を鳴らす白虎ホワイトタイガー。いっぷくの絵の様である。


「グラッシー様。ダイヤの御礼にずっとお目にかかりたかったのです。」

花の様に微笑むヴィヴィアンナ様。


「いややわ。もうかって。」

ヒレで顔を覆って照れるグラッシー。

ヴィヴィアンナ様のお美しさに頬が紅くなっているぞ!


「…傾国の美貌だよなあ。」

アンちゃんがポツリと言う。

アラン様命♡のわが夫は、美貌のリード夫妻にはちっともよろめかないのだ。


「グラッシー様。御礼にこちらをお持ちしましたの。お口に合えば宜しいのですが。」

「うわあ。なんでござんしょ。」


ヴィヴィアンナ様の合図でピーターさんが馬車から麻袋を下す。

「私の家の近くの土で焼いたレンガなのです。」

確かに。レンガが袋からのぞいている。


「 ! ヒョエエ!土地神様の加護がずっしりぎっしりついとるバイ!」

目を見開くグラッシー。


ほう。美味しくてずっしりお腹に溜まるのね。

霧笛○の横○煉瓦や、最近入手困難になった、紅谷のクル〇ッ子を連想する元横浜市民のワタクシ。


「ふふ、それに型抜きはうちの息子達も手伝ったんですよ。」

ああ、あの天使の様に美しい坊ちゃんたちか。

そりゃ神獣様のお口に合うであろう。


「フンフン、そしてこちらはレイカさんのお土産でやんすか?

モルドールのズリ…えげつないくらい白狐とドラゴンパイセンのご加護付いておりますなア。」

鼻をヒクヒクさせて嗅ぐ海竜。


「あらこっちは!へええ!綺麗なもんです。

泥がこんなにピカピカの玉になるとはねえ。大したもんだ。」

「そうか。泥団子を見るのは初めてなのね?」

「エエ、レイカさん。あらら、泥団子から可愛いらしいお子さん達のパワーと、清いココロのパワーを感じるじゃありませんか。

あら、ま。

ショコラさんも作ってくださったんですねえ、嬉しいですねえ。」


「まあ、わかるんですか。」

ショコラさんが目をパチクリさせる。

「ウフン。ワタシはこれでも神獣でござんすよ。

是非、このお団子はたおやかなショコラさんのお手てで、お口に投げ込んで欲しいですわいなあ。」


そこで舌舐めずりをするグラッシー。


「ウフフ、じゃあ行きますよ!」

華麗な投球フォームで口に投げ込むショコラさん。


「ストラーイク!」

つい口から出る私。


「何言ってるの?レイカちゃん。」

「アンちゃんこれは野球といいましてね…王妃様にこの国に持ち込まないか今度ご相談するわ。」

私自身、ルールとかにはそんなに詳しくないけれど、龍太郎君とかメリイさんとかも覚えてはいるだろう。


「神獣様やネモさんのおかげでなかなか平和な世の中になったから。

スポーツを広げるのも良いかもね。あとはサッカーとか。」

「ふうんん?」

頭を傾けて考えるアンちゃん。


私が生きてる間にはオリンピックまでは出来ないだろうけど。

時をかける龍太郎君がいればいけるかな。


「レイカさんも私に食べさせてくださいな♫」

「ええ…届くかな。」

とりあえず投げ込む私。


飛距離が無いと思ったら、グラッシーが首をぐいっと伸ばしてキャッチしてくれた。

気を使わせてすみませんねえ。

「美味しいッスよ、レイカさん。」


「ふふ、私も投げてみてもいいですか?」

「ヴィヴィアンナ様!泥で手が汚れますよ!」

アンちゃんが慌てる。


「大丈夫ですよ、えいっ!」


「おおお!」


素晴らしいスピードとコントロールでグラッシーのお口に放り込むヴィヴィアンナ様。

グラッシー色のドレスが揺れます。

素敵です!


そうか、この方はリード様を守るために色々と鍛えてらっしゃったのだ。


パチパチパチ!

「素晴らしいです!ヴィヴィアンナ様!」

グラッシーがヒレを打ち鳴らして拍手をしている。


「どれ、俺もひとつ…」

「ブラッキー君。野郎からは要りません。」

「そういう時だけ名前を間違えないんだからな!」


この後、ズリを袋に顔を突っ込んで食べ、

「このレンガはおやつにします。」


ヴィヴィアンナ様のレンガを袋ごと持って帰ったグラッシーなのだった。

ブルーシャトウですね。

つい森トンカツ泉ニンニクと言っちゃいますね。

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― 新着の感想 ―
あはは、子供の頃のおまけ歌詞がついつい出てきますね。 井上大輔さんはすごかったんだなと改めて思います。 オリンピックは難しいでしょう。 五か国対抗くらいしかならないのでは? でも、簡易なWBCやW杯…
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