第53話 森の奥で見つけた木漏れ日の広場
昨日も見た銀色の魚。水面から勢いよく跳ねる姿が、どうにも頭から離れない。
「今日も跳ねてるかな?」
ログインした白雪は、森の中を軽い足取りで進んでいた。
白蒼の疾風のブーツが地面を蹴り、白いマントが風に揺れる。
途中で見つけた小さな花に目を留めたり、木の根元に生えていたキノコを覗き込んだりしながら、昨日の池へ向かう。
もちろん、寄り道は忘れない。
「このキノコ、昨日のとは違うね」
茶色い傘に白い斑点があるキノコだった。
白雪はしゃがみ込んで、傘の裏側を覗いてみる。
「うーん……食べられるのかな?」
指先で軽く触ってみる。特に変化はない。
匂いを嗅いでみると、土のような香りがした。
「今日はやめておこうかな」
別に食べたいものがないわけではない。今は池の魚の方が気になっているのだ。
白雪はキノコを採取して、インベントリにしまった。
《白斑キノコを入手しました》
「また今度ね!」
誰に向かって言ったのか分からない挨拶をして、再び歩き始めた。
◆
池に到着すると、水面には木々の影が映っていた。
白雪は昨日と同じ場所にしゃがみ込む。
「お魚さーん!」
呼んでみる。
当然、返事はない。
水面をじっと眺めていると、草の陰から銀色の影が現れた。
「あっ!」
すいっ。
魚は白雪の目の前を通り過ぎていく。
「いた!」
さらに、少し離れた場所で別の魚が跳ねた。
ぱしゃん!
「おおっ!」
昨日と同じように、魚たちは水面から飛び出している。
白雪はしばらくその様子を眺めていた。
すると、池の反対側から小さな鳴き声が聞こえた。
「ぴぃっ」
「あれ?」
顔を上げると、淡い青色の翼を持つ白い小鳥が枝に止まっていた。
「あっ、この前の鳥さん!」
小鳥は白雪を見つけると、枝から飛び立った。
そして池の水面を越え、少し離れた水辺へ向かっていく。
「またどこかに行くの?」
白雪は立ち上がり、小鳥を追いかけた。
池の縁を回っていくと、水辺に大きな丸い葉っぱがいくつも浮かんでいる場所に出た。
「わあ、葉っぱがいっぱい!」
葉っぱは濃い緑色で、中心が少しだけくぼんでいる。大きさは白雪の顔よりも大きい。
その上には、小さな水滴がいくつも乗っていた。
風が吹くと水滴が葉の上を転がり、縁から水面へ落ちていく。
ぽちゃん。
「面白い!」
白雪は葉っぱのひとつに触れてみた。
ぷるん。
思ったより弾力がある。
「乗れるかな?」
白雪は水辺に足を置き、葉っぱに体重をかけてみた。
ぐにゃり。
「おっと!」
葉っぱが沈み込む。
慌てて岸へ戻ると、葉っぱはゆっくり元の形に戻った。
「乗れそうで乗れないね」
白雪は別の葉っぱを観察した。
こちらは少し大きく、縁が厚くなっている。
「こっちはどうかな?」
今度は片足だけ乗せてみる。
ぷるん。
葉っぱは少し沈んだが、先ほどよりもしっかりしていた。
「おっ!」
もう片方の足も乗せる。
ぐらり。
「わわっ!」
白雪は両腕を広げてバランスを取った。
葉っぱは水面に浮かんだまま、ゆっくり揺れている。
「乗れた!」
白雪は嬉しそうに笑った。
しかし、喜んでいる間にも葉っぱは揺れ続けている。
少し身体を傾けると、葉っぱも傾く。
反対側に重心を移すと、今度は逆向きに揺れた。
「おお……これ、難しい!」
白雪は足元を見ながら、慎重に身体を動かした。
葉っぱの上に乗ったまま、なんとか姿勢を保つ。
そのとき、隣の葉っぱに小さな虫が止まった。
「あっ、虫さん!」
思わずそちらへ顔を向ける。
ぐらっ。
「わああっ!」
葉っぱが大きく傾いた。
白雪は水の中へ落ちる寸前で跳び上がり、隣の葉っぱへ飛び移った。
ぽよん!
今度はそちらが大きく沈む。
「きゃっ!」
結局、白雪は水の中へ落ちた。
ばしゃん!
「つ、冷たい!」
浅い場所だったので、身体が沈むことはなかった。
白雪は水の中に立ち上がり、濡れた前髪を手で払う。
「失敗しちゃった……」
けれど、すぐに笑顔になった。
「もう一回!」
◆
今度は葉っぱの上に長く立つことを目標にした。
最初は一枚の葉っぱに乗り、揺れに合わせて身体を動かす。
少し慣れてきたら、次の葉っぱへ移る。
ぴょん。
ぷるん。
ぴょん。
ぐらり。
水に落ちそうになりながらも、白雪は何度も挑戦した。
途中で葉っぱの縁に生えていた小さな花を見つける。
淡い青色の花びらが、水面に向かって開いていた。
「こんなところにもお花がある!」
白雪は葉っぱから降り、花を採取する。
《水浮花を入手しました》
その近くには、丸い粒のような実もあった。
薄い緑色で、表面には細かな水滴がついている。
「これは食べられるかな?」
白雪は実をひとつ採取し、軽く匂いを嗅いだ。
青っぽい香りがする。
少しだけ指先で押してみると、柔らかく弾力があった。
「気になる!」
ぱくっ。
口に入れると、最初はほとんど味がない。
少し噛むと、みずみずしい甘さが広がった。
「おいしい!」
さらに噛むと、ほんのりとした酸味が出てくる。
最後には、舌の上で小さな泡が弾けた。
「んんっ? また泡!」
白雪は目を丸くした。
先日食べた泡弾実とは違い、こちらは控えめなしゅわしゅわ感だ。
「こっちも面白い味!」
実をいくつか採取する。
《水浮実を入手しました》
白雪は水浮実を一つ手のひらに乗せ、光にかざしてみた。
透明感のある薄緑色がきれいだった。
「これ、何かに使えるかな?」
料理に使えるかもしれないし、そのまま食べてもおいしい。
今すぐ使い道を決める必要はない。
白雪は大切そうにインベントリへしまった。
そのとき、水面がぽこぽこと揺れた。
「ん?」
葉っぱの下から、小さな水色の生き物が顔を出した。
丸い身体に、背中には大きな葉っぱが一枚。
以前、池の近くで出会った泡を吹く生き物に似ている。
「あっ、こんにちは!」
生き物は白雪を見上げると、ぷくっと頬を膨らませた。
ぽわん。
小さな泡が浮かぶ。
「泡だ!」
白雪は《泡操作》を使い、泡をそっと持ち上げた。
泡は葉っぱの上をふわふわと移動する。
生き物はその泡を追いかけるように、葉っぱの下を泳ぎ始めた。
「こっちだよー」
白雪が泡を少し右へ動かす。
生き物も右へ。
今度は左へ。
生き物も左へ。
まるで追いかけっこをしているようだった。
白雪は笑いながら泡を動かす。
ぽわん、ぽわん。
生き物も次々に泡を吹いていく。
そのうち、一匹だけだったはずの泡が三つ、四つと増えていった。
「いっぱい出てきた!」
白雪は泡をまとめて、葉っぱの上に並べてみる。
小さな泡が水滴と一緒に揺れ、光を反射してきらきら輝いた。
生き物はしばらく泡を見つめたあと、白雪の近くまで泳いできた。
そして、水面から小さな葉っぱを押し出す。
「くれるの?」
白雪は葉っぱを拾い上げた。
《水泡葉を入手しました》
「ありがとう!」
生き物は一度だけ泡を吹くと、葉っぱの下へ戻っていった。
「また遊ぼうね!」
◆
その後も白雪は、水辺の丸い葉っぱで遊んでいた。
今度は葉っぱの上に乗って、少しだけ移動してみる。
風が吹くと葉っぱが揺れ、水面をゆっくり進んでいく。
「おおっ、動いてる!」
白雪は《白蒼の疾風》のブーツで葉っぱの中心を踏み、身体の揺れに合わせて姿勢を調整した。
葉っぱが右へ流れれば、左へ重心を移す。
左へ揺れれば、今度は右へ。
何度か繰り返すうちに、少しずつ揺れに慣れてきた。
《平衡歩行の熟練度が上昇しました》
「あっ、上がった!」
白雪は表示を見て、嬉しそうに頷く。
さらに、葉っぱから別の葉っぱへ飛び移ってみた。
ぴょん!
着地。
ぐらり。
身体が傾く。
すぐに姿勢を戻し、次の葉っぱへ。
ぴょん!
今度は成功した。
「できた!」
少しずつコツを掴んできたらしい。
ただし、調子に乗って大きく跳びすぎると、葉っぱが大きく揺れて水の中へ落ちてしまう。
それでも白雪は楽しそうだった。
「もう一回!」
何度目かの挑戦を終えた頃、池の向こうから小鳥の鳴き声が聞こえた。
「ぴぃっ」
顔を上げると、淡い青色の翼を持つ白い小鳥が枝に止まっている。
「あっ、またいた!」
小鳥は白雪を見て、翼を広げた。
しかし、今度は飛び立たず、枝の上で羽を休めている。
「今日はここにいるの?」
白雪が手を振ると、小鳥も小さく鳴いた。
その姿を眺めていると、空が少しずつ夕方の色に変わっていった。
「もうこんな時間!」
白雪は水辺から岸へ上がり、装備の状態を確認する。
水に落ちて濡れたけれど、装備に問題はない。
《自己修復》の効果もあり、白蒼の疾風はいつも通りの状態を保っていた。
「今日もいっぱい遊んだね!」
今日の収穫は、白斑キノコ、水浮花、水浮実、水泡葉。
それから、丸い葉っぱの上で遊ぶ方法も少し覚えた。
白雪は最後に水面を覗き込んだ。
銀色の魚が一匹、静かに泳いでいる。
「またね、お魚さん!」
魚は水草の向こうへ消えていった。
白雪は笑顔で手を振り、森の帰り道へ向かう。
明日は何を見つけられるだろう。
そんなことを考えながら、今日も白雪は森の中を自由に駆け回っていった。 池の水面が、きらきらと光っている。
「今日はどこに行こうかな?」
白雪は池のほとりに立ち、周囲を見回した。
昨日は丸い葉っぱの上で遊んだり、水辺の小さな生き物と泡遊びをしたりした。
今日はまだ行っていない場所を探してみたい。
そう思っていたところ、池の端に細い水の流れがあることに気づいた。
「あれ? ここから水が流れてる」
池から森の奥へ向かって、小さな水路が続いている。
幅は狭く、水深も浅そうだ。水は透明で、底にある小石がよく見える。
「どこまで続いてるんだろう?」
白雪は水路の横を歩き始めた。
水路は木々の根元を通り、草むらの間を抜けている。ところどころに小さな段差があり、水がそこを越えるたびに、さらさらと音を立てていた。
白雪は水の流れに合わせて歩く。
途中、小さな水たまりを見つけた。
「ここ、ちょっと深いね」
しゃがみ込んで覗いてみると、底に丸い石がいくつも転がっている。
その中に、ひとつだけ黄色く光るものがあった。
「ん?」
手を伸ばして拾い上げる。
それは、薄い黄色の半透明な石だった。表面には細い線が何本も入っていて、光にかざすと水のような模様が浮かんで見える。
《流紋石を入手しました》
「流紋石! 模様がきれい!」
白雪は石をくるくると回して眺めた。
さらに水たまりの縁には、小さな白い花が咲いていた。
花びらは細長く、風に揺れるたびに水滴が落ちる。
「この花もかわいい!」
《水音草花を入手しました》
採取した花をインベントリにしまい、白雪は再び水路を追いかけた。
◆
水路を進んでいくと、木の根が何本も地面から飛び出している場所に出た。
根と根の間を水が流れ、細いトンネルのようになっている。
「くぐれるかな?」
白雪は少し屈んで、根の下を覗き込んだ。
向こう側には光が見える。
「行けそう!」
四つん這いになり、根の隙間をくぐる。
背中のマントが枝に引っかかりそうになったので、片手で押さえながら慎重に進んだ。
途中、頭の上で葉っぱが揺れた。
さらさら。
「わっ、葉っぱ!」
顔のすぐ横を小さな虫が通り過ぎていく。
白雪は思わず目で追ったが、狭い場所なので追いかけるのは諦めた。
ようやく反対側へ抜けると、そこには少し広い空間があった。
「わあ!」
木々の間から、柔らかな光が差し込んでいる。
地面には緑色の苔が広がり、中央には大きな倒木が横たわっていた。
その周囲には、小さな白い花や青い花が咲いている。
水路は倒木の下を通り抜け、反対側へ続いていた。
「ここ、きれいだねえ」
白雪は倒木の近くまで歩いていった。
木の表面には柔らかな苔が生えている。ところどころに小さなキノコも顔を出していた。
「キノコもある!」
白い傘に淡い緑色の模様が入ったキノコだった。
白雪はしゃがみ込み、そっと匂いを嗅いでみる。
少し甘い香りがした。
「おいしそうな匂い……」
食べてみたい気持ちはある。
けれど、見たことのないキノコだ。以前のように毒や状態異常があるかもしれない。
白雪は少し考えたあと、ひとつだけ採取した。
《木陰茸を入手しました》
「あとで食べてみようかな?」
食べるかどうかは、気が向いたときに決めればいい。
今はほかにも気になるものがある。
倒木の裏側を覗くと、小さな青い実がいくつもまとまって生えていた。
「これは何かな?」
ひとつ摘まんで匂いを嗅ぐ。
甘酸っぱい香りがする。
白雪は迷わず口に入れた。
ぱくっ。
「んっ!」
最初は甘い。
そのあと、舌の上に少しだけ冷たい感覚が広がった。
「冷たい! でもおいしい!」
もうひとつ食べてみる。
今度は少し酸味が強かった。
「同じ実なのに味が違う!」
白雪は面白そうに残りを眺めた。
《木陰青実を入手しました》
採取した実をしまい、白雪は満足そうに頷いた。
◆
そのとき、倒木の向こうから小さな音がした。
かさっ。
「あれ?」
白雪が振り向くと、倒木の上に小さな生き物が立っていた。
茶色い身体に、白いお腹。頭には小さな葉っぱが一枚乗っている。
大きさは両手に乗るくらいだ。
生き物は白雪を見ると、ぴたりと動きを止めた。
「こんにちは!」
白雪が手を振る。
生き物は少し後ずさった。
「あ、逃げちゃう?」
白雪はその場にしゃがみ、動かずに待ってみた。
しばらくすると、生き物は倒木の上をゆっくり歩き始めた。
白雪の手元にある木陰青実を見ている。
「これ、食べる?」
白雪は実をひとつ、倒木の上に置いた。
生き物は警戒しながら近づき、鼻先で実をつついた。
くんくん。
そして、ぱくり。
「あっ、食べた!」
生き物は小さな口を動かして実を食べると、白雪の方を見た。
「おいしい?」
返事の代わりに、頭の葉っぱがぴょこんと揺れる。
白雪は嬉しくなった。
「よかった!」
生き物はその場で少しだけ身体を丸めたあと、倒木の裏側へ移動した。
しばらくすると、口に何かをくわえて戻ってくる。
ころん。
白雪の前に落とされたのは、白い小さな種だった。
「これ、くれるの?」
拾い上げると、淡い緑色の筋が入っている。
《木陰の種を入手しました》
「ありがとう!」
生き物は白雪を見上げ、今度は少しだけ近づいてきた。
白雪が指先を差し出すと、鼻先をちょんと触れさせる。
「ふふっ、くすぐったい!」
それから生き物は、倒木の下へ潜り込んでいった。
「またね!」
白雪は小さく手を振った。
◆
倒木の周囲をひと通り見て回ったあと、白雪は水路の続きを追いかけた。
木漏れ日の広場を抜けると、少しだけ地面が下り坂になっている。
水路も傾斜に沿って流れ、途中で小さな段差を作っていた。
白雪は水の流れを見ながら、近くの石に腰掛ける。
「ここ、涼しいね」
風が吹き抜けると、木々の葉が揺れた。
水の音と葉の音が重なって、心地よい。
そのまま少し休んでいると、水路の向こう側に小さな白いものが動いた。
「あっ!」
白い羽根だった。
いや、羽根ではない。
よく見ると、小さな鳥が水路の石の上を歩いている。
身体は薄い灰色で、翼の先だけが淡い緑色をしていた。
鳥は水路にくちばしをつけ、水を飲んでいる。
「小鳥さんだ!」
白雪が近づくと、鳥は顔を上げた。
逃げるかと思ったが、すぐには飛び立たない。
白雪は少し離れた場所にしゃがみ、静かに眺めた。
鳥が水を飲み終えると、今度は水路の中にある小さな石をつつき始めた。
ころん。
石が転がる。
「何してるの?」
鳥はもう一度つついた。
ころん。
石は水に流され、少し下流へ移動していく。
鳥はその後を追いかけた。
「石を追いかけてる!」
白雪は面白くなり、鳥と一緒に水路を追いかけた。
石は水の流れに乗って、少しずつ下へ進んでいく。
途中で別の石にぶつかり、くるりと回った。
鳥はそれを追いかけ、白雪も後を追う。
やがて石は水路の端に引っかかって止まった。
鳥は満足したように鳴いた。
「ぴっ」
「楽しかった?」
白雪が笑うと、鳥は翼を広げた。
そして、木々の間へ飛んでいってしまった。
「あー、行っちゃった」
白雪は飛んでいく姿を見送った。
その後、石を拾い上げてみる。
丸く磨かれた、淡い青色の石だった。
《水流丸石を入手しました》
「これを追いかけてたんだね!」
鳥が何を考えていたのかは分からない。
ただ、石を追いかける姿は少し面白かった。
◆
夕方。
白雪は木漏れ日の広場へ戻り、最後にもう一度、倒木の周囲を見た。
小さな生き物の姿はもうなかった。
けれど、置いていった木陰の種はインベントリに入っている。
「今度来たら、また会えるかな?」
白雪は倒木に手を振った。
今日の収穫は、流紋石、水音草花、木陰茸、木陰青実、木陰の種、水流丸石。
気づけば、またいろいろなものが増えていた。
「何か作るときに使えるかなあ」
以前から集めている素材も、インベントリの中にはたくさんある。
料理に使えるものもあれば、装備の材料になるものもあるかもしれない。
でも、今はまだ何に使うか決めなくていい。
気になったものを見つけて、集めて、遊んで。
それが白雪の冒険だった。
「今日は楽しかった!」
白雪は池へ戻る道を歩き始めた。
水路の音が少しずつ遠ざかる。
森の奥には、まだ見たことのない場所がたくさんある。
明日もまた、気になるものを探しに行こう。
白雪は白蒼の疾風のマントを揺らしながら、森の中を駆けていった。




