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向宇市アナムネーシス  作者: 金子ふみよ
第七章

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アナムネの修練

 自転車の乗り方と同じと言ってしまうと元も子もないのだが、あれほど苦心していた仮和明もあの喫緊の状況を経たおかげか、アナムネを現わすコツをつかんだのか、思いのほか容易にできるようになり、担任や波越や他の研究員などがいる前で、あの人型を現出させた。ふと思い出して、

「そういえば、初めての時、アナムネと言わないで現れたんですけど、あれってどういう事なんでしょう」

 言うなれば、無詠唱で魔法を行使できたのと同じようなことなわけで、研究者たちは顔を見合わせ喧々囂々話し合ったが、結論は出ず検討材料として保留にするしかなかった。なぜなら、あれ以来どれほど「止めろー」とか叫んでも発現できず、その代わりにみなと同じように「アナムネ」と呼ぶ必要があったからである。そんな一回こっきりのまぐれみたいな現出条件、それよりも人々は異口同音、人型のアナムネに驚きを隠せず、特別検査なるものまで受けなければならなくなったりもした。が、アナムネには違いないため、研究者一同最終的には感心してまとめるしかなかった。仮和明のヴァルネラ値が指数関数的な曲線を描いているのを誰しもが眉根を寄せたことを追記しておこう。


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