表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/20

9歳8か月 最強って何だろう(賢者タイム)

 2019年 11月〇日


 最強って何だろうか。

 俺は今まで最強を求めて努力をして、強くなっていった。

 でも、その最強がよく分からなくなってきたのだ。

 最強を目指すとかいってるのが虚しくなってきた。

 意味が分からなくなってきた。

 というかもう既に十分な気すらしてきた。


 ようは何というか、まあ。うん。

 

 つまり俺は今賢者タイムという訳だ。


 日記に何を書いてるのだって話だが、そのまんまだ。


 学校で偶々、そういう話になって、何となくやってみるか、何事も経験だって思って賢者タイムになってみたんだ。


 そんで、凄く。そう、凄く。

 不思議な気分に陥っている。


 何というか自分を正しく見つめているような?

 何ともいえない虚無感に襲われているような。


 まあ、とにかく俺は今賢者となっている。


 そして賢者となっている俺は最強を目指すとかいって努力していたのが、なんかこう急に馬鹿らしくなってきた。


 だって、そうだろ?


 まず、根本的に考えて、最強って何だよ?


 最も強い者ってことか?


 その最も強いって何だよ?


 武力的に強いってことか?

 今の俺みたいに多少の理不尽は武力という圧倒的な力で無理やりねじ伏せることが出来る。

 それが最強か?


 じゃあ、俺は最強ってことか?

 いや、流石にそれは早計だと思う。


 自分で言うのもアレだが、俺は強い。

 それはもう圧倒的と言っていいレベルには強いと思う。

 少なくとも今の俺を殺そうと思ったら、何万という軍隊が襲ってきても勝てると思う。

 そのレベルで強い。

 それに、例えば絶対に避けられないってレベルに大量の爆撃を空からやられても異空間に逃げればいいだけだし。

 その後、ヤミちゃんを使って安全な場所で異空間を開けば、それで解決だ。

 そっから反撃なり、自由にすればいい、例え空の上でも闇翼を使えば問題ないし、海ならば呼吸がいらないヤミちゃんを送り込んでめちゃくちゃにしてやればいい。


 アレ?


 俺って最強じゃね?


 なんかこう、今考えて見たら俺ってもう既に最強になってる気がした。

 というか個人で俺に勝てるやつなんて存在しない気がしてきた。

 異能管理局のナンバーと呼ばれる存在だろうと、海外にいるヒーローと呼ばれる存在だろうと、あくまでその能力を聞く限りではあるが。

 俺の方が強いと思う。


 そうすると俺は僅か9歳にして世界最強の力を手に入れるか。


 何というか。

 何というか、凄いな。


 流石俺だぜ。


 でも、そうなると逆に虚無感が溢れてくるな。

 最強を目指して努力して、いざ最強に辿り着いたが、別にだからら何があるというわけでも、どうという訳でもない。

 せいぜい、何か自分の身に理不尽が降りかかった時とか、自分のしたいことを自由に出来る程度なんだ。


 いや、まて?

 それで良くね?

 世の中には理不尽が山の様にある。

 数か月前の強盗事件だって、ヤミちゃんがいなければ俺の家は荒らされていたし、最悪、俺よりも先に妹が帰って来たりお母さんが帰って来てた場合はそのまま、あの吐き気を催す邪悪によって殺されていた可能性だってある。

 もしも、俺が異能力者じゃなかった、もしも俺に闇魔法の才能がなかったら、もしも俺がヤミちゃんを作って家に置いていなかったら。

 そういう最悪の未来が訪れていてもおかしくなかったということだ。


 その後の異能管理局での出来事だってそうだ。

 あの時は俺が強かったから、俺の力を危険視して俺を殺そうとした奴を、逆に洗脳して俺の都合の良い駒に出来たわけだ。

 もしも俺が弱かったら、俺はそのままあっけなく殺されて、そして俺が死んだという事実は簡単に隠蔽されていただろう。


 そう考えると、俺は強くて良かったと思う。


 更に遡っていけば、クイナちゃんの件もそうだ。

 アレだって、俺が強かったから、クイナちゃんの【闇喰】という非常に危険な異能を抑え込むことが出来た。

 でも、もしも俺が弱かったら、最悪闇によって喰い殺されていたかもしれない。


 俺が強くなければ俺はとっくのとうに死んでいるということだ。

 

 そう考えると俺は強くなって良かったわ。

 強くなるための努力をしていて良かったわ。


 という訳でよし決めた。

 やっぱり、この調子で特訓は続けていこう。


 最強を目指すとか、最強を至るとか、賢者モードの今考えればめちゃくちゃに中二病というか恥ずかしいアレだったが、まあ、強くなって悪い事なんていない。


 強さは力だ。


 弱肉強食


 強者は弱者を食うことが出来る。逆に言えば弱者は強者に食われるしかないということだ。


 だから俺は強者になろう。


 誰にも食われない強者になろう。


 いや、もうすでに誰にも食われない強者だけど。

 最強だけど。


 まあ、いいや。

 俺は取り敢えず、変わらず努力をして強くなっていこうではないか。


 という訳で、いつもの様に今の強さ報告をしていきましょうか。


 といってもあれから2カ月しか立ってないからな。


 魔法の方は正直伸び悩み中、身体能力は相も変わらず人間をやめてきている。影分身で出せる数は確実に増えている。今は余裕で400体程度出せるようになった。本気を出せば600以上いけると思う。

 ヤミちゃんの数も40体程増えた。

 

 正直、もうそろそろヤミちゃん以外の眷属を作っていこうと思っているが、まあ、それはおいおい考えていこう。


 こんなものかな?


 という訳で以上。終わり。


 今日の結論を言うのならば賢者タイムは素晴らしいってことだな。


―――――――――――


面白いと思っていただけたら嬉しい限りです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ