表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子の妹は聖女様でした〜没落しかけの我が家の再建を目指したら、何故か溺愛されました〜  作者: 漆原 凜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/3

「は?レイラが婚約した?!!」


大神殿に着いた後に部屋に案内され寛いでいると、神官が来てレイラが婚約したと告げられる。


「先程婚約届が提出されました。姉君のご婚約おめでとうございます。」


「誰と?!あ!!!あの団長でしょ??ずっとレイラの事見てるし触るし気持ち悪いと思ってたのよ!あの人お金持ちなの??違うなら許せないんだけど!」


「えー…はい。お相手は蒼龍騎士団の団長こと第二王子殿下です。聖女様ですから不敬にはなりませんが、外では気をつけてくださいね。」


は?!王子様なの?お金持ちと結婚してとは言ったけど、大物すぎない?朝馬車に乗り込む時からレイラにだけ優しかったし、休憩中もずっと話しかけてたからなー。目がレイラだけを見てたけど…まさかそんなに素早く動くとは意外だった。しかし私が聖女で、婿が王子様…我が家は確実に安泰だわ。私の腹黒い笑いに神官は引いているがお金持ちな上でレイラが愛されるなら1番良い。


扉がノックされ来客ですと告げられる。団長である第二王子殿下が入ってくる。義妹よ先程ぶりって話しかけられる。


「最初からレイラを狙ってたのね?ずっと見てたわよね!気持ち悪い!」


「一目でこの人だって思った。破天荒な貴方を優しく嗜める彼女は凄く可愛いよね。貴方が聖女で良かった。あんな可愛い婚約者が出来て本当嬉しいよ。出会わせてくれてありがとう。」


キィー!!!私のレイラが!さっきレイラが幸せならって思ったけどやっぱり悔しい!!彼を睨見つける。一生苦労させないから安心してって微笑まれた。


「…裏切ったら許さないから。レイラを守ってね。」


手を差し出され握手をし、レイラのために手を組む。いつも人に優しくて騙されやすい姉にはこれくらい守ってくれる人がいいだろう。


「やっぱり双子でも全然似てないな。レイラの方が可愛い。」


速攻手をはらい貴方に可愛いって思われなくて心から嬉しいわ!て怒る。笑いながら今度一緒に会いに来るよって言い出て行った。私達は昔から瓜二つと言われ育った。どっちでも一緒と言われる時もあったけど、レイラを唯一と選ぶ彼は信用出来る。これからの姉の幸せを願う。


ーーーーー


次の日から大神殿で修業が始まった。家族と離れた寂しさもあったけれど、大神殿の皆は優しい。当代の聖女であるユキ様は修業の時は厳しいけれど、それ以外の時は優しく相談にのってくれた。


ユキ様のおかげで治癒魔法も少しずつ安定し、今ではいくらでも放てるようになった。歴代でも力が強い方らしくまだまだ安定してお金が入るなって思った。


毎日楽しく過ごしていたある日にお披露目が決まったと告げられ、久しぶりに王宮へと連れて行かれた。案内された先には陛下と王妃様、そして王子様達が並んでいる。


「修業は順調だと聞いている。お披露目会を開催したいと思い今日来てもらった。」


陛下にお言葉をもらい1ヶ月後にお披露目会をすると告げらる。お披露目会までは王宮で暮らし準備をするらしい。第一王子に案内され部屋へと移動する。ゆっくりしてねと言い部屋から出て行った。私のために用意された部屋はとても可愛く素敵だった。その時ノックがされ誰かが入ってきた。


「アイラ!会いたかった!」


レイラだ!私達は抱きしめ合う。後ろを見ると第二王子が少し嫌そうな顔をしている。私にまでヤキモチやくなんて本当心が狭い。


「レイラ久しぶりで嬉しいかも知れないが、座ったらどうかな?聖女様も疲れてしまうよ?」


レイラの肩を抱き座るよう促す。私なら大丈夫ですけど!と牽制し合う。フィリップがそんなに感情出すなんて珍しいな。しかも令嬢相手にと笑い声が聞こえた。誰この人?フィリップ様に少し似ている。同じ黒髪で瞳の色が紫色だ。


「ノエルと申します。この度お披露目会でエスコートを務めさせて頂く事になりご挨拶にきました。よろしくね。」


「聖女様こちらは王弟で婚約者が居ないため、今回エスコートとして選抜されました。私の伯父です。」


陛下とは年が離れているらしく、フィリップ様の伯父ながら年齢は近かった。よろしくお願いしますと挨拶し、レイラと手を繋ぎソファーに座る。フィリップ様が対抗意識をむき出しにして邪魔してくるがレイラに諌められ渋々向かいに座っている。


「アイラ様は溌剌と可愛らしい方なのですね。今回引き受けて良かったです。」


え?私?そんな事ないですと言った途端、フィリップ様が伯父上視力大丈夫ですか?と聞いている。失礼な。アイラは可愛いわってレイラが言ってくれ和む。うんうんとノエル様も頷いている。


「あとは姉妹仲良く過ごして下さい。また明日会いに来ます。」


ノエル様は行こうかとフィリップ様を促し、嫌がるのを無理矢理連れて出て行った。レイラもお披露目会に婚約者として出るため、1ヶ月王宮に留まるらしくお互い喜ぶ。フィリップ様こと腹黒とも仲良くしているようで安心した。


「アイラのおかげで家は借金も無くなり、頂いた資金でとても豊かになったわ。お父様とお母様はとても感謝していたわ。ありがとう。」


2人とも1ヶ月後のお披露目会には参加してくれる。我が家が安泰と聞き嬉しい。まだまだ頑張るからとレイラに笑いかけると、アイラも幸せ見つけてねって。嫌になったら一緒に逃げようと言ってくれる。腹黒も一緒に来そうで嫌だな。大神殿は皆優しく私は楽しく過ごしていると伝え大丈夫だとわかってもらう。今日は一緒に寝ることにして夜遅くまで話に花が咲いた。



ーーーーー


次の日から様々な特訓を2人で受け少しずつ様になってきた。ノエル様は毎日会いに来てくれ労ってくれる。毎日忙しいだろうからと断っても来てくれる。腹黒も毎日レイラに会いに来ていると聞き、真面目でマメな家系なのかと納得する。


楽しい1ヶ月はあっという間に過ぎお披露目会の日となる。荘厳な大神殿の深部で次代の聖女とし任命され、大神殿から王宮まで沿道を馬車で移動し民衆にお披露目される。王宮には貴族達が集まり陛下により紹介されお披露目会は無事終了した。あとは夜に行われるパーティのみだ。


「アイラ様お疲れ。大丈夫?少し休憩する?」


ノエル様が心配をしてくれる。本当いつも会いに来てくれ気を使ってくれる優しい人。終わると私は大神殿に戻る予定なので、もう会えなくなるのは寂しいな。


「大丈夫!パーティ用に着替えるね。」


立ち上がり侍女達と移動する。お茶用意しとくねって手を振り見送ってくれる。用意された衣装を見るととても可愛く白地に所々紫色があしらわれている。ノエル様の色かな?パートナーだからかな?と思い着替える。部屋に戻ると凄く嬉しそうに微笑んでくれる。手を取り座らせてくれた。


「よく似合ってる。家族思いで溌剌と可愛らしい君が大好きなんだ。これからは私に君を守らせてもらえないかな?私を選んで欲しい。」


ノエル様に急に口説かれる。え?でも…私?嬉しいけどいいのかな?


「…結婚とか勝手に決めて大丈夫なの?私聖女なのに」


「周りに許可取ったし、あとは聖女様の意思次第と言われている。」


「じゃノエル様と居たいです!会えなくなるの寂しかったです。」


嬉しいよと笑ってくれる。じゃ予定通りこの後婚約も発表するねって最初から決めていて断られる気が無かったらしい。さすが腹黒の伯父だ…。


両親が会いに来てくれとても感謝された。そしてノエル様が両親に結婚させて頂きたいと話してくれる。手元には婚約届が用意されていた。また…とお父様が怯えている。どうしてうちの娘達は…と頭を抱え、ノエル様によろしくお願いしますと言ってくれた。


ノエル様が書類を持ち離席した途端に両親が詰め寄ってくる。お金のためならもういいんだよ?私達が頑張るから聖女辞めてもいいんだって。レイラと同じで家族からの愛を感じる。ノエル様が好きで一緒に居たいのだと伝えると2人共安心した顔をしていた。義理の息子が殿下と大公でツライと両親は嘆いていたが私達の幸せを願ってくれた。


レイラに出会うと私達のドレスは色違いのお揃いだった。白地に青と紫でパートナー色に身を包み2人で笑ってしまう。遅れて現れた2人を見ると腹黒は騎士服にピンクをあしらい、ノエル様は公式な衣装に金色をあしらっている。お互いのパートナーは独占欲が強いらしい。


婚約の話をすると自分事の様に喜んでくれ、お互い幸せになろうって2人で約束をする。私達は手を繋いで喋っているとお互いのパートナーがサラリと奪い取る。


パーティが始まり私のお披露目と婚約が発表され皆に祝福される。ノエル様が手を取ってくれダンスを踊る。


「皆アイラに見惚れているよ。いつも可愛いけど今日はとても綺麗だ。私のだともっとアピールしないとダメだね。」


「充分皆さんノエル様のだとわかってますよ。」


「アイラは?アイラは私のだとわかっている?」


もちろんです。ノエル様も私のですよって言うと嬉しそうに抱き寄せられる。密着したダンスは恥ずかしく照れてしまう。そしてしばらく大神殿に戻り結婚のタイミングで大公家に移動すると聞き嬉しく思う。


「早く一緒に住みたいです!」


可愛いって頬に口づけをされた。見ていた皆がざわついている。ノエル様は私のだとわかったかな?と笑い楽しそうにしている。


「婚約おめでとう。結婚はまだと言っていたノエルがこんなに早く相手を見つけるなんて…嬉しいよ。よろしく頼む。」


陛下は年が離れた末の弟が可愛いみたいで、本当良かったと安心している。お祝いの言葉を頂きノエル様と微笑み合った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ