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双子の妹は聖女様でした〜没落しかけの我が家の再建を目指したら、何故か溺愛されました〜  作者: 漆原 凜


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3/3

その後

私は跡継ぎとしてお父様とさらに領地の勉強をしている。貧しかった伯爵領は資金が潤ったおかげで様々なインフラを整備出来、領民達に喜ばれ私達家族は本当にアイラに感謝をしている。


そしてフィル様は団長として忙しい傍ら、お休みには会いに来てくれ共に過ごした。我が家が合うのかいつも穏やかで楽しそうにしている。団長を引退するまではお互い行き来する感じになるだろう。


「レイラ手を。」


「ありがとうございます。お疲れでは無いですか?」


「全く。レイラに会うのに疲れなど無いよ。毎日会いに来たいくらいだよ。」


今日は一緒にお出かけをするために迎えに来てくれた。勢いで婚約を結んだが本当に大事にしてくれて感謝している。フィル様は最初から大好きだし大切にするのは当たり前だよといつも言ってくれる。


ーーーーー


「アイラ!久しぶり!元気だった?」


「レイラー!」


今日はアイラから話があると大公家に招かれた。聖女となり結婚してからも度々会っていたが、最近はお互い忙しく数ヶ月ぶりに会う。アイラは幸せそうで良かった。ノエル様はいつも側に寄り添い聖女で大変なアイラを大事にしてくれている。


用意してくれてある部屋に向かいソファーに座る。陽射しががあたたかく気持ちが良い。


「話って?ちょうど私も話があったから会えて嬉しい。」


「私から行きたかったのだけどちょうど都合が悪くて、来てもらってゴメンね。久しぶりに皆に会いたかったのだけど。」


「大丈夫だよ。最近引きこもってたから散歩ついでに来れて良かった。2人もとても会いたがっていたよ。また今度来てね。」


「もちろん!それで今日話したかったのは…実は懐妊したの!レイラに1番に言いたくて今日は来てもらったの!」


「え…待って。本当?」


「何どうしたの?」


「…私も今日その話をしに来たの。」


「「…本当に?」」


お互い抱きつく。すごく嬉しい。泣きながらおめでとうとお互いに言い合う。入ってきたフィル様とノエル様が泣く私達を見て、慌てて駆け寄り気を使ってくれる。


2人もお互いその話だとは知らなくて、2人ともとても喜んでくれている。2人は私達がお互い1番に言いたいという願いを叶えてくれ、黙ってくれていたのだった。今日この後お互い王家に報告をする予定であった。優しい旦那様達で私達は幸せだ。


「アイラは家で産むの?こちらで?」


「レイラもなのに私まで迷惑じゃないのかな?」


「アイラが一緒だと心強いわ。ノエル様はそれでもいいのですか?」


ノエル様は少し嫌そうだけどアイラが望むようにと言ってくれている。初めての懐妊で不安だったが2人なら心強い。しばらく会話を楽しみ失礼をする。帰ったら両親に言っておくねと言い、また近々会う約束をし手を振る。


帰り報告した両親は泣いて喜んでくれた。そして私達の幼い頃の話などに花が咲きとても楽しかった。


数ヶ月後に私達はお互い女の子を産みとても喜んだ。皆可愛がってくれて、陛下は特に孫に姪にと忙しそうにしている。2人の父親はどちらもすでに娘ラブで絶対離さないと言っている。将来大変そうだ。


あの日アイラが聖女となり今幸せに満ち溢れているが、あのままだった場合今も困窮し婿探しにも困っていただろう。アイラは当たり前だよ、2人共幸せになろう!って言ってくれる。双子で本当に良かったと思い、これからも家族の幸せを願う。


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