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第90話 命のオークションと1000億ドルの勝者、あるいは資本主義の極致

 ニューヨーク・マンハッタンの中心部。

 かつて世界的なスポーツやエンターテインメントの殿堂として知られ、幾多の歴史的瞬間を刻んできた巨大ドーム施設は、今日この日のためにI・G・U(国際公式探索者ギルド連盟)アメリカ支部の特設会場として完全に改装されていた。

 上空には各国の報道機関が飛ばす無数のヘリコプターやドローンが、獲物を狙う蜂の群れのように旋回を続けている。プロペラの轟音が摩天楼の谷間に木霊し、眼下のストリートを威圧していた。

 地上はといえば、さらに異様な光景が広がっていた。完全武装したエリート探索者部隊――アメリカが誇る『覚醒の聖杯』によって基礎能力を限界突破させた超人たちが、何重もの警戒網を敷いている。彼らが身に纏うのは、俺がアルカディアの工房で調整を施し、莫大な対価と引き換えに輸出されたハイエンドの魔導アーマーだ。

 周囲数ブロックにわたる交通は完全に封鎖され、会場のエントランスへと続く数百メートルの道には、目が痛くなるほどに鮮やかな真紅の絨毯が敷き詰められていた。


 静寂とは無縁の、狂騒と熱気が空間を支配している。

 世界中のメディアが中継カメラを回し、何十という言語で実況の叫び声を上げている。

 絨毯の上を歩くのは、映画のプレミア上映に訪れるハリウッドスターや、音楽の祭典を彩るグラミー賞の受賞者たちではない。

 黒塗りの防弾リムジンから次々と降り立つのは、世界の経済を裏から、あるいは表から支配する真の権力者たちだった。

 国家予算を個人の口座で動かす中東の王族。

 世界中の情報インフラを牛耳り、人々のライフスタイルすらデザインする巨大テック企業連合の最高経営責任者たち。

 そして数世紀にわたり血脈と富を受け継いできた欧州の旧貴族や、世界の金融市場を裏で操る投資銀行のトップたちだ。


 彼らの顔には一様に、隠しきれない熱と焦燥が浮かんでいた。

 普段であれば、彼らはカメラの前で計算し尽くされた余裕の笑みを浮かべ、洗練されたジョークの一つでも飛ばすだろう。だが今日ばかりは違う。

 カメラのフラッシュが瞬く中、彼らは足早に会場の奥へと吸い込まれていく。SPたちに囲まれながら、誰の目にも触れたくないとでもいうように顔を強張らせている。

 無理もない。

 彼らが今日この場所に集まった理由は、自らの地位を見せびらかすためでも、外交のポーズをとるためでもない。

 ただ純粋に、そして残酷なまでに切実な「自分自身の命」を買い取るためなのだから。


 会場の最深部。

 防弾ガラスはおろか、魔力による物理遮断結界が何重にも展開された特別なしつらえの壇上。

 ライトアップされたクリスタルガラスの台座の中央に、小さな小瓶が鎮座していた。

 スイス・アルプスの白き神獣を討伐した報酬であり、人類が初めて手にした不老不死の霊薬。

 『エリクサー』。

 透明な小瓶の中で揺らめく白銀の液体は、照明の光を反射して、神々しいまでの輝きを放っている。

 あらゆる病魔を退け、欠損した肉体を復元し、細胞の時間を全盛期へと巻き戻す奇跡の雫。


 金で買えないものは無いと豪語してきた絶対的な勝者たちが、これまでの歴史の中で唯一手に入れられなかった「時間」と「永遠の健康」。

 それが今、明確な「商品」として彼らの目の前に提示されているのだ。

 この一滴を手に入れるためならば、彼らは喜んで自らの資産を切り売りし、他者を蹴落とすだろう。


「ミスター・アブドゥル! 本日のオークション、ご予算はどれほどをご用意されているのでしょうか!?」


 レッドカーペットの脇のフェンスから身を乗り出したインタビュアーの絶叫に、中東の石油王はピタリと足を止め、鷹のような鋭い視線を向けた。

 豪奢な民族衣装に身を包んだその男の口元には、絶対的な自信と、それを支える莫大な財力を示す傲慢な笑みが張り付いている。


「予算? 馬鹿な質問をするな。自分の命に上限をつける者がいるとでも思っているのか」


 流暢な英語で放たれた言葉の裏には、老いに対する底知れない恐怖が透けて見えた。

 彼らの一族はオイルマネーという無尽蔵の富を持ちながらも、肉体の衰えだけは防ぐことができなかった。

 世界中から最高の医療チームを囲い込み、最新の治療を施しても、細胞の寿命という絶対のルールには抗えない。

 だが、目の前の小瓶さえ手に入れれば、神が定めたルールすら金で叩き壊すことができる。

 だからこそ彼は、今日この日のために一族の流動資産を根こそぎかき集め、ニューヨークへと乗り込んできたのだ。


「我々の一族が何世代にもわたって築き上げた富は、すべて今日この瞬間のためにあったと言っても過言ではない。いくらまで値が吊り上がろうが、最後にハンマーを叩かせるのは私だ。世界中の紙幣を紙屑に変えてでも、必ず持ち帰る」


 インタビュアーの興奮を置き去りにし、男は重武装の探索者護衛に囲まれながら会場内へと消えていった。


 続いてマイクを向けられたのは、シリコンバレーからプライベートジェットで飛んできた巨大IT企業群――通称GAFAMの代理人たちだ。

 彼らは王族のように感情を剥き出しにはしない。

 オーダーメイドのスーツを隙なく着こなし、冷徹な計算機の如き無表情で、カメラのレンズを見据えていた。


「我々コンソーシアムの狙いは明確です。技術の進歩は指数関数的に加速しており、我々のトップリーダーたちの頭脳は人類の至宝です。彼らが老いや病によって第一線を退くことは、企業のみならず地球全体の損失に他ならない。我々はこのオークションをギャンブルではなく、論理的かつ合理的な判断に基づいた『必要な投資』と捉えています」


 彼らにとってエリクサーは、単なる個人の延命の道具ではない。

 企業の株価を未来永劫維持し、永遠のカリスマを玉座に縛り付けておくための、究極の事業投資なのだ。

 一人の天才に永遠の命を与えることがもたらす経済効果を、彼らはスーパーコンピュータと専属のAIを用いて弾き出している。

 その試算結果の前では、数兆円規模の支出すら、長期的には「安い経費」に過ぎないのだ。


 そして、レッドカーペットのボルテージが最高潮に達したのは、一台の重厚な装甲仕様のロングホイールベース・セダンがエントランスに静かに横付けされた瞬間だった。

 フラッシュの雨が降り注ぎ、夜のマンハッタンが昼間のように明るく照らされる。

 観衆のどよめきの中、静かに降り立ったのは、世界最大級の産業インフラ企業群を率いる実業家、レオ・ハルトマンだ。

 彼は他の参加者のような華美な正装ではなく、質実剛健なダークグレーのスーツに濃紺のタイという簡潔な装いで現れた。その無駄のなさが、逆に彼の存在感を際立たせている。


 インタビュアーたちが、警備の制止を振り切らんばかりの勢いで我先にとマイクを突き出した。


「ミスター・ハルトマン! あなたほどの事業家でも、やはりこの奇跡の霊薬を欲すると?」


 ハルトマンは少しだけ立ち止まり、喧騒を一瞥してから、低く落ち着いた声で答えた。


「奇跡だの神秘だのという言い方は好きじゃない。だが、価値は分かる。

 人間にとって最も不足している資源は、いつの時代も時間だ」


 その眼差しは熱狂するカメラ群ではなく、もっと先――これから何十年もかけて組み上げる巨大な産業地図でも見ているようだった。

 そこにあるのは死への怯えよりも、未完成の計画を途中で手放すことへの強烈な拒絶だった。


「送電網の再構築、次世代港湾の自動化、老朽化した工業地帯の再生。

 国家より長い視点で動かさなければならない計画はいくらでもある。だが、人の寿命はそれに追いつかない。

 築くべき基盤がまだ山ほど残っているのに、老いで席を立てと言われて素直に従うつもりはない」


 彼は一拍置き、薄く笑った。

 その笑みにはロマンよりも、鋼鉄のような意志が滲んでいた。


「これは私欲だ。だが同時に、責任でもある。

 途中で誰かに引き継げば済む、という規模の話ではない。

 金で時間を延ばせるなら、払うべき額は最初から決まっている」


 それだけ言い残し、ハルトマンはSPに囲まれながら会場へと入っていった。

 世界中でこの中継を見守っている数十億の視聴者が、画面越しに唾を飲み込む音が聞こえるようだった。

 これは単なるオークションではない。

 現代における神々の戦争であり、資本主義が到達した究極のエンターテインメントなのだ。


 ◇


 会場内は、大聖堂のような静謐さと、マカオの裏カジノのようなドロドロとした欲望が入り混じった異様な空間となっていた。

 扇状に配置された座席には、世界長者番付の上位陣や、大国の特命全権大使たちがずらりと並んでいる。

 彼らの手元には、I・G・Uが特別に用意した暗号化入札端末が置かれている。

 誤作動やハッキングを防ぐため、物理的な生体認証と魔力パターンの登録が必須となっている最高機密デバイスだ。


 壇上には、燕尾服を隙なく着こなしたベテランのオークショニアが立ち、その後ろには防弾ガラスと魔法障壁で守られたエリクサーが静かに輝いていた。


「――ご来場の皆様、ならびに世界中の中継をご覧の皆様。大変長らくお待たせいたしました。

 これより、I・G・U主催による第一回『奇跡の霊薬エリクサー』特別オークションを開催いたします」


 マイクを通したオークショニアのよく通る声が、ドーム内に響き渡った。

 その声には、歴史的な瞬間の進行役を務める誇りと緊張が滲んでいる。


「本品の効果については、既に皆様ご承知の通り、I・G・U最高技術顧問である八代匠氏の鑑定により、完全に保証されております。あらゆる病の治癒、欠損部位の完全復元、そして細胞年齢の全盛期への回帰。これは人類が初めて直面する、死という概念への明確な勝利宣言であります」


 会場は水を打ったように静まり返っている。

 誰もが呼吸すら忘れたように、オークショニアの次の言葉を待っていた。

 空調の微かな稼働音すら、耳障りに感じられるほどの緊張感。


「なお、本オークションの落札者様には、事前の規約通り、I・G・Uの継続的な防衛・研究活動を支援するため、落札額とは別途に『毎年十億ドルの寄付』を行っていただくことが参加条件となっております。

 この条件にご同意いただける方のみ、お手元の入札端末のロックを解除してください」


 毎年十億ドルの固定費。

 一般の優良企業であっても、即座に倒産するレベルの維持費だ。

 だが、会場にいる誰一人として、端末から手を離す者はいなかった。

 カチャリ、カチャリと、ロックを解除する小さな電子音が、あちこちから連続して響く。

 命が永遠に続くのであれば、金など後からいくらでも稼げる。彼らの思考は既に人間の枠を超え、半神としての計算を始めているのだ。


「それでは、開始いたします。

 人類の至宝、エリクサー。

 開始価格は――100億ドル(約1兆円)からとさせていただきます」


 100億ドル。

 中堅国家のインフラ整備すら可能な莫大な数字が、たった一つの小瓶の最低価格として提示された。

 だが、沈黙は一秒たりとも続かなかった。


 ビィィィン!


 オークショニアの背後にある巨大モニターに、最初の数字が点灯する。


『150億ドル――入札者番号7番』


「150億ドル! 中東の投資ファンド様より、いきなり150億ドルいただきました!」


 ビィィィン!


『200億ドル――入札者番号12番』


「200億ドル! 欧州製薬企業連合様より200億ドル!」


 数字が瞬く間に跳ね上がっていく。

 それはオークションというよりも、血を流さない戦争だった。

 端末のボタンが一つ押されるたびに、小国の国家予算が吹き飛んでいく。


『300億ドル』

『350億ドル』

『400億ドル』


 会場の空気が極限まで張り詰める。

 額に脂汗を浮かべ、震える指で端末を叩く代理人たち。

 彼らの耳に装着された超小型の通信機からは、本国のトップからの怒号が飛んでいるのだろう。

「絶対に引くな!」「資産を売却しろ!」「予算枠を全て突っ込め!」

 理性が消し飛び、ただ「死にたくない」という本能だけが彼らを突き動かしている。


『500億ドル――入札者番号3番』


 モニターの数字が500億ドルを示した瞬間、会場にどよめきが走った。

 500億ドル。およそ5兆円。

 この辺りから、参加者の脱落が目立ち始めた。

 いくら大富豪や大企業連合とはいえ、流動資産として即座に動かせる「現金」には限度がある。株式や不動産を今この瞬間に現金化する時間はない。

 手元のキャッシュが尽きた者たちは、蒼白な顔で天を仰ぎ、あるいは頭を抱えて崩れ落ちた。

 彼らは自分の「死」が確定したことを、この場で思い知らされたのだ。


「500億ドル出ました! GAFAMコンソーシアム様より500億ドル!

 これ以上いらっしゃいませんか!?」


 オークショニアの声が熱を帯びる。


 ビィィィン!


『600億ドル――入札者番号1番』


「600億ドル! レオ・ハルトマン氏より600億ドル!」


 ハルトマンは席に深く腰掛けたまま、静かに端末を操作していた。

 彼の顔には焦りも興奮もない。

 必要な設備投資の採算を確認するような、そんな冷徹な眼差しだけがあった。

 その姿が、周囲の焦燥しきった参加者たちとの間に決定的な格差を生み出していた。


 ビィィィン!


『700億ドル――入札者番号7番』


 中東の石油王、アブドゥルが立ち上がり、血走った目でハルトマンを睨みつけた。

 彼は自らの命を繋ぐため、一族の全てを賭けて勝負に出ている。

 会場の空気がビリビリと震えるほどの執念。

「我々の富の力を見せてやる」と言わんばかりの気迫だ。


「700億ドルいただきました!

 ミスター・ハルトマン、いかがでしょうか!?」


 ハルトマンは少しだけ首を傾げ、そして一瞬の躊躇いもなく、端末の数字を入力した。

 その指の動きは、あまりにも滑らかだった。


 ビィィィン!


 モニターに表示された数字を見て、プロであるはずのオークショニアの声が、裏返った。


『1000億ドル――入札者番号1番』


「いっ……1000億ドル!!

 レオ・ハルトマン氏より、1000億ドル(約10兆円)の提示です!!」


 会場が完全に静まり返った。

 アブドゥルの顔から血の気が引き、彼はそのまま糸の切れた操り人形のように座席に崩れ落ちた。

 GAFAMの代理人たちも、無言で端末から手を離す。


 1000億ドル。

 個人の資産として用意できる物理的な限界点。

 これ以上の勝負は、もはや経済活動の枠を逸脱し、国家の崩壊を招きかねない領域だ。

 ハルトマンは自らの事業帝国の流動資産と信用力、そのすべてをこの一滴に賭けたのだ。


「1000億ドル! 他に! 他にございませんか!?」


 静寂が続く。

 誰の端末も光らない。

 敗北を悟った者たちの重い溜息だけが、ドーム内に響いている。

 ただ、ハルトマンだけが静かに、そして確かな熱を帯びた瞳で祭壇の小瓶を見つめている。


「1000億ドル、ワン!

 1000億ドル、ツー!

 ……1000億ドル、スリー!」


 カーーーーンッ!!


 木槌が振り下ろされた音が、会場に響き渡った。


「落札です!!

 人類初の不老不死の霊薬、落札者はレオ・ハルトマン氏!

 落札価格は1000億ドル!! 歴史的瞬間の誕生です!!」


 大歓声と、惜しみない拍手が巻き起こる。

 敗者たちも、この常軌を逸した決着に対しては、立ち上がって称賛を送るしかなかった。

 ハルトマンはゆっくりと立ち上がり、軽く手を上げて歓声に応えた。

 彼の顔には、ようやく手に入れた「追加の時間」に対する、底知れない執念の笑みが浮かんでいた。


 ◇


 日本、東京都港区。

 ミッドタウン・タワーの最上階に位置するアルカディアのマスターオフィス。

 ニューヨークの熱狂とは無縁の静寂に包まれたこの部屋で、俺は巨大なモニターに映し出されるオークションの結末を、ただ一人で見つめていた。


「1000億ドル。日本円にして約10兆円。

 ……それに加えて、毎年10億ドルの上がり(寄付)か」


 俺はデスクの上のコーヒーを一口啜り、深く息を吐いた。

 画面の中では、勝者となったハルトマンがフラッシュの雨を浴びている。

 彼は自分が誰よりも長く居座るための時間を手に入れたと信じているだろう。

 自分の産業帝国をさらに何十年も拡張し、世界の物流も電力も素材供給も、自分の構想通りに組み替えられると。


「見事な決着だ。誰も不満を持たない、最も暴力的な資本主義の勝利」


 俺は手元の端末を操作し、I・G・Uの裏口座に莫大な資金が流れ込んでくるデータを確認した。

 10兆円という金が市場から一瞬にして吸い上げられ、そしてI・G・Uという名の、実質的に俺が支配する組織の運営資金としてプールされる。

 これにより、魔石価格の暴落を防ぎつつ、世界中の探索者たちを管理・統制するための圧倒的な財源が確保されたのだ。


「だが、彼らは分かっていない」


 俺は窓の外、広がる東京の夜景を見下ろした。

 無数の光が瞬くこの都市も、世界も、まだ本当の脅威を知らない。


「1000億ドルで買ったのは『命』じゃない。

 次に現れる理不尽なワールドボスの前で、逃げることも許されず戦い続けなければならない『労働力プレイヤー』としての参加権に過ぎないということを」


 不老不死になったところで、ダンジョンの深層から溢れ出る神話の怪物たちを前にすれば、人間の身体など一瞬で消し飛ぶ。

 彼らが手に入れたのは、永遠の平和ではない。

 永遠に戦い続け、俺が供給する最新の装備を買い続けなければならない、終わりのない生存競争のスタートラインだ。


「さて。

 最高の見世物オークションも終わった。

 次は、俺たちが本命の仕事をする番だな」


 俺はデスクの引き出しを開け、予備の予備として確保しておいたアルカディア専用の5つの『エリクサー』が厳重に保管されているケースを一瞥した。

 これらは権力者に売るためではない。

 俺たちアルカディアの精鋭部隊が、本当の死地に赴くための最低限の保険だ。


「まだまだ世界は広がるぞ。レオ・ハルトマンが次の産業地図を書き換える前に、俺たちがダンジョンの底にある『真実』を全部暴いてやるさ」


 俺は暗転したモニターに映る自分に向かって、不敵に笑いかけた。

 世界中がたった一つの小瓶に狂喜乱舞している今この瞬間も、俺の頭の中にある攻略チャートは、ずっと先の世界の終わりを見据えている。

 1000億ドルという狂った数字すら、俺にとっては次なるゲームへの単なる入場券チケット代に過ぎないのだ。

最後までお付き合いいただき感謝します。


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― 新着の感想 ―
これで落札したマスクが「これは死にたい時に死ねるのかい?」とか聞いてノーだったら投げ捨ててパリンとなったら生涯ついていく経営者だな。
イーロン・マスクは、どちらかというと不老不死には否定派だと思うけどな。人間は世代交代するべきという考えを話している。 実在の人物は登場させないほうがいいんだけどね。総理とか大統領と同様に、適当な名前…
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