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『3分間の審判』
今書いたこの作品、あの結末で良かっただろうか。
色々想像できるようにしたのだが……。
話は飛ぶが私はこの時間が嫌いだ。
自分の紡いだ言葉が、他人にどう評価されるか。それを待つ時間は、いつだって胃が裏返るような心地がする。
部屋は恐ろしいほど静まり返っていた。
私はじっと息を潜め、返答を待つ。
もし、だめだ、面白くないと言われたらどうしようか。
私の書いたものが、相手を満足させられなかったら。
不安と恐怖で、心臓が破裂しそうだった。手足の先は氷のように冷たくなっている。
頭の中で、最悪の結末が何度も弾けた。
不合格の烙印を押されたら、私はもう……。
そう考えいると声が響いた。
『いいじゃん』
その言葉が聞こえた瞬間、私はひどく安堵した。
「待った時間は、わずか3分間だった。だがその3分間は、永遠のようだった」
良かった。
だが、安堵の直後、私は次の作品のことを考え始める。
……また、次の締切に間に合わせるために。




