15話 Danger:Killing to you Hate me
Cappuccino and Americano
はぁ···はぁ···そ、それにしても久々だな
「あの嫌な過去は···」
··
「悪魔にも、トラウマってあるんですね、初めて知りました」
あるに決まってるだろ
「余達の悪魔、天使、言うなればこの辺にいる虫や植物にだってトラウマはある」
そ、そうだったんだ···
···植物にもトラウマがあるんですか?
「ああ、余は無機物有機物の声を聞く事が出来る。様々な物にに踏まれる度、泣いている」
アスモデウス·マーズ
アスモデウス家唯一、万物の声を聞く事が出来る。
だから余は
「この声を利用し、海賊王にでもなろうかと思ったのだが、そもそも余は何をするにしてもやる気が起きなくてな」
だから諦めたんだ
···もう元気になったんですね
···ああ
「ようやく、元気になって来た───」
カランッ
?
「この音は···何だ?」
マーズは背後から金属製の何かが落ちた音を聞き、振り返った。
ズドンッ!
!!?
Io sono un uomo irascibile
アーテナーが殺した筈の覚醒者殺しが現れた。
先程までの大きさはなく、背丈は190cm越え、全身が赤色に光っている。
Io sono risorto
地面に落ちた盾を拾い
ダッ!
最高速度でマーズ、カメイデスの方に突撃した。
···ちっ
「めんどくせぇな、一瞬で終わらせるか」
でも···一旦、測ってみてみるか
天炎上水無月
すぅ~···ぶぉぉお!!
マーズは口元に両手を使い、側面で丸を作り、そこから息を思いっきり吐いた。
そこから約10万度の蒼い炎が現れ、ピンディラ目掛けて、直線上に伸びた。
···
Io sono l’uomo capace di inghiottire questa fiamma in un solo respiro
すぅ~···ふぅ···ずぉぉお!!
ピンディラはその場から動かず、深呼吸をし、思いっきり吸い込んだ。
···げほっ!えほえほ!
周りの空気やマーズの炎を吸い込みすぎて、噎せてしまった。
そんなことも気にせず、もう一度吸い込んだ。
···はっ、無駄無駄
「余の炎は人間に触れるだけで」
焦げ焦げになっちまうんだから
···ボンッ!!
ピンディラの内部で炎が爆発し、目.口.耳、身体の至る所から炎が吹き出した。
···ドサッ
全身黒焦げになり、ピンディラは力尽き、倒れた。
「ああ···安らかに眠れ」
強くも、力を使いこなせない者よ───
ズガァン!!
!!?
「だ、誰───」
ガシッ!
マーズは背後から途轍もなく大きな音を聞き、すぐさま振り返った。
だが、振り替えると同時に、顎と頭に手を置かれた。
動かないで、少しでも動いたら貴方の首が360°綺麗な円形を描く様に回転するよ
アーテナーだ。
アーテナーがマーズの顎と頭を掴み、マーズが変な事をしようとしたら、直ぐ様首の骨を折れる様にしていた。
だ、誰だ···?余に恨みでもあるのか···?
···特にないわ、でも···
「一つ聞きたい事があるの」
···
黙ってるって言う事は、勝手に質問しても良いって事ね?
「此処にピンディラが落ちてこなかった?」
···あ?
「ピンディラ?そんな奴───」
Io sono un uomo irascibile
Io sono risorto
···あっ
マーズは、ある男の姿を思い出した。
それって···
「全身真っ赤っかの奴?」
そう···此処に居た?
居たって聞かれてもさ、そこに倒れてるんだから分かるだろ
「カメイデス···人間ってやっぱ馬鹿ばっかなのか?」
···半分正解
「世の中の人はほぼほぼ馬鹿、大統領だって、日本の首相、挙げ句の果てには議員も阿保ばっかり、嫌になっちゃうよ、この世界」
はぁ~···
カメイデスは両手を左右の腰につけ、溜め息を出した。
だったら、魔界に行くか?あっちは自由だし、阿保は居ないぞ
カメイデスの方をチラッと見ながら言った。
···また今度ね
···それより、あれ···どうする?
カメイデスはピンディラを指差した。
どうするって···決まってるだろ?
「全身全霊、最高最強のスキルをぶつけて」
ぶち殺す
···ちょっとだけ語彙力が低くなってたね
うるせえ
···でも、あのスキルだけは使えねぇんだよなぁ
スキル発動 過剰連撃淘汰
スキル発動 遊天地蔵·悪天壮神
すぅ···
一の手 虚空断切
マーズは構えた。
腰を低くし、膝を曲げ、左手を曲げ、左掌を右手首をこれでもかと握り、右拳に力を溜めた。
···タッ!
マーズは刹那でピンディラの前まで行き
トッ!バッ!
ジャンプをし、ピンディラの脳天目掛けて右拳を振り下ろした。
だが、ピンディラは音を立てずに避け、マーズの首目掛けて右手を下げた。
···
(こんな緩い攻撃···子供でも避けれ───)
···!!?
タタッ!
マーズはピンディラの右手に何かを見て、素早く後ろに避け、そのままピンディラの背後に移動し、跳び
スッ、ドゴォン!!
右拳を思いっきり振り上げ、勢いのまま、後頭部に攻撃を与えた。
グワングワン、ユラユラ···
ピンディラは今までにない経験を今、この身で体験している。
目の前が左右に激しく揺れ、身体の操作が効かず、気持ち悪さを覚えた。
だが、ピンディラはその場で踏み止まった。
···やるな、ピンディラ!!
二の手 衝波圧制
ダッ!
マーズは性懲りもなく、ピンディラに近付こうとした。
スッ、ガシッ!ブン!ブン!
ピンディラは盾を持ち、360°全方向、盾を振り回し、近付く隙を与えようとしなかった。
タタッ、ピタッ
マーズはピンディラから約3m付近の場所で突然立ち止まった。
Perché ti fermi? Mi stai prendendo in giro?
ピンディラは怒り、盾を上から振り下ろした───
馬鹿め
「お前の攻撃より、余の攻撃の方が速いんだ」
···一つ言っておく
「お前を殺すことになる余の、神聖な名前を覚えとけコノヤロー」
余はアスモデウス·マーズ、魔界で一応、最強を名乗らせてもらっている。
じゃあな、ピンディラ
スッ、破っ!!
ドォォン!!
マーズは右掌を前に掲げ、掌に気を溜め、放った。
此処ら一帯を破壊し尽くす程の強力な衝撃波が出て、ピンディラを吹き飛ばした。




