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無限業火  作者: 五月病
14/15

14話 Airliner:We never stop moving forward

ある程度、風呂敷を大きくしてしまいました。

この後の展開どうしよっかな···

わ、私と···貴方が?付き合う?


ああ!


え、えぇ···


突然の告白に、カメイデスは困惑した。

何故なら、相手は悪魔の中でも上位の存在の者だからだ。


(あ、赤ちゃんに告白された時以来のビックリだよ···何で悪魔の人が私に告白を?)


···あっ、もしかして···

(私···そんなに可愛いの?)


スキル発動 八鏡新対(エディジュート)


ピッカー!!


カメイデスは円柱型の鏡を召喚した───


···!!!

「お、おいカメイデス!!」


アスモデウスは手で顔を隠した。


何?


「そ、()()をしまってくれ!!余はそれに弱いんだ!!」


···それ?

(それって何···)


···あ~、これね


「ただの鏡よ、何?そっちの世界では鏡なんてないの?」


「あ、あるさ···だけど···」


そんなに光が乱反射している鏡は何処にもない!


鏡は、空間の中を白く焼く程、強く光った。


そ、それに···

「あ、悪魔は光に弱いんだ···」


···え?マジ?


この世界での悪魔は、強力な光に弱い。


···吸血鬼の弱点でしか効かないんだけど、光が弱点って


「い、一部の悪魔は···こう言った強力な光に弱いんだ。最悪···死ぬ悪魔(やつ)も居るんだ」


···へぇ~、そうなんだ

「じゃあ、これよりもっと強い光を用意して、貴方に当てたら貴方は死ぬんですか?」


まあ···可能性は無くはないが···それがどうした───


···!!?

「お、おい!それだけは···それだけは辞めろ!!」


···まあ、やる訳ないんだけどね

「鏡に、強力な光を放つ設定(モード)があったら、世の中の女性は全員失明してるわよ」


そう言いながら、鏡を空に仕舞った。


そ、そうだったのか···度が過ぎた(ジョーク)だな···


冷や汗がダラダラと、アスモデウスは死にそうな顔をして、その場に立っていた。


···それより

「私と付き合いたいんでしょ?こんなにもユーモア溢れて、可愛くて、性格が良い女性···そちらの世界ではあんまり居ないでしょ?」


···居るには居るんだ···だが···



───



魔界 議会六百六十六席(レッドデスドーラ)


白色で作られたドーム状の建物。大きさは東京ドームとほぼ一緒。

円状に席が六百五十六席並べられている。十席だけ、魔界でしか取れない高級素材「硬化天泰銅(フルメタドーム)」で作られた一人用のソファがある。

真ん中には、5mの円が空いている。

この空間は上位の存在の悪魔しか入る事の許されていない。

毎年13月1日に魔界の情勢を一気に変える会議がある。


···はぁ~あ

「何でこんなに面倒な会議(やつ)···出なきゃ行けねぇんだよ」


マジだりぃ~


悪魔の中でも有名な「アスモデウス家」の(おさ)、アスモデウス·マーズは極度の面倒くさがりだ。

彼は寝るのも起きるのも、歩くことでさえ面倒で、1日ほぼずっとベットの上で寝転んでいる。

そんな彼だが、戦闘の面では他の悪魔よりズバ抜けて強く、センスがある。

彼の代表的なスキル「焔と共に燃え散る涙(ワンテイク·ドゥーラ)」、このスキルの効果は


「何事の出来事に影響されず、刹那で相手を無と燃え尽くす」


そんな彼は今、ソファにもたれ掛かり、背もたれ部分に頭を掛け、ぐで~としている。


全く、マーズ?此処はそんなにぐうたらする場所じゃないんだよ?分かる?


あ?

「それぐらい分かってるよ」


メアス···


ルシデアント·ファーナ·メアス


魔界で一番権力を持っている「ルシファー家」の次期後継者。

自身の強さはマーズより上、だが、戦いやこう言う今後の魔界を決める所では、ほぼほぼ他人に任せる、「他責思考」の持ち主。


ピンク色のポニーテール.大きな丸い目.高く美しい鼻.ふっくらとした魅力的な唇.全体的な骨格が小さく、一つ一つのパーツが完璧な配置

白色のパイピングジャケット.ホットパンツ.ピンク色のハイヒールを履いている。


隣座るね


そう言いながら、何時も勝手に座ってくるだろ


あれ?そうだったっけ?

はははっ!


ドサッ!

笑いながら、思いっきりマーズの隣に座った。



───



···

「可愛い人?居るじゃないですか、さっきの言い方からすると、居ないかと思ったじゃないですか」


「···今はもう居ないんだ」


余がこの手で殺してしまったからな


···え?


まあ···色々あったがな

「余は後悔はしていない。あれはやらなきゃ行けなかったんだ···そうだ···あれは今後の魔界の正義の為にやった事なんだ。余は悪くない···悪くない···」


ガタガタガタッ


···?どうしたんですか?


マーズは急に、ガタガタと揺れ始めた。


余は何も悪くない···悪くない···悪くない···

はぁ···はぁ···はぁ···!


マーズは次第に、呼吸が荒くなっていた。


···!!こ、これはまさか···PTSD!?


PTSD (心的外傷後ストレス障害)

命の危険や大きな衝撃を受けるトラウマ体験をした後、当時の記憶や恐怖が頭から離れず、自身の意思とは関係なく、日常生活.夢の中でその記憶がフラッシュバックされ、強い不安や緊張感が続く。


マーズは嫌な記憶を思い出し、PTSDを発症した。


···ガバッ!


カメイデスは考える間も無く行動を移した。

マーズが安心して落ち着ける様、マーズを抱き締めた。


「ゆっくりで良いんで、深呼吸してください」


···すぅ~···はぁ···


「その調子です。アスモデウスさん」


すぅ~···はぁ···すぅ~···はぁ···


···ふぅ

「よ、ようやく落ち着いてきた···ありがとうな、カメイデス···」


瞳から涙を流し、顔中に汗をかきながら、礼を言った。


···ふふっ

「良いって事よ!」

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