ダマされてる!?
「あんたダマされてるよ」
私に感化されて、家畜を始めたクラスメイトから、そう言われた。
私がもらっているお金は、彼女に比べて、各段と低いらしい。
正直、驚いた。
国立病院なのに?、そんな事ってあるのかな?
それを、貞男さんに聞いてみたのだけど……
「正直に言う。それは、クラスの子の言ってるのが正しい」
「えぇ?」
電話で聞いているというのに、
予想外の答えに驚いて、大きな声を出してしまった。
「………………………」
ちょっと、声が遠くなる。
声大きかったから、電話、顔から離したんだろうな!?
「あ、すまん、ちょっと、遠かったか」
「うん」
「もしも……、今後、家畜という職業を本職にするなら、
大横に指摘すれば、正しい価格にしてくれるだろう。
もちろん、別の病院に行くという選択肢もある」
「けど……」
「けど?」
「私は、ピンハネされたお金の中から、大横に雇われてる。
だから、そうなった時は、私たちの関係は、そこまでになる」
「私は、貞男さんとの、付き合いを続けたいです」
「ありがとう。あと、他の方法としたら……」
「奈子が、直接、俺を雇ってくれても、いいが……。
その方が、奈子が、
俺の満足度に合わせて、払う金額を決めれるし、
今より、フェアかもしれないな」
「そうなると、私は、奈子のヒモって事になるな……」
「ふふ……。ヒモ……って」
「でも、そうだろう?」
「そですね。でも、それも、悪くないです。
私が、貞男さんを、養うって事ですよね?」
「マジか……?」
「えぇ、本気ですよ……!」
「そか……。それは、うれしいな」
「あと、私は、一応、大横と、友だちなので、
それが、どうなっちゃうか、ちょっと心配だ」
「あ、そうなんですね。確かに、それは、申し訳ない」
「いやいや、申し訳ないのは、こっちの方だよ」
「まぁ、こういう話は、
お母さんに、相談する事をお勧めするよ。
身内の方が、もっと正しい判断をしてくれると思う」
「私は、どういう結果でも、奈子の判断を尊重から……」
「わかりました。お母さんと相談してから決めます」
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