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職業:家畜:全年齢版:金曜20時更新  作者: 秋月心文


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10/10

ヒモ生活のはじまり

 奈子たち親子は、大横に価格の適正化を要望した。

 お母さんはともかく、奈子と同じ歳のクラスメイトの情報もあり、もう逃げられません。


 こうして、俺たちの関係は、終わった……。

 あぁ、これから、どうやって生きていこうか?。仕事にも就けないし……。


うなだれていると、奈子に肩を叩かれた。

「逃がしませんよ。貞男さん」


「え?」


「あなたには、うちの子のヒモになってもらうわ」

ちょっと、お母さんまで、変な事言い始めたよ!?。 


「は?」


「何言ってんですか?

 いいんですか?。そんなんで……?。

 こちらとしては、ありがたいですけど……」


「いいのよ。この子のたっての望みですもの」

 こうして、急展開、俺のヒモ生活が始まる事に……

 ……で案内された家。


 結構、いいマンションだ。高そう……。


「ここで、奈子と住んでもらうわ」

 ……というか、同棲だとぅ?


 どういう事?、理解が追い付かないんだが?

 しかも、結構、高そうよ。ここ。家賃大丈夫なん?。


「は?。お嬢さん、まだ、学生でしょう。

 せめて、学校卒業してからに……」


「それは、もちろんよ」


「ですよね……。

 ん?、あれ?、結局、どゆことです?」


「奈子、頑張って、飛び級したの」


「え~~?」

 ダメだ、いろいろ、思考が、追い付かない。

 どうやら、彼女は、もう卒業したらしい。


 こうして、俺は、この若くてキレイな嫁との生活が始ま……

 いや、ちょっと待て、確かに嫌いじゃないよ……。そういうのは……。

 しかし、嫁って……?


「処女を失ったら、

 収入が大きく減少するんじゃ、なかったですか?

 夫婦生活なんて、はじめてしまったら……」


「あれ、ウソなんですって?」


「は?」


「処女を失っても、食肉の価値に変化はないそうよ」

 満足値を示すパラメータには、出て来ないらしい。


「なんて、こった」

 これまでの大前提が、全て、変わってしまうとは……。


 そういう事なら、いいか……。

 だけど、なんで京都?。


「大横先生に、詰めよったら、今回の件を黙っていてくれたらと……」


「え?」


「新築マンションを、マルっと頂いたの。それが、ココ」


「えぇ?」


「大横先生が、自分の将来の為にと、建ててたみたい」


「マジか、あいつ……」


「売っても良かったんだけど、なかなかいい物件だし……」


「ま、まぁ、割と高そうですもんね」


「奈子も卒業するなら、

 北海道じゃなくてもいいかなぁ~って……。

 あなたたちは、ここの家賃収入と、

 家畜の収入で生活していってもらうわ」


「なるほど、家畜で収入が、減少する将来も見越してか……。

 わかりました。そういう事なら、好意に甘えさせてもらいます」


「何か起こっても、あなたなら、何でも解決できそうだしね……」


「はは……」


「頼りにしてるわよ。そして、奈子をお願いね」


「はい……」


 こうして、結婚式を挙げる事になった。


 そして、私は、名実共に、奈子に飼われる存在になった。

 別な意味での、新しい「家畜」生活が始まる。

 お読みいただき、ありがとうございます!


 ちょっと急すぎる終わり方ですが、

 本作は、これにて完結となります。


 最後まで、お付き合い頂き、

 心より感謝申し上げます。


 少しでも楽しんでいただけましたら、

【ブックマーク】や【ポイント】で、

 応援いただけると嬉しいです。


 皆様の応援が、

 今後の創作活動の励みになります。

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