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『菊理姫様!お導きを!』〜定時で帰りたい領主は、今日も魔法犯罪に追われます〜  作者: ぽんぬ


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第六十五話 かよの苦悩と串カツ

本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。

平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。

土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。

※本日は、23時50分まで8万字チャレンジしてます。

 今晩は、投稿が増えます。

斜め上の質問であったが、かよの目は真剣だ。

「はぁ?かよに婚約者云々言ったら、私は、直ちに結婚しないといけないやろ。今は、自由恋愛なの。かよが好きにしていいよ。」


「じゃ!ほんまに領主になってもえぇのか?」かよが関西弁を使った。

感情的になると国の言葉が出るようだ。


「当たり前やろ。」

「うちは、女やで。」

「私も女だが?」

「でも、それは、適任者がおらんから。うちが、適任の男子と婚約するんが一番なんやないかって。うちは、櫻子みたいになんでもできん。」ポロポロとかよが泣き出す。

かよが泣くのを見るのは、初めてだ。


かよの頭に手を置く。


「あのね。かよ。私も初めは、なんでも出来たわけじゃないし、今でも何でも出来てるわけじゃないの。現に私は、華族としての奥方の執務を知らない。それに礼儀作法も。箏も出来ないし、茶道も出来ない。」

「それは、領主に必要ないやない。」

「そんな事ないよ。この前の領主会議で挨拶した時。作法に厳しい三条さんが、褒めていたぐらいだから。かよが、150年前に培ってきたものは、何も無駄ではない。」

「でも、うちは、櫻子みたいに‥。」

「私は、私の道で。かよはかよの道だよ。私の道が誰にも真似できないなら、かよも誰にも真似できない別の道を作ればいいのさ。」


そう、人それぞれ自分の道を自分なりに歩めばいいのさ。

「でもでも‥。」かよの涙が止まらない。

「焦っているって事は真剣って事じゃないか。私は、真面目な後継者に恵まれて嬉しいよ。」そう話すとかよの頭をなでなでする。

気がつけば、ヒロがそろりと居なくなっている。

女同士にしてくれたのか?面倒だったのか?

多分、後者だ。


「そうじゃ、櫻子。」かよが話す。


お!元の調子に戻ったか?


「わしの作法の師はどうなったのじゃ?」


しまった!忘れていたぁぁぁぁ!





気を取り直して。


我々は、タワーから降りて特徴的な店に入る。

二階の窓からマスコットである店主人形が覗いている店だ。

さすが、浪華で元祖串カツ屋をうたう店なだけある。

ド派手演出。神辺には、ない街並みだ。


我々は、カウンター席に座ると思い思いに注文した。

かよは、現代に来てからチーズにはまったのか三種類全部注文した。

「ヒロひどいと思わぬか?わしの作法の師の事!櫻子は忘れておったのじゃぞ!」

「ごめんって。最近いそがしすぎなんよ。」

「これでいて、櫻は抜けているからな。かよも自分の事は自分で決めないとあかんで。」ヒロが笑いながら言う。

「ところで、箏は買ったの?」なぎさと一緒に買いに行くように頼んでいたが。

「輝夜が箏が得意でな。選んでくれたぞ。」

「へぇ〜以外だな。」

「なんでも幼き頃は、祖母が、良くしてるれたらしく。まだ、お祖母様が生きていた時はちゃんと華族の淑女として教育してくれたと。華族学校を卒業する直前に突然亡くなったらしい。」

「僕も一緒に話聞いたけど佐竹公爵家ってなんか内情ヤバないか?」

「他所の家なんて知らんよ。」

「まぁ櫻ならそう言うわな。ほいで、最近大量解雇があるらしいで。その中に輝夜の教育係兼乳母がおるんやって。その人を雇いなおしたくて誰も行きたがらない神辺に志願したってゆうてたわ。」ヒロが話す。


私は、アスパラに齧り付き、だるまハイボールを流し込む。

それは、渡りに船かもしれないぞ。

「ヒロ。その人をうちで雇えないかな?帝都にいた人なら社交会にも詳しいやろうし。この際だから側使えを雇おう。」

「優秀な人ならもう再就職決まっておるんちゃう?」ヒロが最もな事を話す。

「当たって砕けろだよ。あかんなら、三条さんに頭下げるわ。」もうあの魔王に頼むしかない。



私は、食事を楽しむ事にした。

どて焼きは、とろとろで甘辛い関西風の味付けが美味しい。

こんにゃくがいいアクセントになっている。

一口ハイボールを飲み口の中をさっぱりとさせる。

次にエビをロックオンする。ここは、ソース缶にドボンスタイルではなく。ボトルからソースをかけるのだ。エビに齧り付く。プリッとした食感とエビの風味が衣に包まれて美味しい。

ソースもエビを邪魔しない。


あぁ、生き返る。

その後、ヒロは、肉肉肉。時々、玉ねぎ。

かよは、チーズチーズチーズ。ウインナー時々魚介を食べた。

お腹いっぱいになったのでヒロの運転で神辺に帰った。

もちろん、ヒロは飲んでいない。

ってかアレルギーで飲めない。いつも運転ありがとうございます。


こぼれ話


三条「ん?」

ライラ「いかがなされましたか?」

三条「今誰か、私のことを「魔王」って思ってるなぁ〜って」

ライラ「そんな人古都に何千人っておりますよ。」


巨乳メイド改めライラさんは、男性である。

正確に言うと雄の化け狐である。


ライラ「好みのメスおらんのやったら化けたらええ!」

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― 新着の感想 ―
何箇所も修整入れさせてもらってしまいすいません(-_-;) 私の修正が作者様の意図に沿っていない内容になっていたら恥ずかしい限りです……。 話の内容は結構好きですよ。 小説を投稿している仲間として、し…
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