第六十四話 かよとの約束
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
※本日は、23時50分まで8万字チャレンジしてます。
今晩は、投稿が増えます。
そして、夕方。
ヒロが私を迎えに来た。
かよを引き連れて‥。
梅雨の季節のじっとりとした空気をカラッと吹き飛ばす元気っ子のかよちゃんがどかどかと私の所にやってくる。
「櫻子!約束を果たしてもらいにきたぞ!」浪華の領主官邸にきたかよの一言目だ。
あの後、ヒロとかよと輝夜は、神辺に帰宅した。
ヒロには、領主代行をしてもらわないといけない。
かよは、中学校に登校してもらわないといけない。
輝夜には、仕事を覚えてもらわないといけない。
よって、私だけ三日間の出張で他は帰ってもらった。
三日で終わらせたのも私が、豊富さんのケツを蹴り上げた結果だが。
うやむやにして人材捕獲を逃すものか!神辺は今人材が足らないのだ!
先の事変の影響もあるが、ダンジョン関連の仕事が多い。
特に防具と武器に関しての仕事が、回ってない。
まぁ、それはどこの領地も同じだが。
で、今日は、かよと約束していた串カツを食べる日だ。
私たちは、動物園の近くの駐車場に車を停めると目的の店に行く。
ここもド派手な看板が目立つ。浪華の観光地は基本こんな感じだ。
ド派手でなんぼ。
「櫻子!あの塔はなんじゃ!」かよが一際目立つタワーを指差す。
「あれは、福神閣だよ。ここのシンボルタワーだよ。」
「櫻子あれに登りたい!良いか?」
時間は、夕暮れ時、そろそろ夜景が綺麗であろう。
私は、承諾して歩き出した。
かよは、途中の店にも興味を持ちキャッキャしている。
「ここは、すごいな!いつもこうなのか?まるで、祭りの様じゃ!」
射的屋を覗いたかよが話す。
「そういう所だからね。」
「現代は、すごいの。わしらが思ってもない未来じゃ。」
今日は、随分と空元気だな。
さっきもなんだか無理に元気に振る舞っているような。
チケットを買いエレベーターに乗る。
かよは、毎回このエレベーターの浮遊感を楽しんでいる。
二階上がってコインゲームなどを楽しみ、五階へ上がる。
幸運の神様である福神の足を撫でていざ展望台へ。
浪華の街並みがキラキラと輝く。
「すごいなぁ!人間とは、ここまで来たのだな‥。」かよが考え詰めている。
私は、何も話さない。
話したくなったら話すだろう。
でも、話せる雰囲気作らないとなぁ。
仕事、仕事でかよの事は、結構放置しているし。
思春期なのにそれでは、ダメなのだろうか?
いや、あんまり保護者がヤーヤー言うの嫌よなぁ。
ぐるぐると思考が巡る。
「のぅ、櫻子。櫻子は、わしが、女なのに許嫁を早くとれと何故言わぬのじゃ?」
斜め上の質問がきた。
こぼれ話
竜胆「はーい!輝夜ちゃんどう?」
輝夜「え?これが、私?」
竜胆「そうよぉ〜。輝夜ちゃんは、重ための一重瞼がイヤって言っていたけど下瞼と目尻にしっかり色を乗せたらいいの!変にアイラインいっぱい引いたら我愛羅になるからNG!」
輝夜は思い出す。
自分でメイクして某忍者漫画の我愛羅というのに似ていたらしい。
輝夜「でも、天国のようです。こんなに良くしてくれて‥。」
鏡を覗き込み思いに耽る。
佐々木が話ていたのは、本当かもしれない。




