第六十話 ヒーローは遅れてやってくるのか?
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
※今日のところは、これで投稿を終わりにしたいと思います。
八万字まで後少しなので、明日も土日ほどではないですが、頻繁に投稿します。
少しでも面白いと思っら、リアクションとブクマお願いします。
奴が薄暗い橋の下に入った瞬間。
私は、あらかじめ張っていた糸をピンと張る。
夜刀は、蜘蛛の糸に絡まった虫の様に身動きが取れなくなっている。
生け取りは成功したか?
菊理姫様の加護は糸を使って色々な罠が仕掛けられる。
私は、本来戦闘向きじゃないから時間をもらえたのは、助かった。
「ふっこれで終わったと思うなよ。」不敵に夜刀が笑うと長い舌を伸ばして人形をつかむと一気に飲み込む。
「ヒィィ!」
「キッショ!」
かよと輝夜の乙女達が悲鳴をあげる。
次々人形を飲み込もうとするのをヒロと私が、銃撃や魔法で阻止する。
「かよ達も邪魔しろ!あいつに人形を飲み込ませるな!」
我に帰ったかよと輝夜も魔法を打ち込む。
しかし、奴の舌捌きが早くて次々に人形が捕食されていく。
夜刀は人形の魔力を体内に取り込んでいきどんどん大きくなっていく。
糸がギリギリと音を立てて今にも切れそうだ。
「生け取りは、無理そうだ!一気に叩くぞ!」私が、皆に言うと神器に菊理姫様の加護を流しこむ。
生への執着を断ち切らせてもらおう。
「めっちゃおもろい事してるやん!俺も混ぜて〜」そこへ聞き覚えのある声が橋の上から降ってきた。
「ヒーローは、遅れて参上せなあかんけど、ベストタイミングやなぁ。」
豊富が面白そうに橋の上から飛び降りてきた。
豊富が手に持ったハリセンをポンポンと叩きなが夜刀に近づく。
後ろには茜茜と浪華の安全管理舞台がいる。
「なんだ!このふざけた男は!我が名は夜刀黒魔!」
「そのくだりえぇで。もう、見たから。」豊富がハリセンに魔力を込める。
「そんなに早くいるならもっと早くに助けてくださいよ。」
「えぇ、よゆうそうやったし、見ていておもろかったから」語尾に笑とつきそうな言い回しで答えられる。
「とりま、こいつ生け取りにした方がええ事はわかったわ。適度に半殺しにしてやるからかかってこいや。」
「翔太郎のセリフも中々厨二病臭いネ!」茜茜の冷静なツッコミ。
インキャ厨二病とヤンキー厨二病の戦いだ。
安全管理部隊は魔力を吸う捕縛網を準備している。
我々は、夜刀と豊富の戦いに巻き込まれないように後ろに下がる。
「糸を解くぞ!」私が、合図をする。
豊富は、ハリセンに魔力を込めるとバチコンと夜刀の頭をどつく。
夜刀の足がよろける。白目をむいて驚いている様子だ。
私もアシストしようか。
夜刀の足元に糸を走らせ引っ掛けて宙吊りにする。
そこに安全管理部隊が網をかけた。
「ほい!いっちょ上がり。」豊富が話す。
かよが、ポカーンとしている。
「豊富様。その神器はどのようなものなのですか?」ちゃんと敬語話せて偉いね。
「これは、ハリセンや!牧丘の社にいるのは、笑いの神様やからな。だから、神器もこうハリセンにできるんよ。でも、基本、生け取りの時だけやな。これは、バチコーンって叩くと一瞬相手の意識を遠のかせるだけや。ほんまにやばい時には、武甕槌命の加護がついた槍を使うで。俺は、櫻子さんみたいに魔法を起用に使えねぇからな。」豊富が話す。
「とりあえず、地上に出よう。非常口まで案内してるれ。」私は、もう疲れた。
神辺に帰りたい。
こぼれ話
茜茜「あんな約束して大丈夫なのか?」
豊富「そうじゃねーと救助いけんやろ‥。」
茜茜「私だけでも良かったネ!翔太郎は、マキの相手してろヨロシ!」
豊臣「俺に死ねって言ってるのか?」
茜茜「一晩一緒も自殺行為ヨ!」
豊富「執務忙しいで逃げるかシャンパンたらふく飲ませておくわ!」
茜茜「クズ!」




