同じ後神を名乗る者
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
後神かよと名乗る少女は、確かに神事の際に着る巫女服を着ており、流れるような黒く美しい髪を後ろに束ねていた。
歳を14歳と話しており、不安でいっぱいなのであろう。
大きな目に涙を潤ませながらうずくまっている。らちがあかない。
それに雑魚モンスターが集まってきている。取り敢えずダンジョン入口まで歩いてもらわないと。
歩けるか尋ねるとこくりと頷き歩き出してくれた。
素直で良かった。
ヒロに目配せする。このかよと名乗る少女が擬態型のモンスターならダンジョンからは出られない。
それに聖霊も「まさかホンマに? でも、あの姫さんと同じやで。ご主人どこに行ったんや。西門町やろ」とそこかしこで騒がしくしている。もし、モンスターならこんな反応しないだろう。しかし、用心には越したことない。
「かよちゃんは、なんであんな所に?」そう尋ねるとかよが、おずおずと話し始めた。
「わしは、育田の森で祈っていたのじゃ。開国したのだから民も同じように魔術を使え、皆が平和で安心して暮らせるようにしたいと。」
「希望すれば学べるやん。今は、内宮の封印解けたんだから?」ヒロが、かよの後ろにピッタリとつきながら話す。
美少女にピッタリついて気持ち悪いが、ヒロの名誉に誓っていう。
私が配置したのだ。
もし、かよが何かしらのモンスターの亜種で、ダンジョンの外に出た時に凶暴化するかも知れない。そうなったら、街がダンジョンに飲み込まれる。
そんな時にヒロには、しっかり殺してもらわねば。
私は、人を信用できない。
「今は?何を言っておる。今も昔も魔術は華族と一部亜人のものであろう。それより、わしも気になった事を話して良いか?そなたらの衣装のことじゃ。そのような、上等な布とステイツの服装しておるということは帝都の者か?昨今、その様な服装の事を洋服と呼ぶのであろう?わしも着てみたいのじゃ!」動きやすそうやの。と目をキラキラさせているかよを見て頭の中のモヤモヤについて考える。
「かよちゃん。今、何月何日か話せる?」賭けに出てみよう。
内宮は100年近く封印されていたんだ。もしかしたら‥。
「えっと、今朝の新聞には光治9年3月9日と書いてあったぞ。」
暦をステイツに合わせないているからなんか変よな。と話す彼女。
最悪だ。当たりかもしれない。
「かよちゃん。」私は、かよを真っ直ぐ見て一呼吸おく。
私が、後神家の爵位を叙爵するまで、後神家は廃爵になって120年ぐらい経つはずだ。後神の爵位を名乗る14歳なんて普通じゃない。
「かよちゃんの話しが本当ならあなたは、150年前から来たことになる。今は大和暦で言うところの詠和7年3月だから。ステイツ暦だと2026年だよ。」かよが固まる。理解が追いつかないのであろう。
その後ろでヒロがスマホで何か調べている。多分、こっちも色々追いついていないのであろう。
どうしたいいのだろう?精神科か?それとも警察が先か?私が考えていたら
「おーい!櫻子ちゃ〜ん」と頭の中に声が響く。いつの間にかできていた。
私、かよ、ヒロのトライアングの中にボゥと光が集まる。
こんな大物が来るなんて。明日は、もう、休もうかな。そうだな。一年ぐらい。
今日もお読みいただきありがとうございました。
また、明日も読みにきてくださいね。




