不思議な少女
一階層の奥二階層に続く階段付近まできた。この辺りにいるはず。
すると、突然床が抜けて五階層のフロアボスである鉄鼠が現れる。先ほど倒したジャイアントラットの親玉だ。なんでこんな所に?
「鬱陶しいな!」
私は、早くラーメンを食べたい。怒りに任せて、氷魔法を使い脳天をぶち抜く。
こっっわ!ヒロが小さく呟く。うるせー!早く帰りたいんだ。ラーメン食べた後は、早く帰ってハイボール飲みながらアニメ観て寝たいんだ。
大技を出したので一瞬、魔力探知が切れる。ヒロがすかさず前に出て自動小銃を構える。
魔術師が大技を使った後は隙が出来やすい。前衛を安心して任せれるのはヒロだけだ。
鉄鼠が倒れ、土煙が舞う
その少し先から「あの‥。もうし、よろしければ教えていただけないでしょうか?」少女の声が聞こえる。震えているようだ。この子が、聖霊が話していた子か?
それでも私達は警戒を怠らない。
その手合いのモンスターかもしれぬ。
私は、次の魔術に向けて魔力を貯める。
「ここは、兜山の魔窟と思われるが合っているだろうか?」確信がないのか少女の声はか細い。
魔窟?また、古風な言い回しだな‥。
「私は、後神櫻子。後神侯爵家の当主であり、このダンジョンの管理を帝から預かっている者だ。」とりあえずこっちから名乗る。後は、捕縛して終わりにしよう。
「え‥。わしは、後神かよ。後神侯爵家嫡子にして姫巫女として神事を行なっている‥。」
ん?
私は、ヒロと顔を見合わせる。
「隠し子?」ヒロが私を見て疑う。
「そんなわけあるかあぁぁぁ!」腹の底から声が出た。
しばらくは、朝と夕方の一日二話投稿を頑張りたいと思います。
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