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アラフォー領主ですが、引退したいので伝説の姫巫女を教育します。  作者: ぽんぬ


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早く帰ってラーメン食べたい。

階層をそこまでいかなくてもあの愚か者の場所まですぐだ。

スライムや小鬼などを倒しなが進む。


「一年近くデスクワークしていたわりに動けるやん。」ヒロが私を見ながらノールックで小鬼の首を刎ねて魔石にする。


「腐っても大和帝国の軍人家系なんでね。」私も近くをちょろついているジャイアントラットの脳天めがけて神器を振り下ろす。


強がっているが、内心戦えなくなっていたらどうしようと思っていた。

最近、お肉もつてきてるし、老化が激しいから‥。

神器に力込められなかったらどうしようとも思っていた。

私は、大きくなり刀のようになっているハサミを見る。

前より軽くなった?



「なんか不具合ある?」とヒロが声をかける。

「握りやくすなったというか、軽くなったというか。ともかく使いやすいわ。」

「お!わかった?あんたが久々にダンジョン潜るっていうから前より軽くしておいたで。威力は落ちるけど。」

「ホンマ?ありがとう。」

こんなに気安く話せるのいつぶりだろう。私は、西の出身じゃない。


西の訛りを使う時はヒロの前だけだ。その他は基本標準語を使うようにしている。行き違いがある事が多いのだ。だいぶ慣れてそんなことも少なくなってきたけど。

常に領主としての責任がつきまとう。

働きたくない。辞めたい。お家帰りたい。


「あのアホが捕獲されたのこの辺りやで。」ヒロが話す。

「なー、記憶見ようとしたら認識阻害されて見れへんかったって本当?」あの覗き見大好きサトリがお手上げなんて‥。

「ホンマやからあんたがここに来ているんやろ。」呆れながら返事された。

「でも、信じられへんやん。あのサトリやで。人の心や記憶覗くのに命かけてる。それが、しくじるかなぁ。」そんなことを話していると聖霊がソワソワし始める。


微かに「こっち こっち だよ。」と柔らかな声が聞こえる。

「なんか聖霊が案内したいみたい。」私が声をかけるとヒロも反応する。

聖霊の声は誰もが聞こえるものではない。

ダンジョンのゴツゴツとした壁に手を当てて集中しながら移動する。



「こっち 右の方 そうもう少し進んで あ、あかん行き過ぎや。」

「そっちちゃう。こっからズドーンといてクイって行くほうが。」

スッて案内しろ!人の頭の中でうるさいだろおぉぉ!

「「ごめんって‥。」」聖霊達が謝る。

こいつらわざとか?



聖霊達曰く人の女の子が迷い込んでいるらしい。悪い感じはしないし、相手も聖霊を感じれるからモンスターを避けながら私たちの所に案内していると

全く探知できない。いや‥。私より相手の方が魔力が上なら‥。


サトリが記憶をぬく事が出来ぬほどの認識阻害の魔術ができるかもしれない‥。

そんな事を思っていると一つモンスターではない魔力反応を探知した。


ヒロも探知したようで走る。早く帰れるかも。帰りには、むっこすのネギラーメンネギましで食べようかな。

私は、早く業務が終わって何をするかだけに集中することにした。


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