第五十八話 チートとかよの反抗期
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
※現在、応募の為に二時間お気に投稿しています。
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パーティーの編成を組み直した。
かよには、後衛になってもらう。逆に私が、中衛に入った。
「なんでじゃ!わしの修行にならぬでは、ないか!」
「もう、修行どころじゃないの!」
「せめて、仏の加護使えるようにならんと話にならんから、大人しくしとき。」ヒロにも嗜められる。
「では、ヒロがいつも使うソレで戦うぞ!」かよがヒロの小銃を指差す。
「じゃあ、このハンドガン持ってみーや」ヒロが、腰のホルスターからハンドガンを抜いて持たせる。
「なんじゃ!これは?ものすごく重いではないか!?」
「ソレでも軽い方や。ソレを真っ直ぐ腕を伸ばして持てもしないだろ?味方に当たったらあかんからやめとき。」
かよは、素直にハンドガンを返すと
とほほっと言う顔で後ろについてくる。
「さっきのアンデットは魔力が弱すぎてネズミ達も感知出来なかったみたいやが、この橋の下に結構な数のモンスターがおるらしい。」ヒロが辺りを警戒しながら話す。
「アンデットの可能性が高いな。では、弱いのは、少し消すから防御お願い。」そう言うと私は、大般若経を出して、経を唱えなら転読する。
分厚い経典の黄色の和紙をアコーディオンのようにパラパラとさせる事でその場の空気が浄化できる。
ある程度浄化出来たであろうか?橋の下が、少し清々しい空気になった。
「櫻子の方が、チートではないか。」かよがポツリと話す。
「チートになりたいと思うなら、自分から疑問に思う事を学んでがむしゃらに動く事やな。まぁ、チートなんて存在しなくて、自分の大きさだけがわかるだけや。」ピシャリと私が言う。
「でも、櫻子は、なんでもできるではないか!」かよが食ってかかる。
今日のかよは、随分言い返すな。反抗期か?
「私は、全てを60点に済ませているだけだ。もちろん、得意な物は100点目指すが、全ての事を60点できて、ソレを80点や90点に見せているだけにすぎない。あとは、60点でも使い続けると80点になるだけだ。」
「なんじゃ、ソレは。ずっと修行でチートなどないじゃないか。」かよがむくれる。
「そうだよ。生きてる限り、ずっと修行で。チートなんてものはない。あるのは、続けるか続けけないかだよ。」
そんな話をしていると何処かから拍手が聞こえてきた。
こぼれ話
マキ「さっき、疑ってごめん。」
豊富「ええって。」
激辛麻婆豆腐を取り分ける豊富
豊富「熱いからきーつけ。」
マキ「翔太郎。優しい。好き。」
こうして、ラビリンスが少し平和になったのだ。




