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『菊理姫様!お導きを!』〜定時で帰りたい領主は、今日も魔法犯罪に追われます〜  作者: ぽんぬ


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第五十六話 梅手ラビリンス10階層〜チート人形を添えて〜

本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。

平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。

土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。

※現在2026年6月27日

6月末に大賞締め切りの応募があり、その応募条件が8万字です。

8万字以上に届きそうなので27日(土)28日(日)は二時間おき投稿にさせていただきます。

少しでもよかったらリアクションお願いします。

「これは、なかなかやばいな。」ヒロから弱気な声が漏れる。


ド派手な色合いの看板。その看板には、カニの模型や龍の模型が取り付けられている物もある。

店の中にはフグのハリボテが吊るされていたり、提灯が飾られていたりする。

道の両脇には様々な飲食店のメニューが飾られ、屋台などもある。

ひと気はないが、ここは、浪華の有名繁華街と酷似している。

似ていないのは、人っこ一人おらず、店は全てシャッターが下ろされていることだ。


「何が、やばいのじゃ?ラビリンスならこのようなこと容易いでは、ないか?」かよが、首をかしげる。

「確かにね。でも、本来ここは、十階層のフィールドのはずだ。今までの二階層は、同じような駅の構内をずっと降りる形なんやけど。いきなり、十階層か‥。」

「とりあえず、最短で非常口に向かうで、ここにはフロアボスの他に動き回る中ボスもおるはずや。合わんように進むほかないな。」ヒロの声色に緊張が走る。


「かよと輝夜に先に言っておくけど、店のシャッターに背をつけてはダメだからね。背をつけたら‥。」私は、マジックバックから一つの糸の束を出すと適当な店に投げつける。

するとシャッターから大きな牙がはえたと思ったら、口になり、バクンと糸の束を飲み込んだ。

手に持っている。糸の端からシュルシュルと糸の束が解かれている感覚がわかる。

私は、糸に生命と邪気をより集めるとチョキンと糸を切る。


命の糸を切らせてもらった。


すると、店だったそれは、咆哮を上げて崩れ落ちた。

「こんな風に鬼一口がいるから気をつけてね。」私が、念を押すと二人は、ぶんぶんと首を縦に振った。

鬼一口が恐ろしかったのであろう。


「櫻。あまり目立つなよ。中ボスが来たら厄介や。」

「でも、注意喚起は、必要やん。」

そんな話をしていたら、「領主様!すみません!言うの忘れてました!」と輝夜が何やら錠剤のような物を出す。

「ここに来る前にこの繁華街と似たところの酒場でこんな物を貰ったんです。」そう言って差し出した錠剤は怪しさ満点だ。

「めっちゃ怪しいやん‥。」ヒロが呆れてる。

「これ、飲むん?」私も若干引く。

「いえ、この人形に薬を飲ませて、囮に使うと言っていました。戦ってもくれるからこれでドロップ品を安全に取れるチートアイテムだと。らくらく君人形で楽してドロップ品ゲットと言ってました。」そういうと顔だけ人間の他は、二足歩行の動物の人形を取り出す。顔が子憎たらしい。

「とりあえず、違法な匂いしかしないから、僕の方で預かっておくわ」ヒロが顔を引き攣らせながら保管袋に入れて厳重にしまう。


こぼれ話

後神宅


楓 キャットステップのドームで寝る。

紅葉 猫ちぐらの中で寝てる。

竜胆 ソファーの上で寝る。


この二日は、学校がなくてのんびり惰眠を貪るサンニャンズであった。

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