第五十一話 梅手ラビリンス〜まだまだ1層目〜
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
※現在2026年6月27日
6月末に大賞締め切りの応募があり、その応募条件が8万字です。
8万字以上に届きそうなので27日(土)28日(日)は二時間おき投稿にさせていただきます。
少しでもよかったらリアクションお願いします。
しかも、輝夜は特別編成部隊「オロチ」のメンバーだったはずだ。帝都周辺のダンジョンなんて潜れないだろうな。
潜ったら処罰ものだ。
しかし、オロチの給与は、最低でも35万札だったはずだぞ。
それで、安月給やら生活費足りないとかどんな親なんだ。
そんな、事を考えていると輝夜の腹からグゥ〜と言う音が鳴った。
「少し早いけどお昼にしようか‥。」少しどころかだいぶ早い。
我々は、お茶だけにしようかな?
マジックバックから敷物とバケットを出す。このバケットは温かい物は温かいまま。冷たい物は冷たいまま保管できる優れものだ。
今日は、サブマリンのサンドイッチを潜る前に買ってきた。
もしもの時に多めに買ってるから足りるであろう。
私が、サブマリンのサンドイッチを出すと
「こっこれ!サブマリンのサンドイッチですか!」輝夜が驚く。
「そうやけど‥。」
「ダメです!そんな高級な物食べれないです!」
「まぁ、サンドイッチにしては割高よな。でも、うまいし、手頃やん!」浪華商人魂のヒロが話す。
確かに探せば、浪華だったら格安ボリューム満点サンド売っているかもしれないな。
「そうですよね!一つ500札超えるものばかりですよ!作ったらもっと安いっ」
「食べるのじゃ!」かよが、一番割高のローストビーフのサンドを輝夜の口に押し込む。
輝夜はしゃべっている途中なのでむせている。
喉に詰まったのかサンドイッチを一旦置いて胸をトントンしてる。
私が、コンビニのカフェラテを差し出すと、青い顔で手と顔を横にブンブンと振り拒否する。
多分、高いと思っているんだろうなぁ。
「飲むのじゃ!」カフェラテにストローをさして、これまた輝夜の口に入れる。
モゴモゴとして喉の詰まりがなくなったのか、輝夜が一呼吸おく。
「どうじゃ!うまいか?」かよが、輝夜を覗き込む。
「美味しい‥。」ボソリと輝夜が話す。
「そうじゃろう!うまいじゃろう!」かよがふんすと胸を張る。
輝夜がサンドイッチを噛み締めなが食べる。
「美味しいですね‥。」輝夜の目から涙が溢れえる。
「なぜじゃ!なんで、泣いている?」かよが、あわあわし始めた。
「なんででしょう?でも、美味しいんです。」輝夜の目からは、とめどなく涙が溢れてくる。
今まで、貯まっていたモノが堰を切ったように溢れているのであろう。
「無理やり詰め込んだからか?でも、そうしないとお主は、食べないであろう?詰め込んだ事を謝るから泣くな!」かよが、オロオロとしている。
違うんです!違うんです!と泣きながらサンドイッチを食べる輝夜を見る。
目線を逸らすとヒロと目が合った。
お互い肩をすくめた。
まだ、一層目の初手なのにな。
帰れるのだろうか?
こぼれ話
輝夜は毎朝家族が食べ残した朝食をお弁当に入れてチャリで出勤してました。
爆速で漕ぐその姿は、ターボチャリネキとして地元では有名です。
もちろん、ママチャリです。




