第四十六話 領主会議の始まり
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
広々とした会議室に大きな円卓が用意されている。
そこには、もう何組か来ている。
「久しぶりですねぇ。櫻子さん。先日は、エラに目にあったって聞きましたよ。」古都の領主である。三条公爵家当主奏様が声をかけてくる。
この方は、内宮生まれだが、夜間学部に通って外宮の大学まで行き検察官までになった。左右違うオッドアイの持ち主で、片方は、魔眼だ。今は、隠す事なく過ごしている。
洗練されたスーツを着ており、一見したら大企業の役員のような人物だ。
後ろには、彼の秘書であるメガネ巨乳の女性が立っている。今日もメイド服だ。
「その節は、ご迷惑をおかけしました。」私が、頭を下げる。
「えぇよ。困った時はお互い様やで。」目が笑ってない。うぅ。どんな無茶ぶりされるやろう‥。
「三条さん、櫻子さん怯えてますよ〜。その辺にしましょうよ〜。」そこに江州の領主小野公爵家当主の友香里様が助け船を出す。私より、若く兄上と一緒に江州を領地している。
兄と二人で当主をしている珍しい家系だ。
クリクリとした目が可愛らしく。実年齢よりも見た目が若い。ラフに着崩している着物も良く似合う。その後ろで、面倒ごとに巻き込まれたくない兄の冬馬様があわあわしている。言われなくても兄弟とわかるぐらい顔が似ている。
「お!櫻子さん!大丈夫やったか!?心配したで、あんたは、無茶するからなぁ。」そこへ紀州の領主大杉公爵家当主晶様がやって来た。
剣の腕前は、西の都で一番だ。
大杉は、大男という風貌ではなく、ただの初老の老人のように見える。だが、剣を構えたら、その威圧だけで失神するものもいる。後ろをみる。また、秘書が変わっている。悪いおっちゃんでは、ないのだが、ノンデリズケズケおっちゃんなのだ。まぁ、人は、それを悪いおっさんと言うのだが。
「皆様、その節は、ご心配とご迷惑をおかけしました。」私が、集まってきた人々に頭を下げる。
「おうおう!俺抜きで、何楽しい話しぃ?」そこへ浪華の領主豊富がやってきた。
今日も派手だ。後ろには、茜茜も居る。
さて、領主会議の始まりだ。
「会議の前に先に発言してもよろしいだろうか?」私が手を挙げる。
「この者が、私の後継をする。後神かよだ。」
「後神家嫡子かよと申します。以後、お見知り置きを。」かよが、すっと背筋を伸ばし、両手を軽く体の前で重ねる。腰からゆっくりと最敬礼をした。
着物での所作は、私の方が学ばなければ、ならないぐらい綺麗だ。
皆が、軽く挨拶をする。
会議が始まるので、かよが会議室を出て控室へ移る。
勉強道具を持ってきてるからそこから出ないであろう。
「櫻子さん!あんな大きな子供がおったとわなぁ。隠してたんか。」悪気なく大杉さんがガハハと笑う。
だから、秘書がいなくなるんだよ!
会議の始まりだ。もっとも今回は、私たちが報告するだけの会議だな。
とほほ‥。
こぼれ話
かよ「暇じゃ‥。そうじゃ!午後は、遊んでいいと言ってたな♩」
そうして、かよは、欲のまま推し活グッツが売られている場所を検索しまくったのである。




