第四十五話 領主会議へ浪華へ
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
「で、秋の社交会や。もし、華族学校に進学するならその時にお披露目として演奏会せんといけない。それが、音楽の第一次試験でもある。華族学校に進学しないなら、出席だけや。しかし、礼儀作法は覚えてもらわんといけない。」
「礼儀作法は、櫻子が教えてくれるのか?」
「基本は、しかし、私は、この通り他の華族より庶民向けや。私自身は、先の事変の功績があるから面と向かって言ってくるやつはおらん。でも、かよは、ちゃう。華族のお嬢様として淑女教育をしてもらうことになる。」
「先生は、誰なのじゃ?」
「それなんやけど。来週、領主会議がある。そこで、かよをお披露目する。そして、誰か良い家庭教師がおらんか他の領主に聞こうかと思う。」
「勉強するのは、構わんが、推し活する時間は、残っているか?」かよが、首を傾げる。
かよが、現代に毒されて来たようだ。
馴染んでいる事はいいけどね。娯楽とSNSは、ほどほどに‥。
さて、今日は、領主会議だ。
浪華の領主官邸へ向かう。
今日は、いつもの車ではなく、国内でもグレードの高い車だ。
運転しているヒロは、「ブレーキの遊び多いな。」とか「さすが、トモタ味。」とかぶつぶつ言っている。
ヒロの好きなメーカーじゃないから運転が嫌なのだろう。
仕方がないだろう。節税対策で買った車なんだから!
高速で一時間もしないうちに浪華につく。
「わぁ!櫻子!神辺も高い建物多いと思ったが、ここは、もっと凄いな!」かよが窓の外を見てウキウキさせている。
「一応、西の都の最大都市やで。僕は、ここの出身や。」ヒロが説明する。
「ヒロは、都会の生まれなのだな!」
「いや。僕は、ここよりもう少し田舎に行った所や」
「どこが、田舎やねん。本当の田舎は、私の所みたいな雉のファミリーが散歩してる所の事を言うねん。」
そんな軽口を叩いていると浪華の領主官邸が見えてきた。
石造の豪華な建物だ。まるで、ローマの神殿のような建物は元は図書館だったはず。
しかし、豊富がここがいい!カッコいいからとゴネて図書館を移動させて領主官邸にした。
130年近い歴史のある図書館を退かせたのだ。
暴君極まりない。
それとも、中に封印された内宮の資料などの取り扱いもあったから丁度良かったのであろうか?
資料の点検はいまだに終わらないって言っていたな。
駐車場に着くとヒロが領主紋を出す。
これは、それぞれの領主が持っている領主の証だ。
ガードマンは、愛想良く我々の車を向かい入れてくれた。
「大きいなぁ!これは、外国の城か?」建物の前まで行くとかよが、感嘆しながら言う。
「さぁ?どこかの国の宮殿を模しているんじゃない?」
我々は、領主官邸に入る。今日の会議は針の筵だろうな‥。
あぁ、嫌だ。私のせいじゃないのに。
こぼれ話
神辺には組合長となぎさが領主代行を取り行っています。
なぎさ「行方不明として届出出した方が良いのでは、ないですか?」
丸山「そんな事したら気位が高い騎士様がブチ切れて殿下に迷惑かけるかもしれないやろ」
なぎさ「任命日に来ないからもう迷惑ですよ‥。」
何やら揉めているようですね。




