謎の音と亜人
本日から朝と夕方の2回投稿にしたいと思います。
平日は、朝8時投稿。夕方5時投稿。
土日、祝日は、朝10時。昼の15時投稿にします。
亜人は狙われやすい。その可愛らし見た目もそうだが、頑丈で少々乱暴に扱っても怪我や病気もしない。それに、一族の結束が固く、捕らえられてもお互いを励まし合って生きる。ケアをしなくても勝手に頑張る。そう、ルーラー教の者が言っていた。
そして、何より獣の耳と尻尾だ。ルーラー教からしたら彼らは人間ではない。家畜なのだ。
儀式に使ってもよし、愛玩してもよし。人間の女性にするには、気が引けるが、彼らから見た亜人は「家畜」大和の国でも差別や偏見はあるが、あからさまに家畜扱いする者は少ない。
その亜人がごっそり町から消えたのだ。
嫌な、予感がする。
また、バタバタと走る音がする。今度は、なんだ?
「櫻子!楓達が!」かよが執務室に入ってきた。
その後ろからヒロがキャリーケースを抱えてやってくる。
「楓達が苦しみ出したと思ったら猫に戻って。とりあえず、櫻子の魔力を分けてくれないか?」ヒロが大きめのキャリーケースを持ってきた。
このキャリーケースは三匹同時に入るように大型犬用の大きなものだ。
中を覗くと三匹はぐったりしている。
私は、そっと楓を抱き上げる。
なぎさの次は、楓まで。私の大切な者達が‥。
ぎりっと奥歯を噛み締める。
「ママ上‥。」楓がか細く声を上げると‥。
「煩くて‥。音!うるさいです!」と先ほどとはうって変わって大きな声でいう。
音?私は、盗聴防止の結界を張る。この結界は防音室ようになっているので周りの音も緩和されるはずだ。
楓と紅葉、竜胆も頭を降ったり、前足で額を抑えながら起き上がる。
「あぁ、音で死ぬ思いってするんやねぇ。」楓がにゃーるを食べて一息つく。
「私も死ぬかと思ったぁ」竜胆がげっそりしている。
「いきなり、警報みたいな音がなったと思うとどんどん大きくなってびっくりしたよ」紅葉はにゃーるも食べれない様子だった。
「警報のような音?私たちには、聞こえないけど。」そう答えて部屋中にいるものを見渡す。
上野も丸山もましてや側にいた。かよ達にも聞こえてないとな?
「発言してもよろしいですか?」先ほどなぎさの事を知らせてくれた受付嬢が、手をあげる。
私は、軽く頷く。
「獣耳でしか聞こえない音とかはありませんか?実は、なぎさ先輩の事とか街のみんなの事を教えてくれたのは、なぎさ先輩の弟くんのなみ君なんですが。」
「あ!彼は、耳が聞こえないね。」そう、彼は、5年前の大永事変の頃。
相手が使った神経毒によって聴覚を失った。それは、たぬきの亜人である彼には耐え難いことで生きる希望を失っていた‥。
しかし、今は、立ち直って文字を覚えて簡単な入力作業をしながら組合で働いている。
「なみ君を呼んできてくれないか?」
かしこまりました。といい受付嬢が走る。
次に私は、丸山に向かって話す。
「浪華の組合に応援要請を出すかも知れません。準備だけしておいてください。」
丸山が目を見張る。
これから、結構ポンポン事が進みます。
今のままだと登場人物一気に増えすぎるのでちょっと見直すのに更新頻度が下がるかも知れません。
面倒になったらそのままぽーんと投稿します。




