第百十五話 鬼教師覚醒
毎日12時に投稿してます。
全年齢版櫻子とヒロの出会い編
『菊理姫様!お導きを!』〜しくじり元公爵令嬢とこじらせ忌守君〜
現在執筆中!
そちらは毎日18時更新!
最近…。コメントもリアクションもないから寂しいんだ…。
なろうに登録してなくてもコメントできるようにしているからね…。
そして今執務室で私は輝夜の報告を受けている。
「村長とその他数名の死体が見つかっただけで他はわかりません。」輝夜が下を向く。
私は、PCを覗きながら中央騎士団の報告書を確認した。
PCの画面に村長の遺体が映し出される。
死亡推定時刻を見る。
ヒロを捕まえた村長は本物だったようだ。
「ふぅん。」私がPCから顔を上げて輝夜を見る。
びくっと体を強張らせる輝夜。
「私たちがやることは、一つです。火の粉が降りかからないようにするだけです。」
輝夜を見る。
冷や汗が凄い。
「“何もわからない”も一つの発見やで。そう畏まらんでもえぇよ。」私が輝夜に話す。
輝夜の肩の力が抜ける。
「それよりもかよの箏の稽古を付き合ってやって。輝夜が師範代でよかったよ。」
「かよちゃんは、箏はもう完璧ですよ。社交会で披露しても問題ないレベルどころか演奏会を開けちゃいますよ。」輝夜が答えた。
まじか。凄いな。
「じゃ、受験で問題がある所があるとすると何だと思う?」
「お茶もOKですが……。古典が少し不安ですね。」輝夜が顎に指を置きながら話す。
「古典?」私の眉が上がる。
「かよちゃん。神様の名前をあまり覚えていないんですよ。古事記とホツマツタエは及第点ですが、カタカムナウタヒが…。」
「……あかん。」私が静かに言う。
「…え?」輝夜が固まる。
「魔法は神々の力を少しお借りしているんや。その神々の名前を覚えていないのはあかん。」
輝夜が震える。
「なぎさ。」私は控えていたなぎさを見る。
「…はい。」
「かよを呼んで。」
「……御意。」何とも言えない顔でなぎさが退出していった。
かよは今組合の図書室で勉強している。
まぁ、組合に図書室があるの神辺ぐらいなんだけど…。
「…殿下。厳しすぎではございませんか?」輝夜がそっと尋ねてくる。
「厳しくない。普通だ。」そう言って私はアイスティーを飲んだ。
そして、PCを操作する。
「華族学校は今年が初めての入試やな。」
「……はい。」
「って事は過去問がないのか…。仕方がない。」
そう言って私は、とあるページをPDFにして印刷した。
「とりあえず、華族学校を受けてるなら、これくらいは出来て当たり前かな……。」
輝夜が覗き込む。
「殿下!これは、帝都魔法大学の試験問題じゃないですか!こんなの中学生は解けないですよ!」
「いや。試験する学校側も前例がない。きっとこれを雛形にして問題を作るだろう。それにこれは基本の基本だ。次のページが専門教科だった。これくらい解けないと合格は難しいだろう。」私が淡々と話す。
そこへ。
「お母様。お呼びですか?」かよが入室してきた。
「かよ。とりあえずこの問題を解いてみなさい。」
そうして、プリントを差し出した。
問題を見て青ざめるかよ。
その後ろで輝夜となぎさが拝んでる。
「今の学力を知りたいから。出来れば60分以内に解きなさい。」
私は、かよに鉛筆と消しゴムを渡す。
「でわ、始め。」
60分後。
私は二、三個仕事を片付けた。
「……終わりました。」
かよが机に突っ伏す。
私は、かよの答案を手に取ると採点する。
この感覚久しぶりやな…。
しかし、まぁ……。
「古事記もホツマツタエも合格ラインギリギリ…。」そこでかよを見る。
「………。」フルフルと震えている。
「カタカムナウタヒは100点満点中5点。……神代文字の勉強は?」
「………してません。」かよが苦しそうに話す。
「時間がないね。私も付き合うから毎朝5時に起きようか。」
「お母様!?」
かよの叫びが私の執務室に響いた。
神辺デパート
ヒロ「竜胆。お前のセンスが頼りや…。頼むで。」
竜胆「でも、特注なんでしょ?ヒロが作ったら?」
ヒロ「流石に時間がないで。しかし、どんな簪にしよう。魔石も入れたいし…。やっぱり菊の細工がいいか?それとも櫻子やから桜にするか…。」
デザイナーと色々打ち合わせするヒロと竜胆。
竜胆「ママ上は、あんまり派手なの嫌いよ。でも、特別な日は、こんな風にびらびら簪を選ぶかな。」
ヒロ「普段使いするか…。特別の日のつけるタイプにするか。」
デザイナー「予算などで決めてはいかがですか?」
ヒロ「予算は考えてません!納得いくものを作ってください!ローンでも何でも組みます!」
ヒロさんは一体何をしているのでしょうね?




