第百十話 簡単なお仕事ですよ?
毎日12時に投稿してます。
櫻子とヒロの出会い編スタート!
『菊理姫様!お導きを!』〜こじらせ元公爵令嬢のセフレになりました。〜
ミッドナイトノベルズでR18作品として投稿開始!
そちらは毎日23時に更新!
ハイビスカスの特徴的な館内着を着て私とヒロ、そして、豊富夫婦と一緒にスーパー銭湯の食堂でサウナ後のサ飯を堪能してる。
「「「「乾杯」」」」と飲み物を掲げてオロ酎を流し込む。
「あれ?茜茜呑まへんの?」
茜茜が酒ではなくてオロポを飲んでいる。
「そろそろ二人目欲しいネ!」そう言って豊富にすり寄る茜茜。
デレる豊富。
私は、友人夫婦の何を見せられているのだろう…。
「豊富さんは?」
「今日の凛の寝かしつけ当番わしやねん。」
「あぁ、こうやってみんな私と呑んでくれへんくなる…。」そう言いオロ酎を飲む。
「櫻も少し控えた方がええちゃう?一時期より減ったけど肝臓の数値大丈夫なん?」ヒロがチリトリ鍋を取りながら注意してきた。
「あーあー!聞こえません!」
「ところで、あんたらは結婚式の日取りどないするん?」豊富さんが話しかけてきた。
咽せる。
酒が変なところに入ったじゃないか?
ヒロをチラリと見る。
耳が少し赤い。
「いきなりなんですの。」ヒロが慌てた様子で豊富に話す。
「そうネ!櫻子達に任せているといつまでも進まないから私達で決めるネ!」茜茜がご飯をたべなら話してきた。
「人の結婚を決めやんといてよ!」私がドン!とグラスをテーブルに置く。
「じゃ、いつ結婚するんよ?その水谷みたいの今後湧くかもしれへんで。ヒロはそれでいいんかいな?」豊富さんがいつになく真剣だ。
「……それは、嫌やけど。」
「じゃ、腹括れや。」
そこにーーー。
「なんや!えらいべっぴんさんと飲んでるやん!にいちゃんら俺も混ぜてぇ。」怖いもの知らずの酔っ払いが絡んできた。
「「あぁぁ」」豊富とヒロが睨む。
失神する酔っ払い。
ご愁傷様。
しかし、この戦闘力がバクった宴によく入ろうと思ったな…。
「でも、その水谷っちゅう奴の気持ちもわかるわぁ〜」豊富がぼやいた。
「何が?」ヒロがぶっきらぼうに話す。
「ヒロ、ハーレムやん。可愛い恋人と可愛い娘。それに、可愛い狸の秘書。神辺の上層部って顔面偏差値高いわな…。」鶏肉を頬張りながら話す豊富。
「可愛い妻と可愛い娘はもういるネ!」茜茜がつっこみを入れる。
「じゃ、交換しますか?」ヒロがそんな事を言った。
そんな、一言ではじまった役割交換週間。
なんでこうなった?
「櫻子はん!今日からよろしゅう!」元気に豊富が浪華からやってきた。
「はい。よろしくお願いします。いきなりですが、これをどうぞ。」そうして、私はヒロの仕事の日程表を渡す。
「とりあえず、8時から朝礼でした。今は、8時30分なので終わっています。豊富さんは解体作業はできないので解体した素材のパーツ管理をお願いしますね。普段のヒロの仕事ではないですが、ヒロがいないのでその分、職員全員で解体しないといけないのでお願いします。それから、今日は、15時から会議なのでそちらの資料をその時間までにーーー。」
「ちょっと待ちい…。これ、ホンマに1日の仕事量なん?」
私が淡々と説明していると豊富が資料をめくりながら話てきた。
「これでも少なくしてますよ。やはり、代理では出来ない事も多いので。」
豊富の顔が引き攣った。
「何、簡単な事ですよ。午前中は解体。午後は私のサポート。夕方からは訓練。あ!本来なら朝も訓練しています。軽くですが。」
「え?櫻子はん達、毎日訓練してるん?」
「軽くですよ。事変の前みたいにはしてません。私達も年なので。」
そして、説明を続けた。
豊富の顔がどんどん青ざめる。
簡単な業務なのにどうしたんだろう?公爵家領主様なら余裕だろうに…?
さて、今日は定時で帰れるかな?
男風呂・サウナ室。
豊富「で?どないするの?」
ヒロ「正直、結婚したいで…。でも、社交とかわからんし…。侯爵の櫻に恥かかせてもあかんし。」
豊富「じゃ、社交学ぶか?秋の社交会までに。今回は、ヒロも来いや。いつまで三条さんに櫻子はんエスコートさせてんねん。」
ヒロ「でも、俺、忌守やで…。櫻があんなになって言葉使いとか努力したけどなんか…。やっぱり、忌守やって華族からしたらそう見えるんかなって。」
そこで、豊富はヒロを立ち上がらせてサウナ室から追い出す。
そして、水風呂に突き飛ばすと水魔法でヒロに水をかけはじめた。
ヒロ「何すんねん!やめろや!」
豊富「忌守だか!ヤモリだか!タモリだか!知らんが!腹括れや!そこで頭冷やせ!」
店員「他のお客様のご迷惑になりますので…。」




