二人のトクベツ に
なぜだか心地よい。柔らかく私を包んでいる。
いつもの朝とは違う特別な感覚だった。でもやっと懐かしいものが戻ってきた感じでなんだか嬉しい気がした。
でも、ちょっと暑すぎるような…
私、昨日は…
ティナ「う〜ん?……////!!!」
目を覚ましたらいきなり顔が目の前にあってびっくり…してしまった。
しーく…じゃなくてシューベルが私の横で寝てる!、!????
しかも近いって////..もう、私をびっくりさせようとしてわざと……。ではない。ことはわかる。小さい頃でもこんなことしてくれなかったのに、今のしーくん何するわけない。
しーくん起きてるのかな?
彼の寝ている様子を確認しながらこっそりとベットから出ようとする。(こんなの、しーくんに見られたら恥ずかしすぎる。どうせ、むこうは無意識なんだし。それに…)
ベットから足を出してその場を離れようとした瞬間、左手が掴まれた。まさか???????思っていたことが本当になり、私は思いっきり顔をひきつった。
「あ、ティナおはよう、どうしたのそんな顔して?でもかわいいよ」
???????/////.../!!!
あーーーーーーもう、なんで朝弱いのは変わらないのよ!!なによ、いつもクールぶって!!小さい頃から私のこと妹みたいに振る舞いやがって!今も昔も変わんないんだから!
もぉ〜う…いつもこれぐらい素直に褒めてくれたらな。
「うん?ティナ、どうしたの?次は顔を赤くして…」
「あ、別にそんなに赤くなっているかしら?気にしないで。」
自分のことは何も教えてくれないくせに、こっちの気持ちまで教えるものですか!!ちょっとは自分のことについて話してくれたら何かできるかもしれないのに、もう!
あの時だってわたしにぐらい、いなくなることぐらい伝えときなさいよ……。ほんとに寂しかったんだから…。急にいなくなって。
「わかった。。。ごめ、ん。ティナを見てるとまた眠くなって…」zzz
やっと寝てくれた。しーくんはいつも朝が二回あることを気をつける必要がある。最初は別の誰か、そして次がいつものしーくん。
「いけない、起きてくる前に着替え済ませないと、」
いつも通りの学校の制服をクローゼットから取り出して着替え始める。
それからしっかり髪を整えて、化粧道具を取り出してから少しだけ整える。
「おはよう、ティナごめん!!!!!昨日は寝落ちしてしまって」
彼は律儀だから謝るげど、別にそんなのどうでもいい。私は十分満足しているから…
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まぁ、ティナ様よ今日もお美しいわ、この前はクソ王子をこてんばにしてたし、やっぱりティナ様よね
「シューベル、いつも通りでいいからよそよそしいのやめてちょうだい。」
「そんなこと言っても…王女様には変わらないし…」
前から来た上級生にぶつかってしまい、転びそうになったが、前から来た別の上級生に咄嗟に受け止められた。
「大丈夫ですか?姫様。」
その人は長身で顔は美しく肌白い。大抵の女性なら目を奪われるほどの、ザ美男子という感じだ。
「ええ、問題ないわ。ありがとう。」
「どいたしまして。おい、そこに君、姫様にぶつかっておいて助けもしないとはどうなのかね?」
ぶつかった相手は申し訳なさそうに謝って、「大変すみません。私の注意不足故に。ベグール様もご指摘ありがとうございます。」
「わかればよろしい。姫様もお許しくださるはずです。」
「ええ、もちろん。ぶつかったのもこちらの不注意があってのことですから、あまりお気遣いなく。それより、べグール様。姫とはいうのはいささか気になってしまうのでやめてください。」
「わかりました。ティ…」彼がいう言葉に不機嫌な顔をしたので彼は言葉を改めた。
「ウォルクスビナ、これでよろしいですかな?相変わらず異性にだけ下の名前呼びされるだけで不機嫌になられる。」
「当たり前ですわ。」
「ほう、そう言われるということは好きな異性がいるということで?」
「うフン!!!??」
「では私はこのへんで、ああ、それと、この前のことはお悔やみ申し上げます。」彼は丁寧にお辞儀してその場を去っていった。
「彼と会うのはまだ早い…今はその時まで。」
そして彼と入れ違いでシューベルが現れた。
騒ぎを聞きつけたのか、顔は心配そうにしている。
「ティナ、大丈夫か、何かあったのか?」
「ううん、上級生とぶつかってしまっただけ。その後、シア王子が助けてくれたから大丈夫。気にしないで。」
「シア王子?この前のクソ王子、ではないのか?」
「ええ、彼はあのクソの、お兄様よ。同じ学園で、2歳上の三年生よ。」
「そうなのか。アイツに兄がいるとは思ってなかったな。自分のこと皇太子とか言ってたし、てっきり王継の順番的に上はいないのかと。」
「それはなぜだか知らないけど、噂で義兄弟とか?わかんないけど。」
まぁ今はそんなこといい。せっかくしーくんと一緒にいられるのだし。
「ねぇ、シューベル?授業、一緒に行かない?」
「いいけど、俺授業なんて受けるの初めてだよ?」
「えええ??シューベル、この学校に入学する前とかで授業受けてなかったの?」
たしかに学校にはいってた。この学校だって卒業している。でも今まで授業というものを学んだことはない。あんまり覚えてないけど…
「たぶん…授業って受けるものなんだ…。」
「シューベルが意外にも、前までどこにいたの?」
「それは軍…、…。田舎の学校だよ。タシケントリアっていうあんまり勉強の環境は良くない。」
「そうなんだ…」
ティナを騙すのは心が痛むが、今は真実を伝えられない。
「ふーん、タシケントリアなんて場所は私の記憶にはないですが、そういうところがあるということにしておきましょう♪」
どこからか馴染みのある声、銀白色の髪色をした女子生徒の声に思わずふりかえる。
「ねぇ、しーくん?」
「サナ?」
「そうサナだよ。何?その目。変なものを見てしまったその目は」
「だってお前、いつもはそんなんじゃないだろ。言葉遣いだって、その、格好といい、」
「ええ?だってこっちの方が怪しまれにくいでしょ?仕事の時といつもとのギャップがあって。あ、大丈夫よ。お嬢様の執事の時もちゃんと戻すから」
サナは俺の耳元で、俺の驚いた表情に満足そうにしながら話した。
「サナ!近い。それに胸元見えすぎ、スカート短すぎ!!!!!いくら仕事がオフだからって!!」
「いいじゃないですか、オフだし。好きな格好させてくださいよ。楽しみなくなるじゃないですか?」
「あなた、変わりすぎよ。最近、なんかいつもに増してオンオフの差ができてきたような気がする。」
「あまりお気になさらず。はい、これ頼まれてたものですお嬢様。」
サナが手渡したのはメガネ?
「ティナ、目悪いのか?」
「違うわよ。こうするの!」ティナはそのメガネを俺に強引にかけた。
「はい、講義室行くわよ。」俺はティナに強引に強引に手を引かれた。
「ティナ?これになんの意味が…」
走る彼女の後ろ姿は赤い髪が靡いているだけ、
「お嬢様ったら独占欲がお強いこと、ふふ」
「あ、サナ!俺はちゃんとはたしたからな」
「やっとですか、でもそのままお嬢様と朝まで添い寝とは、いい度胸しておられますね」
「あれは///…」朝のことを思い出してしまい誰から見てもわかるぐらい顔が赤くなっていた。
そして歩きながら聞き耳立てていたティナまで耳が赤く染まってみえる。
「あれは別に変な感情があるとか、ないとか関係なからな?!!!!!!!!!眠かっただけだ」
「そーなのかなーー?しーくんはそうだとしてもティナお嬢様はどうやら笑」
サナは魔法で体を空中に浮かせながらクスクス笑いながらついてくる。
「コラ!サナあんまりシューベルで遊ばないの。ほんと昔から仲が良いこと。それと浮いてたら見えるわよ」
「おっと、これは失敬ありがとうございますお嬢様、あ、でもしーくんは見えてたほうが良かったかな?」
「うわ〜、最低シューベル」
「はぁ?ちょっと待て誤解が産まれることを言うんじゃないサナ」
「シューベル、サナ、その話は終わり。もう教室入るからね」
「あ、ごめん。私今日は別の教室で授業なんだよね。」
「あら、そうなのサナ。それじゃあまた後でね」
そうしてティナは教室の中に入っていった。それに続いて俺も中へ入る。
「待って、しーくん」
サナにそう言われて引き止められた。
「またネクタイよれてる。」
そう言って丁寧に付け直してくれた。よれてしまったのはサナに引っ張っられたからだからけど。
「いってらっしゃい」
「サナもな」




