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ティナと夜のお話し…にはならない

壁を挟んで隣がシューベルの部屋。

幼馴染とこんなに近くで暮らしている。いいのか私。


そんなことを思いながら部屋から出ようとしたら…


「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」部屋から出ようとしたとき、思いがけず驚いてしまい変な声がでてしまった。

しーくんが、しーくんと出会してしまった。そりゃ、ここはしーくんの部屋だけど…。


「サナ?俺の部屋に何かようか?」ティナは驚きとさっきの出来事もあってか、もじもじしている。そりゃ、俺だってあんなことがあったら少し、かなり気まずい。


「そのね、しー、…。シューベルの部屋は昔はお父様の部屋だったの。それでね、父の荷物は全て別の部屋に移したんだけどまだ残っていて…それで」


「…、、。そうか、すまん」


「え、別にシューベルが謝ることじゃないけど…?」


ティナからしたらこの謝罪は何かわからないだろう。でもこれは俺にとってのケジメにもなる。自らの手で彼女の父を手にかけた事実は変わらない。そしていつか、彼女に伝えて認めてもらわないといけない。

そう、誓っている。


ティナの方を見ると彼女の姿は暴走していた状態から変わっていた。外見の感じも変わっている。

ティナの魔力が落ち着いているのか、翼は小さく可愛らしいサイズ匂いなっていて角も片方だけしか出ていない。


(これはこれで何というか…かわいらしい)

ほんの少し、ほんとに少しだけの間俺は彼女にみとれていた。(ツンツンしているのもいいが、こう丸くなったのもまたいい…)

いけない、。。

俺はすぐに切り替えることにした。さっきまで別のことに気を取られていたが、ティナをよく見ると顔が赤い。ただ部屋が暖かくて頬が照っているだけ、というわけではない。

「ティナ、熱があるのか??」


え、?

彼からそんなことを聞かれるまで私自身は気づかなかった。確かに今は少し頭が、ぼぉっとする、というか、。

「え、ええ、そうなのかしら…」


「ちょっと来い」

私は腕をつかまれて私の部屋まで連れてかれた。

シューベルはわたしを自室に戻すもベットに私のことを押し倒した。

「シューベル…?」

あまりにも急なことで焦ったが、熱もあって私はそのままベットに押し倒された。

私のおでことシューベルのおでこ、両方に手を出して当ててみた。

手でおでこを測ってみるとシューベルやり熱い?ように感じる。


「ベットで寝ていろ。安静にな!」


シューベルにキツく言われた。でもそれは私にたいするやさしさですあることなんてわかっている。昔と変わらずシューベルはすごく優しい。ほんとに…


そんな彼を昔の呼び方で呼びたくなった。いつもは言った記憶がなくなることが多いが今回は違う。

「しーくん。私少し寒気がして…。ぎゅ〜、ダメ?」


「…」

(なんだこれは…。ティナが甘えてきて、しかもハグまでも。いかん、頭が回ら…ない。)

「ティナ、汗かいてるから寒いんじゃないのか?今サナに言って拭いてもらうぞ」

俺はサナを呼びにティナの素を離れようとすると、いきなり手を掴まれた。そして今そのまま手繰り寄せられる。


「サナじゃなくて、しーくんじゃダメ?」


「…」

(思考が停止したかと思った。ティナがいつもより更に魅力的に見える。俺に風邪か何かうつったかな…)


ティナが

服の襟をつかんでくる。そしてボタンを一つずつ外し始めた。

「ティナ?!、!、、、、、!」

ティナは何食わぬ顔でボタンを外し終えると後ろ向きになった。

「これで拭けるでしょ?」


俺は決してティナのなんて見ていない。そうだ、そう。自分に言い聞かした。

持ってきたタオルでティナの、身体を、て 丁寧に拭いた。なるべくティナの身体は見ないように…。

「ティナ、もう服を着てくれ…頼む」


ティナに服を着せてやっと一仕事終えたと思ったら…。

「しーくん、まだ寒いな…。そうよ!」

ティナはせっかく着たばかりの服を脱ぎ、そのまま抱きついてきた。

「やっぱり、直接あたためてもらわないと…」

次は逆にティナに押し倒された。

「…!!!ティナ」

ティナのずっしりと柔らかい重みがのしかかる。なにがとは言わないがティナには察しされないように表情を変えないように、うん、頑張った…。


「…あたたかい。」

ティナの顔は嬉しそうだった。

「えへへ、しーくんに抱きしめられて温まった」

正しくは、しーくんを抱きしめて温まった。のだが。ティナが嬉しそうにしているのを見ると、何もいえない。


彼女の笑顔を見るのが好きだから…。


「…ティナ…」ティナがこんなことするはずがない…。多分、熱で突発的な行動になっただけ、だろう。

(自惚れるな、耐えろ…。ティナは大事な幼馴染だぞ)

でも、そうは思うが、ティナの笑顔が俺には効果バツグンだった。


だけど服を脱いで下着一枚の幼馴染が目の前にあると思うだけで体調が悪くなってきた。

「ティナもう無理」身体をずらすようにティナのホールドから抜けようとしたら、ティナもティナで意地での抵抗を見せる。

「しぃーくん、ま〜だ!!ダメ」

それから俺の腕に噛みついてきた。これには流石に大ダメージを喰らってしまう。しかもかなり痛い。

「うぅ〜ぅ…

ティナ、犬歯まで大きくなってるのか?」


「え、わかんない。けど」彼女自身は気が付いていない様子だった。まぁ、強く誰かを噛まないかぎり人から教えてもらえる機会なんてそう来ないわけだし。


ティナの口を覗くとやけに犬歯だけが成長している。これはイタイわけだわ。全て納得した。

(これも、俺が守護獣"ノワール"をティナに結びつけたからか)


彼女はにっこり笑ってから。

「しーくんは私のこと好き?」  そう一言、俺の上から聞いてくる。


ティナには何も言わずに彼女を宥める。正常な判断ができない状況で彼女を相手するのは難しい。

そんなこと聞かれるまでもない。俺の答えは決まってる。てもそれを言葉にすることはない。


「え、え?」ティナは期待して彼の返答を待っていたが、彼は私の問いに対して何も言わなかった。


「ノワール、命令(オーダー)。全リミッターを発動させろ。…魔法は使えるように」



「かしこまりました。」俺の脳内だけに響く声。応答があった。


「私が寝るまで…隣に…い…て…」ティナは俺に向けてそう言い残していった。

ティナは眠ってしまった。脳に過負荷がかかったからだろう…。

「ティナ、俺も好きだよ」

ティナをそっと寝かした後も夜の間はずっと彼女の隣にいた。



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