第7話 ~特訓、蒼vs氷雨~
蒼side
「…これで全てだ。」
「ようやく終わりですか…思ったより書類の量が多かったですね。」
「…そうか、俺はもうなれてるからな。」
「慣れって怖いですね。…では特訓をお願いしていいですか?」
「…疲れてるんだろ、大丈夫か。」
「大丈夫大丈夫、ちょっと疲れてる方が体力伸ばせたりする特訓になる…と思いますし!」
「…ほんとか?まあ大丈夫ならいいか、庭にでるぞ、実力を見極めてやる。」
「はい、お願いします。」
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氷雨side
「…じゃあ始めようか。」
(…さて、どれくらいの実力か。)
「武器はありでいいですか?」
「…ああ、全力を出して貰った方が実力も測れる。」
「じゃあ…行きますよ…。」
(…なるほど武器は剣と盾か、剣は薄い水色、氷属性で盾は黒…光すら反射して見えない漆黒の…あいつの主属性の無属性の盾か。ならば俺は…)
「双剣、ですか。」
「…ああ、俺は氷属性なら全ての武器を使うことが出来る…それは加護のおかげなのだがその話はまたいつかするとして…状況に応じて使い分けて戦うんだ…だが最初に状況を見極めるなら双剣が一番やりやすいからな。」
「なるほど、じゃあやりましょうか。」
「…ならば、行くぞ…!」
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蒼side
さあ氷雨さんはどうk!?
キン!
「あっぶな…!初手からぶっ放しすぎでしょ…」
「…まだまだ行くぞ…雪剣『六花』…!」
(12連撃…!?…隙が無い…!しかしないなら作るまで!)
「わが虚盾に喰らう力を与える…対象は触れた物の物理法則!」
「「…喰らえ!!」」
(…なっ…!剣の勢いが完全に…)
「ポーカーフェイスが崩れましたね、氷雨さん?…喰らえ…氷剣『雪花』」
(…盾に当たった右手の武器が動かない…!それなら右に向かって攻撃が来るはず…ならここでの最適解は…)
「…まさか一発で避けられるとは、初見殺しとして自信があったんですがね。」
(…危ない、まさか物理法則すら奪われるとは…武器を離してなかったら負けだったぞ…)
「…物理法則すら喰われるとはな…」
「気づいてたんですか…。」
「…能力から可能性は考えていたからな、にしても厄介だな…」
(…近づいたらさっきのような攻撃で追い込まれるな、ならここは…)
「槍、ですか…考えましたね。」
「…近づいてのバトルの場合盾に当たった瞬間危険になる。なら間合いを取って隙をつくほうがいい。そうだろう?」
(すぐ攻略を見つけられるとは…やはり対人戦の経験の差が大きいか。)
(…あいつの盾はそこまで大きいわけではない、必ずどこかのタイミングで隙ができる。)
((…この勝負、ペースに持ち込まれたら逆転出来なくなる…!))
「今度はこちらから…行きます、虚術『虚突』」
(…刺突で攻めてくる……いや違う…!虚ということは無属性!てことはまさか…!)
「うおりゃあああ!!」
(やはりシールドバッシュ…!うまく全身を盾で守ってきてやがる…)
「…なら…凍土『氷山』」
「なっ!?」
(下から氷…いや氷山か!?ちっ体が浮かされた…)
「…ここからの方向転換は難しいだろう?」
(後ろに…!)
「っ!舐めるなあ!」
(盾の物理法則を喰らう!簡易的な足場!)
「いっけええ!」
剣を…振り抜く!
「…やはりそうするよな…」
(!?噓だろ…ここまでが氷雨さんの誘導…!)
『白糸』
(氷の糸を足場に…飛んで避けられた…)
「…君はなかなかやるな。だが…チェックメイトだ、蒼。」
(くっそ…完全に手を読まれた…)
「……降参です。」
「…強いな、お前。その歳でそこまでやれるとは…」
「よく言いますよ…完全に手を誘導して詰みまで持ってかれたのに…」
「…経験の差だ、このまま戦っていけばお前も出来るようになる、お前と戦うのは楽しかった。またやろう。」
「!はい!お願いします氷雨さん!」
戦闘シーンってこんなに難しいんだ…先人の方達の凄さを実感しました…




