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暗黒の魔女  作者: kuma383
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~暗黒の魔女~ 二章・オットー様の覚悟 「30.決戦前日」

オリバーと仲間たちはパカロンが襲撃されてからの一ヶ月、シャロンと対決するための訓練を続けてきました。そんなある日、ついにシャロンが動き始めたと思われる現象が起こりました。

ある夜、夜空に緑色に(あや)しく光る文字(もじ)()かび上がりました。



決戦(けっせん)は、明後日(あさって)の夜。』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



翌朝(よくあさ)、オリバーは『(かく)()』を(おとず)れました。中ではイザベルやヴォルフたちとともに、オットー様とクララ様がいらっしゃいました。



「おお、ローゼンハイン殿、待っていたぞ。」



「オットー様…。お怪我(けが)具合(ぐあい)はいかがですか?」



「イザベル嬢の治療(ちりょう)は本当によく()いた。体力はもう完全に回復(かいふく)したようだ。」



オットー様は(うれ)しそうにおっしゃいましたが、やがて真剣(しんけん)表情(ひょうじょう)をされました。



「…ローゼンハイン殿、ついに明日、シャロンとやらがここへ()めてくるようだな。」



「はい。間違(まちが)いはないようです。街の住人(じゅうにん)避難(ひなん)も進んでいるようです。」



ヴォルフとリリー、そしてビアンカの実家(じっか)であるヴァルトシュタイン家が街の人たちへ避難(ひなん)勧告(かんこく)したので、人々は(すみ)やかに街の外へと出ていました。



「それでも、お前たちと一緒に戦うと言ってきかない男たちがまだ街中(まちなか)にたくさん残っているがな。」



ヴォルフは困ったように言いました。



「ああ、どうもそうらしいな…。」



オリバーも少し困ったように(まゆ)をひそめました。すると、オットー様がオリバーにおっしゃいました。



「ローゼンハイン殿、それでは()がその者たちの旗頭(はたがしら)となる、というのはいかがかな?」



「えっ?すると、オットー様がオーベルクの(たみ)を、(ひき)いる、と…?」



オリバーは(おどろ)いてオットー様に聞き返しました。



「そうだ。(おそ)らくその者たちは、オーベルクからてこでも動きはしまい。だが所詮(しょせん)烏合(うごう)(しゅう)、シャロンに太刀打(たちう)ちできるとも思えない。そこで、()統率者(とうそつしゃ)としてその者たちを指揮(しき)するのだ。そうすればその者たちは義勇兵(ぎゆうへい)として存分(ぞんぶん)に戦え、(ぎゃく)撤退(てったい)(すみ)やかにできる。良い考えだとは思うのだが…。」



オリバーはしばらく考えていましたが、やがて言葉を(はっ)しました。



「わかりました、オットー様。よろしくお(ねが)い申し上げます。」



オットー様はオリバーがすんなりと受け入れたことに少し(おどろ)かれたようです。



「これはこれは…、少しは反対されると思ったのだが…。」



オリバーは苦笑いして言いました。



「失礼な話ですが、てこでも動かないのはオットー様も同じかと…。目がらんらんとしていらっしゃいます。それに、やはりシャロンに復讐(ふくしゅう)したい気持ちもおありでしょう。」



オットー様は笑顔を見せておっしゃいました。



()ずかしい話だが、まったくもってそのとおりだ。()肉体(にくたい)をこのように傷つけ、()の街の(たみ)たちをことごとく()みにじったシャロンが(ゆる)せないのだ。



それに、ヘルガ女…ヘルガ嬢もあなたの元で必死(ひっし)訓練(くんれん)を続けている様子を見ると、()がここで(だま)っているわけにもゆかぬ。そう思ったのでな。無論(むろん)、今までここに(かくま)ってもらった身としては、大々的(だいだいてき)に外へ出てゆくことには気が引けてしまうのだが…。」



イザベルは(こま)ったようにため息をつきましたが、オットー様に文句(もんく)を言うことはしませんでした。もう(あきら)めがついているようです。



「ただしオットー様、あまりに戦況(せんきょう)不利(ふり)な時には強制的(きょうせいてき)退却(たいきゃく)していただくこともあります。その点だけはご理解(りかい)ください。」



「もちろんだ。魔術師(まじゅつし)が相手の戦い方はあなた方のほうがずっと(くわ)しい。その指示(しじ)(さか)らうことなどありえないからな。」



オットー様は笑顔でおっしゃいました。オリバーも笑顔を返しました。



「くれぐれもよろしくお願いします。…よし、そうと決まったら急がないとな。ヴォルフ、街に残っている男たちを街の広場に集めてくれ。今回のことを伝えよう。」



「わかった、すぐに行ってくる。」



ヴォルフはそう言って(あわ)ただしく外へ出て行きました。それと()()わりに、クララ様が部屋に入ってこられました。どこか不安げです。



「クララ様…。いかがなされましたか?」



「ローゼンハイン殿、一つお願いがあるのです。」



「何なりと。」



今晩(こんばん)もチュンフェイとヨウフェイをここによこしてほしいのです。少しでも平常心(へいじょうしん)(たも)ちたいのです…。」



オリバーはここまで不安げな表情をされているクララ様を見たことがありませんでした。



「わかりました、クララ様。(おお)せのとおりにいたします。どの道、今夜は作戦会議(さくせんかいぎ)のためここに集まるつもりでいました。」



オリバーの言葉を聞いて、クララ様は少し安心されたようです。



「ありがとうございます、ローゼンハイン殿。少し気が楽になりました。」



クララ様はそうおっしゃると、オットー様に一礼(いちれい)して部屋を出て行かれました。オットー様は何か意味ありげな表情でその様子をご(らん)になっていましたが、すぐに(はげ)しく()きこまれました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



街の広場に、多くの男たちが手に武器を持って集まりました。ヴォルフが小さな木箱(きばこ)の上に上がりました。



「ヴォルフさん、みんなを集めて一体どうしようって言うんだい?」



「俺たちを避難(ひなん)させようったって、ここから去るつもりはないぜ!」



「俺たちの街は俺たちで守るんだ!」



男たちは口々に叫びました。ヴォルフはそれに負けない大声で叫びました。



「おい!静かにするんだ!…俺ももうみんなを避難(ひなん)させることは(あきら)めた。そこでだ、みんなを指揮(しき)して下さる方をお連れしてきたんだ。」



男たちは途端(とたん)にざわざわと動揺(どうよう)し始めました。ヴォルフは苦笑いを始めました。



「やれやれ…、状況(じょうきょう)が変わった途端(とたん)右往左往(うおうさおう)なんて、先が思いやられるよ…。そうですね、オットー様。」



「まったくだな、ヴォルフ。」



顔の半分を包帯(ほうたい)で巻かれたままのオットー様がオリバーとイザベルに(ささ)えられ、ヴォルフの代わりに木箱(きばこ)の上に上がりました。街の男たちはあまりのことに口をポカンと開けたままです。オットー様は苦笑いしたままおっしゃいました。



「皆聞いてくれ。このような姿(すがた)にはなってしまったが、()ずかしながら()はオットー・フランツ、パカロン城主(じょうしゅ)のオットー・フランツだ。シャロンによって壊滅(かいめつ)させられたパカロンから(から)くも()げ出し、今まで身を(かく)していた…。



だが、()執念深(しゅうねんぶか)い。必ずシャロンに復讐(ふくしゅう)()たそうと心に(ちか)っていた。そして今、その機会(きかい)(あた)えられたのだ。



…もし皆がこのオーベルクを救いたいというのならば、()の元で戦ってはくれぬか?ローゼンハイン殿たちほどではないが、少なくとも皆よりは()の方が戦いについての知識(ちしき)はある。()とともに(けん)を取り、義勇兵(ぎゆうへい)として、このオーベルクを守ろうではないか。」



男たちは夢を見ているかのような表情をしていました。やがて、一人の男が武器を高く突き上げ、つぶやきました。



「オットー様、ばんざい…。オットー様、ばんざい…。」



それに呼応(こおう)するように、声の()はどんどん広がっていき、最後には広場を大合唱(だいがっしょう)支配(しはい)しました。



「オットー様ばんざい!オットー様ばんざい!」



オットー様はホッとしたような表情を()かべられました。そして(たか)らかに宣言(せんげん)されました。



「皆の覚悟(かくご)()がしかと受け取った!()もオーベルクを守る戦いに死力(しりょく)()くすことを(ちか)う!」



「うおおおおおおっ!」



広場に大歓声(だいかんせい)(ひび)(わた)りました。



「これから夜まで通して作戦(さくせん)()ることとする。皆、自らの持ち回りを心にしっかりととどめるように!」



オットー様はそうおっしゃった後、ヴォルフを呼び寄せました。



「ヴォルフ、お前は戦いには参加(さんか)するな。」



ヴォルフは(おどろ)いたような顔でオットー様を見ました。



「なぜです、オットー様。古傷(ふるきず)を引きずっているとはいえ、(わたし)はこれまで(もっと)もよくオットー様に(つか)えてきたと自負(じふ)しております。それに(わたし)はクロスボウの使い手、(きず)関係(かんけい)ありません。オットー様のおそばから(はな)れることは…、」



()もお前がもっとも()忠義(ちゅうぎ)()くしていると思っている。だからこそ(たの)みたいのだ。…万が一に(そな)え、『(かく)()』でクララを守ってほしいのだ。」



ヴォルフは(だま)ってオットー様を見ています。オットー様は続けました。



「お前にも(だま)っていたことだが…クララは()の子を身ごもっている。イザベル嬢には見抜(みぬ)かれてしまったがな。シャロンは強敵(きょうてき)だ。どんなことが起こるかまったく想像(そうぞう)できない。だから万が一の時に(そな)えてクララを守ってほしいのだ。(たの)む。」



オットー様はヴォルフに深々(ふかぶか)と頭を下げました。ヴォルフは戸惑(とまど)いながら、今度はオリバーとイザベルの方を見ました。二人は笑顔で(うなず)きました。



「心配ないさ、ヴォルフ。俺たちだって重要(じゅうよう)本拠地(ほんきょち)の一つを(うしな)うわけにはいかないんだ、初めから『(かく)()』の守備(しゅび)に何人か()くつもりでいた。その役をあんたがやればいいだけの話さ。」



オリバーの言葉に、ヴォルフはようやく意志(いし)を固めたようです。



「…わかりました。ヴォルフ・ザックス、この命に()えても『(かく)()』、そしてクララ・フランツ様をお守りいたします。」



「ありがとう、ヴォルフ。それでこそ()の一番の忠臣(ちゅうしん)だ。」



オットー様はしっかりとヴォルフの手を(にぎ)りました。オリバーとイザベルはそれを(おだ)やかに(なが)めていましたが、やがてイザベルがハッとしたように言いました。



「いけません、ミニエー家のお屋敷(やしき)で皆さんが待っています。」



「おっと、そうだった…。オットー様。」



「わかっている。さあ、一刻(いっこく)も早くあなたたちの最後の訓練(くんれん)をまっとうしてくるのだ。()はここで待っている。」



「わかりました。イザベル、急ごう。」



オリバーとイザベルは急いでミニエー家のお屋敷(やしき)に向かいました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今日はミニエー家のお屋敷(やしき)に仲間たちが全員集合しています。建物(たてもの)の中ではローズとモニカが魔術(まじゅつ)練習(れんしゅう)をし、建物の外では他の仲間たちが全員が()(みだ)れて戦闘訓練(せんとうくんれん)をしています。とはいえ、アリスとエミリーはその中でもロジェばかりを集中攻撃(しゅうちゅうこうげき)していました。



「うわああああっ!」



ロジェはエミリーに突き飛ばされました。



「前日でこれ?今日のうちに遺言(ゆいごん)を残しておきなよ。」



(すき)ありっ!」



ロジェを見下(みくだ)すエミリーの背後(はいご)からマチルドが飛びかかりました。しかしエミリーはサッと体を反転(はんてん)させると、マチルドの攻撃(こうげき)をしっかりと受け止め、(ぎゃく)()()ばしてしまいました。



「うおぅ!?やられちまった!くそーっ、不意打(ふいう)ちが決まったと思ったのに…。」



「ロジェになど意識(いしき)を置いているわけではないのだから、当然の結果ね。」



ロジェは何か言いたそうでしたが、背後(はいご)からゆらりと(あらわ)れたチュンフェイの攻撃(こうげき)をまともに食らってしまいました。



「うがあああああっ!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



少し(はな)れたところではパトリックとレオンがものすごい(いきお)いで戦っていました。二人とも相手の攻撃(こうげき)的確(てきかく)に読み、相手の攻撃(こうげき)正確(せいかく)()けています。



格段(かくだん)と腕が上がっているね、レオン!」



「そっちこそ!お(めぇ)だけは敵にまわしたくねぇぜ!」



そのすぐ近くでラルフは仲間たちの荷物(にもつ)見張(みは)っていました。しかし、時々隙をついて誰かがラルフを攻撃(こうげき)してきます。ラルフが荷物(にもつ)を守るための訓練(くんれん)です。



「おっと!危ない危ない。」



ヘルガがラルフに向かってきましたが、ラルフはしっかりとその攻撃(こうげき)を受けとめました。



「うーん、お見事!」



ヘルガは笑顔でそう言い残すと、今度はハンスとペーターのところに走って行きました。



「あの人が女王様なんて…今となっては信じられなくなってきたなぁ…。」



「やったネ!荷物(にもつ)はいただきヨ!」



死角(しかく)からいつのまにか近づいてきていたヨウフェイが荷物(にもつ)の前で(おど)りまわっています。



「あっちゃあ…。油断(ゆだん)したなぁ…。」



ラルフは思わず(ひざ)をポンと(たた)いて(くや)しそうに笑いました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



一方、建物の中ではローズとモニカが対峙(たいじ)していました。



「スノーハーム!」



モニカが叫ぶと、モニカの頭上(ずじょう)魔力溜(まりょくだ)まりから吹雪(ふぶき)がローズめがけて(おそ)いかかってきます。ローズが負けじと魔術(まじゅつ)を使いました。



「ファイアーストーム…!」



ローズの(はな)った(ほのお)は雪を()かし、ローズの元にとどく前に水となって(ゆか)()らしました。



「うーん、やっぱりこうなりますか…。」



モニカは少し残念そうです。(ほのお)魔術(まじゅつ)(こおり)魔術(まじゅつ)にとっての天敵(てんてき)です。



「大丈夫…。相手が(ほのお)魔術(まじゅつ)を使うより先に(こお)らせてしまえば…。早さと強さが課題(かだい)…。とにかく練習(れんしゅう)…。」



「そうですね。イザベルさんたちが来るまで、もう一頑張りしましょう。」



「わかった…。あ…ちょっと待って…。」



ローズは自分の肩を三度叩きました。すると、アンドレアスが出てきました。



(わたし)を呼んだか?」



「アンドレアス…。あなたは(ほのお)魔術(まじゅつ)()えられる…?」



魔術(まじゅつ)のレベルによるな。ただし、そなたが今使っている程度(ていど)のものならば何ら影響(えいきょう)はない。」



「そう…よかった…。(わたし)(ほのお)魔術(まじゅつ)を使ったら、少しだけその進路(しんろ)妨害(ぼうがい)してほしい…。威力(いりょく)(よわ)められるなら最高(さいこう)…。」



「やってみよう。」



そう言うと、アンドレアスの(かげ)はスッとローズとモニカの前に()って入りました。モニカはそれを確認(かくにん)すると、表情を()()めました。



「では行きますよ!スノーハーム!」



「ファイアーストーム…!」



ローズの(はな)った(ほのお)はモニカの吹雪(ふぶき)に向かいました。しかし、アンドレアスによって威力(いりょく)を弱められ、吹雪(ふぶき)(ほのお)を乗り越えてローズに向かってきました。吹雪(ふぶき)がやんだときには、(こお)って動けなくなったローズがそこにいました。



「やった!やりました!」



モニカは小躍(こおど)りしてローズの周りの(こおり)()かしました。



「やりましたね、ローズさん!」



「喜ぶのは早い…。今のはあくまでアンドレアスのおかげ…。条件(じょうけん)がそろわないとなかなか成功しない…。」



ローズの正論(せいろん)に、モニカは少し肩を落としました。



「この魔術(まじゅつ)()み出したのは無駄(むだ)だったのかな…。」



「大丈夫…。苦労(くろう)(むく)われないことなんて(ゆる)されることじゃない…。力を落としてはいけない…。少なくとも相手に見抜(みぬ)かれるまでは最強(さいきょう)魔術(まじゅつ)だと思う…。」



「その通りだ。そなたはよいことを言う。」



アンドレアスに()められ、ローズは少し(うれ)しそうにしました。



「それにしても、()もそなたのような魔術(まじゅつ)(あつか)う者を初めて見た。感服(かんぷく)している。」



アンドレアスがモニカに(かた)りかけました。モニカは顔を真っ赤にしています。



「別に、あなたに()めてもらわなくてもっ…。」



「ふむ…。ところで、そなたの作り上げた魔力溜(まりょくだ)まりに魔術(まじゅつ)をかけても、そなたの体に何も異変(いへん)は起こらぬのか?もしそうならば、他の者にも協力してもらってはいかがかな?」



「…あっ!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



やがて、オリバーとイザベルが部屋に入ってきました。



「いやぁ、すまない。すっかり(おそ)くなってしまったよ。」



「さっそく最後(さいご)訓練(くんれん)にとりかかりましょう。お二人とも体力を回復(かいふく)する必要はありますか?」



(わたし)たちは大丈夫です。それよりも、オリバーさん、イザベルさん、協力してもらいたいことがあります。」



「え?」



「はい?」



モニカは二人に何かを耳打(みみう)ちしました。オリバーもイザベルも緊張(きんちょう)した表情で聞いていましたが、最後にはしっかりと(うなず)きました。

いよいよシャロンとの対決が間近になってきました。ほんの少しだけ自信をなくしかけたモニカも、アンドレアスの言葉で何かを思いついたようです。そしてオットー様は義勇兵たちを率いると同時に、クララ様のことをヴォルフに任せました。



次話では戦いの前の夜、最後の作戦会議が行われます。その後、オットー様は自分の胸に秘めた覚悟をオリバーに語ります。それを受けて、他の仲間たちにも何らかの心境の変化が現れるようですが…?どうぞお楽しみに!



ちなみにクララ様はこの段階で子どもを身ごもって約三ヶ月目です。その事実を知った時、オットー様は普段の落ち着きようからは想像できないほどに喜び、お城の中を走り回ったとのことです。



では次話をお楽しみに!

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