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Meeting  作者: 吉四六かぼす
刻、同じくして現る(友野江茉利視点)
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「嘘、嘘、嘘! じゃあ何でここに来たの? 茉利の為なんて絶対嘘!」



 声を張り上げる度に窓に刻まれるヒビ。そして最後にはパァンッ……と割れてしまい、欠片が床に飛び散った。


 伯はその光景に驚くわけでもなく、じっと茉利を見つめたまま動かない。


 そして哀の含んだ表情を向けた。



「……茉利が待ってたの伯じゃない」



 下を向き、ポツリ……と呟いた。


「茉利が待ってるのは伯じゃないのに……傍にいて欲しいのは伯じゃないのに!」



 ぎゅっとスカートの裾を掴み、絞りだすように言った。


 すると伯は、一歩一歩此方に歩んでくる。


「こっ……来ないで!」



 叫ぶと、風に似た衝撃が伯めがけ飛ぶ。


 衝撃は伯の顔や身体に切傷をおわせた。


 それでもなお伯は此方へと歩み前までくると、膝をつき茉利と視線を合わせた。



「茉利ちゃん……もういいでしょう? 貴女はもう気付いてるのでしょう。自分が……」



 死んでいる事に。





 伯の言葉に、瞳から溢れ、頬を伝う涙。



 死んでる……。


 茉利が死んでる……


 茉利はコクリ……とゆっくり頷いた。



 

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