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「学年は違うけど、お友達とか作って……」
考えながらつづられる言葉。
私がこの時代の人間じゃないと理解った時、とりあえず海都と咲お母さんにはその事を伝えた。
海都は聞いてるか聞いてないか無表情のままで、咲お母さんは……。
【神楽ちゃん……っ】
と、抱き締められ、私の為にシクシク泣いてくれた。
それから、少しでも私が淋しがらない様に泣かない様にって気を使って、買い物に連れて行ってくれたり、この時代の事を教えてくれたり……いくらお礼を言っても言い足りないくらい良くしてくれて。
「……はい、私、是非行ってみたい!」
と、二つ返事をしたんだけど、まさかこんなに大きな所だったなんて……。
「まずは理事長室に行って、挨拶するんだよ」
「理事長室?」
「こっちだよ、ついておいで」
手を差し延べられ、少し戸惑いながら、私はその手をとった。
「海都、君はどうする?」
海都を振り向き、問う。
「いや、俺は……面倒だし、兄貴が行けよ」
ぶっきらぼうに答える。
「そう。じゃあ行こうか、神楽ちゃん」
「あ、はい!」
手を引かれ、建物の中に促される。私は海都を振り返りつつ、促されるまま歩数を進めた。
「……チッ」
二人を見送ると、俺は舌打ちをした。
この頃やけに仲が良くないか?あの二人。兄貴は兄貴で、家にいる時は殆どあいつの傍にいるし、あいつはあいつで……。
クソッタレ……。
3‐D
「おっはよ~、海都ぉ」
教室に入るなり、女子が腕にまとわりついて来る。俺はそれを振り払うでもなく、歩いた。
「おはよ~」
「おっはよ~」
ガタンッと机の上に鞄を放り投げイスに腰掛けると、どこからわき出たのか、左右、前後と女子生徒が現れた。
「ねぇ、さっき一緒にいた女ってさぁ、あんたんちの家政婦って言ってた子でしょ?」
「え~、マジ? あの頭が堅い女?」
「ウケるよねぇ、貴方達未成年でしょ!? だもん」
よくまぁ朝っぱらからそんなにペチャクチャ舌が回るこった。
「世間知らずのバカなんでしょ?」
「箸より重い物持った事ないんですぅ~って? あっはは~っ! マジバッカじゃん!?」
「うるせぇなぁ」
「え?」




