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Meeting  作者: 吉四六かぼす
神宮家
28/52

28


「学年は違うけど、お友達とか作って……」



 考えながらつづられる言葉。

 私がこの時代の人間じゃないと理解った時、とりあえず海都と咲お母さんにはその事を伝えた。


 海都は聞いてるか聞いてないか無表情のままで、咲お母さんは……。




【神楽ちゃん……っ】



 と、抱き締められ、私の為にシクシク泣いてくれた。

 それから、少しでも私が淋しがらない様に泣かない様にって気を使って、買い物に連れて行ってくれたり、この時代の事を教えてくれたり……いくらお礼を言っても言い足りないくらい良くしてくれて。



「……はい、私、是非行ってみたい!」







 と、二つ返事をしたんだけど、まさかこんなに大きな所だったなんて……。



「まずは理事長室に行って、挨拶するんだよ」


「理事長室?」


「こっちだよ、ついておいで」



 手を差し延べられ、少し戸惑いながら、私はその手をとった。



「海都、君はどうする?」



 海都を振り向き、問う。



「いや、俺は……面倒だし、兄貴が行けよ」



 ぶっきらぼうに答える。



「そう。じゃあ行こうか、神楽ちゃん」


「あ、はい!」



 手を引かれ、建物の中に促される。私は海都を振り返りつつ、促されるまま歩数を進めた。










 




「……チッ」



 二人を見送ると、俺は舌打ちをした。


 この頃やけに仲が良くないか?あの二人。兄貴は兄貴で、家にいる時は殆どあいつの傍にいるし、あいつはあいつで……。



 クソッタレ……。





   3‐D




「おっはよ~、海都ぉ」



 教室に入るなり、女子が腕にまとわりついて来る。俺はそれを振り払うでもなく、歩いた。



「おはよ~」


「おっはよ~」



 ガタンッと机の上に鞄を放り投げイスに腰掛けると、どこからわき出たのか、左右、前後と女子生徒が現れた。



「ねぇ、さっき一緒にいた女ってさぁ、あんたんちの家政婦って言ってた子でしょ?」


「え~、マジ? あの頭が堅い女?」


「ウケるよねぇ、貴方達未成年でしょ!? だもん」



 よくまぁ朝っぱらからそんなにペチャクチャ舌が回るこった。



「世間知らずのバカなんでしょ?」


「箸より重い物持った事ないんですぅ~って? あっはは~っ! マジバッカじゃん!?」



「うるせぇなぁ」



「え?」


 

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