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Meeting  作者: 吉四六かぼす
神宮家
16/52

16


「その様子だと、海都の奴がまた来たみたいだね」



 私の姿を見、クスクスと笑う秋都さん。


 は…っ恥ずかしい……



「あっ、これはその……あは、あはは」



 笑って誤魔化しながら、かまえたおたまを素早く背後に隠した。



「美味しそうな匂いだね」



 私の横に立ち、流しを覗き込む。皿に盛り途中のダシ巻きタマゴを一切れ掴むと、口の中に放り込んだ。


 それ、今海都が不味いって言ったダシ巻き……。



「ん~……」



 唸る秋都を見上げる様に見つめ、



「どう…ですか……?」



 と、問い質してみる。


 秋都さんの顔が満面の笑みに変わる。



「うん、美味しい!」



「本当ですか!? よかったぁ」



 ほう……と一息ついたと頃に、嫌味来訪者が再登場。



「おい居候! イチャついてないで、さっさと飯!」



 こいつだけは……



「はいはいわかりました!」



 海都に向かって、あっかんべーをすると、停めていた作業を開始した。


 

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