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「その様子だと、海都の奴がまた来たみたいだね」
私の姿を見、クスクスと笑う秋都さん。
は…っ恥ずかしい……
「あっ、これはその……あは、あはは」
笑って誤魔化しながら、かまえたおたまを素早く背後に隠した。
「美味しそうな匂いだね」
私の横に立ち、流しを覗き込む。皿に盛り途中のダシ巻きタマゴを一切れ掴むと、口の中に放り込んだ。
それ、今海都が不味いって言ったダシ巻き……。
「ん~……」
唸る秋都を見上げる様に見つめ、
「どう…ですか……?」
と、問い質してみる。
秋都さんの顔が満面の笑みに変わる。
「うん、美味しい!」
「本当ですか!? よかったぁ」
ほう……と一息ついたと頃に、嫌味来訪者が再登場。
「おい居候! イチャついてないで、さっさと飯!」
こいつだけは……
「はいはいわかりました!」
海都に向かって、あっかんべーをすると、停めていた作業を開始した。




