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一気に早口に怒りをぶつけ、ハァハァと息切れをしている私に一言。
「だから?」
──ブチッ
「出ていけバカイト~ッ!!」
パコーンッ
おたまで頭を殴り飛ばす。
「いてっ。このっ、てめっ、何しやがる! つかバカイトって……っ」
「うるさい!」
パコパコパコーンッ
反論を言う前に殴り、流しから追い出し、廊下と流しを遮る引き戸を閉める。
「ゼェッ……ゼェッ……」
これが毎朝私の日課。御飯を作りながら、それを邪魔する海都をおたまで殴って……。
あ、もちろん手加減はしてるわよ?
ふいに壁掛け時計に目をやると、針は7時30分をさしていた。
「大変っ」
秋都さんと海都は、高等学校に通っていて、家を出るのが早い。8時には家を出ないと間に合わないから、7時30分には朝食を始めないといけないのに!
焦りつつ、料理を皿に盛っていると、ガラガラと引き戸が開く。
「海都! まだやる気なの!?」
おたまをかまえ、くるりと振り向くとそこには秋都さんの姿。
「あっ……秋都さん!」
「おはよう、神楽ちゃん」
「おっ、お早うございます!」




