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「お前が美味く作りゃあいいんだよ、居候」
棘台詞は効果なく、倍にして返されてしまった。居候……そりゃ確かに私は居候の身よ。えーえー確かに。
反論するのをグッと堪え、調理の手を動かす。でも、反論しなくとも嫌味は続く。
「なんだコレ。味噌汁のネギ、つながってんじゃねぇかよ。ヘタクソ」
ピクピク…ッ
口の端が引きつる。な……殴りたいっ。
我慢。我慢するのよ神楽!
「おい、飯がかてぇぞ。飯もまともに炊けねぇのかよお前」
…………。
もうダメ。
「なによなによなによーっ! 毎朝毎朝惜しげもなく人をからかいに来て!!」
我慢出来ず、来訪者……海都に怒鳴りながら、持っていた包丁をつきつけた。
海都は動じる事なく、つまみ食いを続ける。
「私はね、なにも貴方のために毎朝早起きして御飯こさえてるわけじゃないのよ!? 咲お母さんと実お父さんと当主のおじいちゃんと秋都さんへ、お世話になっている感謝の気持ちを込めて作ってるの!! 私をからかっていじめる貴方なんかに、作ってあげてるわけじゃないんだから!!」




