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神宮家
神宮家でお世話になって、早い事に一週間経った。その間にわかった事。
神宮家は、江戸時代から続く舞妓の家系で、家は純和風。
その家の跡取りである双子の息子、長男の秋都さんの趣味は、心霊スポット巡り。優しく面倒見のいい18歳。
その片割れ、弟の海都。秋都さんが言うには、人見知りが激しく人間嫌いらしい。趣味は音楽鑑賞と喧嘩。
口が悪く、無愛想。何かしらないけど私の事が気にいらないらしくて、この頃口喧嘩ばっかり!
最初のあの態度はなんだったわけ!?
そして今日も……
「不味い」
「…………」
時刻は朝7時。怪我の手当てをしてもらったあげく、住食を面倒みてもらっているのに何もしないのは悪いと、お世話になっている間は私が朝食を作ると願い出たのだ。
早起きにも馴れた頃、私が朝食を作るのに流し(キッチン)にこもっていると、毎朝毎朝かかさず来訪者が現れる。嫌味と共に……。
「不味いなら食べなきゃいいじゃない……」
来訪者の嫌味に、台詞に棘を生やし投げ付けた。




