シスター
冒険者ギルド長「銭ゲバ!大丈夫か!」
警備隊長「しっかりしろ!」
商工会議所長「ううん・・・」
建築ギルド長「ヤバすぎるだろあいつ」
クブロ・ヴェイ「どうするんだ?」
ヤブーシ「ヤブーシの街に優秀なヒーラーがいる、ヤブーシに行こう」
「わかりました」
一行はヤブーシへと向かった。
数日馬車を走らせて一行はヤブーシへと到着した。
ヤブーシ「シスターのもとに急ぐぞ!」
冒険者ギルド長「シスター?」
ヤブーシ「ああ、ヤブーシきってのヒーラーでな」
警備隊長「優秀そうだな」
ヤブーシ「ああ、見てもらうといいぞ」
ヤブーシの言うシスターのもとへ一行は向かった。
そこは僕が以前言った寺子屋だった。
ヤブーシ「シスター!」
シスター「あら市長、どうされましたの?」
「げっ」
シスター「あらこの前の」
冒険者ギルド長「こりゃたまげた」
警備隊長「えらい美人だな」
ヤブーシ「シスター、けが人だ、見てほしいんだ」
シスター「あら、急患かしら?」
ヤブーシ「こいつだ」
商工会議所長「ううーん」
シスター「・・・ひどいけが、わかりました、みなさん下がっていてください」
商工会議所長以外の一同は後ろに下がった。
シスター「我らが神よ、この者に加護を与えたまえ」
商工会議所長にかざしたシスターの手が光り出す。
建築ギルド長「こ、これは」
クブロ・ヴェイ「すごい」
ヤブーシ「いつ見てもすごいな」
商工会議所長の顔の腫れがみるみる引いていく。
商工会議所長「ううーん、あ、あれ?痛くねえぞ?」
シスター「ふう、これで大丈夫でしょう、もう少し遅かったら危なかったです。」
ヤブーシ「ありがとうシスター」
シスター「ところで市長、この方々は?」
ヤブーシ「ああ、シン・ド・ジュクのやつらだよ」
シスター「シン・ド・ジュクの!?なぜ一緒にいるのです?」
ヤブーシ「聞いてくれシスター、もう人間同士で敵味方言ってられなくなった、人間じゃないやつが荒野に現れてこいつを殴ったんだよ」
シスター「人間じゃないやつ?」
冒険者ギルド長「ああ、初めましてお嬢さん」
警備隊長「かっこつけてやがるよ」
商工会議所長「ありがとうお嬢さん治療費はいくら?」
シスター「い、いっぺんにしゃべられても・・・」
建築ギルド長「俺たちは仲良くやってるよ」
クブロ・ヴェイ「ん?そうか?」
ヤブーシ「おいおい・・・シスターが混乱するだろう、シスター、あれは、こいつを殴ったやつは伝承の魔王かもしれない」
シスター「魔王ですって!?」
ヤブーシ「ああ、この辺で眠ってるって話だったがまさかあそこだったとはな」
シスター「あそこ?」
冒険者ギルド長「ああ、シン・ド・ジュク東のキーブカ荒野だよ」
シスター「あんな危険なところ・・・」
警備隊長「まあ俺らは慣れてるからな」
商工会議所長「まさか魔王が眠ってるとはな」
建築ギルド長「地震起こしまくってたら起こしちゃったみたいなんだよ」
シスター「ああ、なんてこと・・・」
クブロ・ヴェイ「まあもうシマがどうこう言ってられなくなったよな」
ヤブーシ「そうなんだ」
シスター「で、魔王はどのような姿を・・・?」
「人間の姿しているけど人間じゃないような・・・うまく言えないんですけど、僕の能力を見たら警戒して去って行きました」
シスター「能力?」
「はい、実は町が繋がるごとに僕の能力が強くなるんです」
シスター「どういうことでしょう?」
「はい、どうやら風水でいうところの龍脈が僕と連動しているようなのです」
シスター「風水?龍脈?」
冒険者ギルド長「急に言われてもわけわかんねえよな」
警備隊長「俺たちもわかってねえ」
商工会議所長「どういう仕組みなんだ?」
「わかりません、結果的に街の規模が僕の能力の強さになってるみたいです」
建築ギルド長「うーん、あの魔王とやらはお前の能力を見て去って行ったから、当面はお前の能力を強くするために街を拡張するしかないよな」
クブロ・ヴェイ「となると南のガワ・シーナか?」
ヤブーシ「海の男たちだな、ちょっと厄介だぞ」
シスター「そうですね、海の荒くれもの達は大変評判が悪いです」
「なるほど、でも避けては通れませんね」
冒険者ギルド長「ここまで来たら一蓮托生だよ、みんなで説得しに行こう」
シスター「私もですか?」
警備隊長「俺たちと一緒にいるのが一番安全だ」
シスター「私には寺子屋や教会での活動があります」
商工会議所長「そうか、仕方ないな」
建築ギルド長「俺たちで行くか」
クブロ・ヴェイ「むさくるしい男どもでな」
ヤブーシ「ああ、同感だ」
一同は南の港町ガワ・シーナへと向かうこととなった。




