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12/23

超多忙

はあ、忙しい・・・


シン・ド・ジュクからヤブーシへの街道の図面作り。


シン・ド・ジュクの内政。


そして新しい学校作り・・・


前世では下っ端だったからそれなりな仕事をふられたけどここまでの忙しさはなかった。


はあ、確かに学校を作って人材を育成しないと過労死してしまう・・・


おじさんたちはそれなりに優秀な部下がいるようで、統治している場所をちょっと離れるくらいは出来るみたいだ。


だからなのかヤブーシから離れようとしない。


おじさんたちは毎日のように酒盛りしながらシノギがどうの領土がどうのと喧々諤々していた。


冒険者ギルド長「それにしてもよ、これからどうするよ?領土広げるか?」


警備隊長「うーん、その学校とやらが出来て人材が育てられてからのほうがいいと思うぞ」


商工会議所長「何日和ってんだよ、南のガワ・シーナまで攻め込むのよ」


建築ギルド長「うーん、確かにちょっと攻め込むのは早い気もする、現状仕事も多いし」


クブロ・ヴェイ「俺はどっちでもいいや」


ヤブーシ「南の奴ら狂暴だからなあ・・・一筋縄ではいかないぞ」


「危険なんですね」


ヤブーシ「ああ、海の奴らだから気性が荒くてな、あとは海賊がいるとかいないとか」


冒険者ギルド長「海賊ねえ、ちょっとやっかいそうだな」


警備隊長「そうだな、船の上だと市長の地震も効かなそうだしな」


商工会議所長「格闘戦しかないな」


建築ギルド長「なんで戦う前提なんだ」


クブロ・ヴェイ「まあ揉めないに越したことはないな」


ヤブーシ「よく言うよ」


冒険者ギルド長「うるせえなお前」


ヤブーシ「くわばらくわばら」


警備隊長「まあ当面はシン・ド・ジュクからヤブーシへの街道作りだな」


商工会議所長「そうだな、街道完成させてからまた会議しよう」


建築ギルド長「と言いつつ毎日会議してるけどな」


クブロ・ヴェイ「会議という名の酒盛りな」


ヤブーシ「好きだねえ」


「(今回はまともにまとまったな)」


夜も更けてきたから僕はそそくさと帰ることにした。



次の日僕は新しい街道の図面と実際の施工が違うことに頭を抱えていた。


「この辺がこうなっているはずなんですけど」


建築ギルド長「ああ、そうか、ちょっと図面とは違うけどやり直すのは大変だからこのまま進めちまうか」


建築ギルド長は建築という建設的なことをしているせいか、他のおじさんたちよりも話が通じた。


建築ギルド長「そろそろ休憩するか」


「はい」


建築ギルド長「最近どうなんだ、仕事大変なんじゃないか」


「大変なんてもんじゃないです、やったことない仕事ばかりなんで面食らってますよ」


建築ギルド長「まあお前しか適任がいないからなあ、あの銭ゲバや喧嘩好き共なんかにやらせるわけにもいかないだろ」


「確かにそうなんですよね」


建築ギルド長「まあこの街道が出来たらいろいろ考えようぜ」


「わかりました」


僕たちは雑談した後仕事に戻った。



内政の方はというとほとんどクレーム処理係だった。


移民たちが来たのはいいがごみの捨て方がなっていない。


移民たちと原住民のいざこざ。


人口が急に増えたことによる住居不足、家賃高騰問題。


ホームレス問題。


まともに考えていたら体がもたないので僕はおじさんたちの影響で酒を飲むようになっていた。



はあ、住むところと食べる者のグレードはとても上がったんだけど、とにかく仕事の量がすさまじくて夢の中までも仕事をしてしまう。


そんな毎日を送っているうちにシン・ド・ジュクとヤブーシを繋ぐ街道が完成した。


街道が輝きだし力がみなぎる・・・


【風水レベルが3に上昇しました】

【新規スキル解放:龍脈レベル2 地震レベル2 地形攻撃レベル1】


地形攻撃だって?


試してみるか。


僕は建築現場の石材に向かって手をかざした。


「!?」


ぶおっ


空気の渦が起こり石材に亀裂が走る。


「こ、これは・・・かまいたち・・・」


建築ギルド長「げっ、お前がやったのか?」


「はい・・・」


建築ギルド長「一番下っ端扱いだけど一番敵に回したらいけないやつだよなお前」


「そうかもしれません、地震も強さが増したようです」


建築ギルド長「おいおい、せっかく街作ってるんだから地震だけはやめてくれよ」


「わかってます」


自分の力の恐ろしさに気づくとともにコントロールすることの難しさを痛感するのであった。

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