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毎夜、夢の中の公園で彼女と出会う。
毎夜、夢の中の公園で彼女と出会う。
彼女は特別な素振りを見せるわけでもなく、ただいつものように話し、笑い、時にはふざける。俺は彼女と過ごす時間を何より大切にしている。
「最近、忙しいの?」
「まあね。でもこうして話す時間があるなら、それで十分だよ。」
それは穏やかな日常だった——夢の中に限られるという点を除けば。
すごく鮮明だった。リアリティが高かった。
俺って左利きだっけ?
彼女は言う「左利きだよ。会ったときから。」
服の左側にロゴがある。右側ではなかっただろうか。
彼女は小さく笑った。
「変なとこ気にするんだね笑」
それは本当に自然な答えだった。彼女は夢であることに気づいていない。ただ、そこにいて、話をしているだけ。
俺は大変満足していた。
そして目覚めるたびに思う。
あの子がいてくれたらいいのにと。
そして俺は右手で服の右側にあるロゴに触れた。




