タイトル未定2025/05/18 03:00
夜の闇を裂くように、俺は駆ける。
基地を抜けた瞬間、電気を巡らせて身体を強化する。
筋繊維が弾けるように収縮し、視界がぶれるほどの速度が生まれる。
——かっ飛ばす。
地面が消えるように遠ざかる。
山へ向かう一本道を、俺の存在が雷のように駆け抜ける。
音の壁を突き破る勢い——いや、それ以上。
木々が揺れ、空気が燃える。
俺の体は限界を超え、加速していく。
送電線まで、あとわずか——
この力を存分に解放する時が来た。
夜の山は静かだ。
送電線へ手を伸ばした瞬間、体内に電気が流れ込む。
——充足感。
ボル :「悪くない……こうして力を補充できる場所を確保できたのは大きいな。」
身を潜めながらボルと会話する。
「雷翔、ここ数ヶ月でどんな変化があった?」
俺はわずかに笑い、空を見上げる。
「高校生活をしてみてな……友達ってのが何なのか、ほんのちょっとだけわかった。」
ボルは少し驚いていた。
送電線のかすかな唸りだけが夜の山に響いている。
ボルと赤瀬は自分たちの力を確認する。バチバチっと光る。
ボル「ハハッ!雷翔、ようやくこの時が来たな!」
赤瀬「そうだな。まずはここに軍の包囲網をこの山に誘導する。そのためにわかりやすくここまで来たんだ。」
ボル「フッ……雷翔、ついに全力を解放できるぞ。ヤンキー相手じゃ試せなかったからな。雷轟を聞かせろ!」
赤瀬「やるさ。まずは奴らに初撃を与え連携を乱す。その遠距離の部隊を強襲。その後逃亡する。すぐには追ってこれないだろう。」
ボル「上等だ。早く来ないかな…。」




