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朝、目を覚ましたとき、いつも通りの静けさだった。
カーテンの隙間から差し込む光。
廊下の向こうで微かに聞こえる鳥の鳴き声。
何も変わらないはずだった。
だけど、気づいたときには——もう遅かった。
山田和夫が、亡くなっていた。
心筋梗塞による心停止。
どうすればいい?
何をすればいい?
何を感じれば、正解なんだ?
わからない。
ただ、胸の奥が何かを失ったように空っぽになっていく。
呼吸が浅くなり、思考はまとまらない。
俺は、、、。 ただ、立ち尽くしていた。
昨夜、あの打ち上げの賑やかな声がまだ耳に残っている気がする。
火が灯る庭で、俺は何も考えずに肉を焼いていた。
湊が「仲を深めろよ」と笑いながら言った。
そのとき、何気なく「そうだな」と返した。
その言葉の意味を深く考えずに——。
なのに、次の日にはもう、この世界から彼はいなくなっていた。
俺は、まだ何も知らないままだ。
何も話していないままだ。
記憶が欠けたまま、俺は、たった一人でここに立っている。
なあ、俺は——。 どうすればよかったんだ?
「アァァ....bmFudGVuYQ==T21vaWRhc2hpdGEuIEtlaWtha3UgZG9vcmkgZGEuー!」
俺は言葉にならない声をあげる。
全身がビリビリする。視界が反転する。




