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TIPS8 個人対戦とチーム対抗戦の備忘録

 ROADの対戦は2種類ある。



 一つは個人対個人で行う対戦だ。


 一般的なゲームの対人だと思ってくれていい。暴走後に対戦を何回かしてみた。今まで見たことも聞いたこともないような武器が手に入った際にその力を実戦形式で確かめたかったり、互いの訓練のため、または争いに決着をつけるためなど理由はまちまちだが一つ確かなことはARモードでも痛くないってことだ。

 数値の上では確かにダメージを受けているが対戦モードでは痛みを感じない。まあ痛みを感じないのはあくまで剣や銃、魔法を使った場合で殴ったりしたらそりゃ痛い。この辺りは実際の喧嘩とかと一緒だ。

 ただ、例外もあるって噂もあるにはある。この辺りについてはどういうことかは想像できないがあくまで例外ってだけだ。


 ということでモンスターとの戦いとはまたちょっと違う。怯むことがあまりないからだ。互いに激しい攻防を繰り広げることができるがあまりこのモードに慣れ過ぎてしまうと危険かもしれない。なぜならモンスターと戦う時に痛みを度外視した戦法なんて取れないからだ。


 まあ安全にスキルや武器を試せるってメリットももちろんあるし訓練にはもってこいだとは思う。だからあくまで個人と個人の対戦はほどほどにしつつ目的をしっかりと持って行うことを推奨する。


 またARモードとVRモードで戦い分けることもできる。ゲームの機能を最大限発揮したい場合はVRモードが一番だろう。現実世界のマクロな物理的影響を受けずに相手を攻撃することができる。実際に吹き飛ばす技を使えばそのまま吹っ飛ぶ。


 ARモードの場合はゲームの影響がかなり強くなっているとはいえ、まだ現実世界の重力や慣性の影響を受ける。敵がモンスターならこっちの攻撃通りのアクションを受けるがやはり人間同士だと戦い方がもっさりするな。ただ、身体強化の影響は少なからず受けるからあくまでVRモードと比べた場合はってことだ。




 そして、もう一つの対戦機能はチーム対抗戦。


 これはVRモードしかなかった。まあ大勢を一か所に集めてそれぞれが現実に入り乱れて勝負するってのは何かと無理があるからな。


 名前の通り大人数対大人数で戦う。


 対戦形式は2:2から始まり最大1000:1000まで。


 敵を全滅させるか制限時間が過ぎるか、それぞれの陣営の破壊ポイントを破壊しきったら勝負がつく。制限時間が過ぎた場合は残っている人数で勝敗を決め、同数残っている場合はトップ同士の一騎打ちになる。


 ただ、一時離脱可能とはいえ対戦中はどうしても生理的な現象は来る。離脱は最大制限時間の24時間の場合は合計1時間まで許されている。その間は戦力が一時的に無くなるわけだからなるべく控えておきたい。だから、食事も排泄も睡眠もしっかり済ませて万全な状態で臨むのがある種の鉄則だ。


 また、人数対抗戦はちょっとばかり面白い要素があって敵味方合わせて1000人以上参加した時はランダムな場所または敵を倒した時にアイテムが出現する。

 このアイテムを使って戦闘を有利に進めることができるし、対戦が終われば自分のアイテムとして所持することができる。対抗戦も何度か参加したことはあるがアイテムは回復薬もあれば罠だったり武器だったり多種多様だった。

 ROADの活性化目的でチーム対抗戦があると言われているからこういった特典があるのは嬉しい限りだ。実際に暴走前は非公式だが学校同士・企業同士・自治体同士の対抗戦があったし、アイテム次第では面白いドラマも生まれたって話だった。



ー以上、とある冒険者の備忘録より抜粋ー

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