自衛隊が派遣されてきたらしい
「おぉ...ここが異世界か...漫画かアニメでしか出てこなかったのが現実になって現れたか...」
「こらぁ、64式の搬入作業手伝え。人手が足りなくてシェリルさんのゴーレムを借りてるんだから」
「すみません、異世界で気分が浮かれていました」
工場を作った翌日、自衛隊が派遣されてきた。銃は64式小銃のようで、こちらとしてもありがたい。車両はこっちで用意できるか?と言われたので料金をたっぷり貰って車両を工場で生産した
「作業は順調ですか?」
「はい、シェリルさんのゴーレムがとても良い働きをしているので助かっています」
「それは良かった。あと、早速で悪いのですが、自衛隊がなぜ派遣されたのですか?」
「...日本政府は異世界、つまりポータルの中がどうなっているのかが気になるのです」
うん、予想通りだ。日本政府は危険性などの調査や、資源の独占をしたいと思っているな。それで自衛隊をこっちに派遣および援助をする形にして恩を売りたいわけだ。だが、こっちはゴーレムや優秀過ぎる兵が居る限り、そんなことは無いと思う
「自衛隊は作業が終わったらどうするのですか?」
「自分たちは野営です。流石に物資の搬入は明日ですから...」
「なら、我が帝国の団地を使用しませんか?部屋は結構ありますから」
「う~ん...ならお言葉に甘えて...」
自衛隊は団地の空き部屋を借りる。その後、シェリルは隊長を呼び出した
コンコンコン
「失礼します」
「あぁ、座ってくれ」
三回ノックして隊長が入って来る。隊長が腰をかけるとシェリルが口を開く
「確認をしておきたいのですが、どこに自衛隊の基地を立てるつもりですか?」
「我々は、ポータルの近くに基地を立てる計画でございます」
「それでは困るのだよ。我々が最初に見つけたのだ、こちらがポータルを持つ権利があるとは思わないかね?」
「しかし、私どもの日本国の国土にもポータルがある訳でありまして、こっちで持つのが妥当かと...」
「だが、こちらの事情としても難しいのだよ。我々はビジネスをしたい。そして、日本に行くにしても検査やそれにかかる時間、所有権利で後々戦闘になりかねないのだよ」
「それでしたらこちらから日本政府に連絡を取ってみます。その報告で検討しましょう」
「わかった。とりあえずそういうことにしておこう」
「それでは自分は失礼します」
隊長は立ち上がって一礼した後に部屋を出て行った
「それにしてもシェリルさん、どうにもこっちのことを知っている感じだったな。何者なんだ?」




